■横山幸雄
16歳でフランスに渡り、1990年パリ国立高等音楽院を卒業。同年ショパン国際コンクールで歴代日本人として最年少入賞を果たし、本格的な演奏活動に入る。その後も数多くの賞を受賞し、今までにリリースされている30数枚におよぶCDは、いずれも各紙で絶賛されている。古典から近現代まで圧倒的なレパートリーを誇り、質の高さから内外の一流オーケストラや著名アーティストとの共演も多い。
演奏活動と共に、上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として後進の指導にも意欲的に取り組んでいる。東京 渋谷に「リストランテG」、京都 祇園に「リストランテ・キメラ」をプロデュースし、食と音楽を楽しめる空間を演出。また一昨年10月からは、TOKYO FM「天才ピアニスト横山幸雄のピアノでめぐり逢い(毎週日曜深夜0時半ON AIR)」のパーソナリティをつとめるなど、幅広く活躍している。昨年行なったショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサートでは、16時間におよぶ全曲暗譜演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、横山幸雄の名前はギネス世界記録「ギネス・ブック」に刻まれた。この功績に対し、ポーランド政府よりショパン生誕200年の年にショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。