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横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート

横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート
1990年のショパン国際ピアノ・コンクール入賞からはや21年目を迎える日本を代表するピアニストのひとり、横山幸雄。彼のレパートリーの2大柱はショパンとベートーヴェン。ショパンはコンクール以後ずっと弾き続け、さまざまなシリーズも行い、内容をひたすら深めている。

そして昨年5月、ショパンの作品番号がつけられた166曲を一日で演奏するという快挙を成し遂げ、ギネス世界記録を樹立。これをさらにバージョンアップし、今年の5月3日には東京オペラシティコンサートホールで遺作を含めた全212曲の連続演奏会を敢行する。さらなるギネス記録への挑戦となるこのコンサート、朝8時に幕開けし、翌日の午前2時に終了する予定というから、なんと18時間にわたる長時間プロジェクトだ。ショパンが7歳のときに書いたポロネーズ ト短調から、最晩年に作曲した「幻想ポロネーズ」まで4部に分け、ショパンの39年の人生を音でたどって行く。

ショパン国際ピアノ・コンクールの優勝者&入賞者は、コンクール後にショパンの音楽からしばらく離れる人が多い。長い期間におよぶ準備段階を経てコンクールではずっとショパンの作品だけを演奏、その後も入賞者という理由で各地のコンサートにおいてショパンの作品ばかり要求されるため、少し距離を置きたいという人、自分はもっと他の作品を弾くことができると主張する人、有名な作品だけを希望されるために飽きてしまう人など、その理由はさまざまだ。しかし、横山幸雄はコンクール後もレパートリーの中心に一貫してショパンを置き、あらゆる場所でショパンを弾き続けてきた。

「ぼくは子どものころからショパンが大好きだったため、ショパン・コンクールを受けたわけで、幸い賞をいただくことができ、以来ショパンを演奏する機会が増えて本当に幸せだと思っています。もちろんコンクールの入賞者たちがいつも同じ有名な曲、人気の高い曲ばかり要求されるために多少飽きてしまう気持ちはわかりますが、ぼくは決して飽きないですね。ショパンは弾くたびに新たな発見があり、より深く知ることができますから」


彼は1999年のショパン没後150年のメモリアル・イヤーに向け、1992年から年に2回のペースでショパンの全曲を演奏するシリーズを行った。

「当時はショパンをもっと知りたいという気持ちが強かったんです。全曲を演奏することにより、ショパンに少しでも近づきたい、そんな思いで演奏していました。その後、2005年にベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を1日で演奏するマラソンコンサートを行い、このときに共演したジャパン・チェンバー・オーケストラのメンバーとともに、この演奏会が終わらなければいいのに、という不思議な高揚感にとらわれたのです。作品番号順に第1番から演奏したのですが、第4番のコンチェルトあたりからぼくもオーケストラもぐんぐん加速して演奏に集中し、気持ちが高まっていきました。ぼくはスロースターターなので、エンジンのかかりが遅い(笑)。ようやく終わりころになって気分が最高潮になり、オーケストラとの音の対話が濃密になり、全員の間に演奏会が終わってほしくないという感覚が芽生えたのです」

そのときに、ショパンでこれができないものかという考えが頭をよぎった。1日で作品を網羅する。子ども時代の初々しい才能を楽譜にとどめるショパン、やがて恋に目覚め、よき友人を得、先生からも助言を得て作風が深まっていく。それらの作品は、当時から天才の片鱗が見えている。そして祖国を出て2度と帰れない人生に苦悩し、さまざまな人間関係のなかで成長し、そのつど作品に思いを投影させていく。最後までポーランドを忘れず、病床にあってもひたすらマズルカやポロネーズの祖国の舞曲をもとにした作品を書き続けたショパン。横山幸雄は、そんな彼の一生をピアニストとともに歩んでほしいと思い、1日で弾くというプログラムを考え出した。

「去年は実際のコンサートが決まったのがぎりぎりでしたので、自分がそれまで積み上げてきた演奏、解釈、内容でステージに臨みました。周囲からは大変ですねえといわれましたが、ぼく自身はふだんの練習のほうが長時間におよぶことがあり、体力も使い、こまかい神経も張り巡らして楽譜と対峙しているわけですから、本番はそんなに大変だとは思いません。もちろん、長時間弾き続けることに対してのプレッシャーはありますよ。でも、自分で考えたことですし、決まった以上はやるしかない(笑)。TOKYO FMのライヴ中継が決まった時点で、覚悟は決めましたね」


実は、昨年の演奏会終了直後、ステージ上でインタビューを受け、「次なる目標は?」と聞かれた。そのときに「さらにクオリティを上げたいですね」と答えた。それから1年、多くの人が待ち望んでいる「クオリティを上げた演奏会」。それが今春の212曲連続演奏会の実現という形となって具現化された。

「去年と同じことをやるのではなく、ショパンが生前出版したくないと考えて出さなかった作品、去年弾かなかった作品、ショパンが気に入らなかったのか、死後遺作として世に出た作品などを含めると、全部で212曲になったわけです。去年より46曲プラスですね。ショパンは完璧主義者で、すべての作品がとてつもなく完成度が高い。似た作品はありません。ただし、よく調べてみると、生きていたときに出版されなかった作品にもショパンらしさが現れている。ポロっと本音が出ているような曲があって、とても興味深いんです。よく画家が気ままにスケッチしたり、作家が友人に出した手紙などにその人の本質が表れているのと同様です。ショパンのあまり演奏される機会に恵まれていない小品やピアノ・ソナタ第1番などは、ショパンの異なる面が理解できて、さらにショパンを深く知ることができます」


今回の演奏順は、ポーランドの国家事業として長年編纂作業が続けられ、ようやく完成したナショナル・エディションの順序に従っている。これはポーランドを代表するピアニストのひとり、ヤン・エキエルが責任者となって編纂された楽譜で、従来のさまざまな版とはフレージング、アーティキュレーション、フィンガリングなどに大きな違いが見られる。

「ぼくはいままで使用してきたいろんな楽譜はもうからだのなかに入っているため、いまはナショナル・エディションを譜面台に乗せて練習しています。ただし、すべてそれに合わせているわけではなく、貴重な資料として役立てています。巻末にはかなりボリュームのある解説が付されていますし…。ぼくはさまざまな版を勉強し、自分が一番納得いく形で演奏しています。今回の演奏会ではその意味も含め、プログラムにはショパンの年表も掲載し、曲目解説も全部自分で書く予定です。これだけは本当に大変ですよ。時間がもっもっとほしいというのが本音ですね。だれか時間が余っている人、いないかな。それを譲り受けたいんですけど(笑)」

学生時代は10時間ぶっ続けで練習していた横山幸雄。いまも212曲を演奏するために日々練習に余念がない。聴衆に最高の音楽を届けたい、そのために神経を集中させる。
だが、体力も非常に大切。そのために大好きなテニスをして体調管理に努めている。気分を盛り上げるためにワインも欠かさない。

「自分が一番いい状態で練習に向えるよう、さまざまな工夫を凝らしています。本番では、自分がこう弾きたいというものと、練習の成果がかみあえば、幸せな18時間が生まれると思います。ぼくも楽しみながら、ショパンになったつもりで演奏するつもりですが、聴きにきてくださるお客さまは、リラックスしてのんびり聴いてくれればいいと思っています。なんといっても長時間ですから、ダラーっとして、ああショパンの子ども時代はこんなふうだったんだ、ようやく青春時代だ、いまは悩み多き時代なんだ、最後は奇跡的な傑作が生まれたんだ、ああ絶筆になってしまった、天に召されたんだと、偉大なる天才の一生をぼくとともに味わってくれれば、それでいいと思っています」


昨年の演奏会では、スリッパやエアークッションなど、トラベルグッズ持参の人が多かった。なるべく疲れないよう、それぞれがいろんな物を持ってホールに足を運んだ。

「夏休みに、海辺でボーっと一日寝転びながら地平線を見ていると、時間がゆったりと流れていくのがわかるでしょう。海の色が変わり、空も変わり、自分の気持ちも変わっていく。そんな感じを味わってほしいんです。ショパンって、どれもいい曲だなあと思ってもらえればいい。天才の音楽が出来上がっていく過程を楽しんでほしいのです。ショパンの一生のストーリーを1日で味わう。たとえばこれを3日のコンサートに分けると、全部は聴きに来られない人が出たり、ぶつ切りになってしまう。もちろん時間的にも体力的にも大変ですから、この時期のこの作品だけを聴きたいと考えて、そこだけ聴きにきてくれる人も大歓迎ですよ」

横山幸雄は、いまやもう「ショパンは他人とは思えない」という。これだけの作品を演奏し続け、暗譜し、より深く楽譜の内奥へと肉薄していく。ショパンを心から愛している彼だからこそ、成しうることである。彼が語るこのひとことに、その気持ちが凝縮しているのではないだろうか。

「ショパンをずっと弾き続けることによって、見えてくるものがある。それが大事だと思っています。何度弾いても、どんな曲を弾いても決して飽きないのは、ショパンが好きでたまらないから。頭をフル回転させながら、長時間神経を集中させて練習する。なんと幸せな瞬間なのだろうと思います。これからも生涯ショパンを弾いていきます。10代で感じたショパン、20代になってわかったショパン、30代で理解できたショパン。みんなほくの財産です。それをお客さまと分かち合いたい」


今回のコンサートは東日本大震災のチャリティコンサートとなっている。ぜひ、会場に足を運んでほしい。きっとさまざまな意味で特別な日となるに違いないから…。

「ピアニストとしてのぼくが、いま自分にできることは何かと考えたときに、このチャリティコンサートをしようと思いました。いまはコンサートの中止も多いですが、ぼくはこんなときだからこそ、少しでも人々の役に立ちたい。そして音楽でひとりでも多くの人を勇気づけることができたら幸いです」


取材・文:伊熊よし子


横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート
ALL OF CHOPIN 212~The Dream Challenge~
5月3日(火・祝) 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル

【第一部 パート1 (12曲)】朝8:00~
1 ポロネーズ ト短調 WN2 (1817)
2 ポロネーズ 変ロ長調 WN1 (1817)
3 ポロネーズ 変イ長調 WN3 (1821)
4 ポロネーズ 嬰ト短調 WN4 (1824)
5 ポロネーズ 変ロ短調 WN10 (1826)
6 マズルカ ニ長調 (1820)
7 マズルカ 変ロ長調WN7 (1826)
8 マズルカ ト長調WN8 (1826)
9 ロンド ハ短調 op.1
10 マズルカ風ロンド ヘ長調 op.5
11 ロンド ハ長調 WN15 (1828 op.73)
12 ソナタ 第1番 ハ短調 op.4
【第一部 パート2 (22曲)】午前9:25~
13 ドイツ民謡『スイスの少年』による変奏曲
   ホ長調 WN6 (1824)
14 葬送行進曲 ハ短調 WN9 (1828 op.72-2)
15 エコセーズ ニ長調 WN13 (1826 op.72-3)
16 エコセーズ ト長調 WN13 (1826 op.72-3)
17 エコセーズ 変ニ長調 WN13 (1826 op.72-3)
18 変奏曲 パガニーニの思い出
  イ長調 WN16 (1829)
19 コントルダンス 変ト長調 WN27 (1827)
20 アレグレット 嬰ヘ長調 WN36 (1829)
21 マズルカ イ短調 WN14 (1827 op.68-2)
22 マズルカ ハ長調 WN24 (1829 op.68-1)
23 マズルカ ヘ長調 WN25 (1830 op.68-3)
24 マズルカ ト長調 WN26 (1830 op.67-1)
25 ポロネーズ ニ短調 WN11 (1825-27 op.71-1)
26 ポロネーズ ヘ短調 WN12 (1826-28 op.71-3)
27 ポロネーズ 変ロ長調 WN17 (1829 op.71-2)
28 ポロネーズ 変ト長調 WN35 (1830)
29 ワルツ 変ホ長調 (1827)
30 ワルツ ホ長調 WN18 (1829)
31 ワルツ ロ短調 WN19 (1829 op.69-2)
32 ワルツ 変ニ長調 WN20 (1829 op.70-3)
33 ワルツ 変イ長調 WN28 (1829-30)
34 ワルツ ホ短調 WN29 (1830)
【第一部 パート3 (26曲)】午前10:50~
35 マズルカ 第1番 嬰ヘ短調 op.6-1
36 マズルカ 第2番 嬰ハ短調 op.6-2
37 マズルカ 第3番 ホ長調 op.6-3
38 マズルカ 第4番 変ホ短調 op.6-4
39 マズルカ 第5番 変ロ長調 op.7-1
40 マズルカ 第6番 イ短調 op.7-2
41 マズルカ 第7番 ヘ短調 op.7-3
42 マズルカ 第8番 変イ長調 op.7-4
43 マズルカ 第9番 ハ長調 op.7-5
44 ノクターン ホ短調 WN23 (1827 op.72-1)
45 ノクターン 嬰ハ短調 WN37
  『レント・コン・グラン・エスプレッシオ-ネ』 (1830)
46 ノクターン 第1番 変ロ短調 op.9-1
47 ノクターン 第2番 変ホ長調 op.9-2
48 ノクターン 第3番 ロ長調 op.9-3
49 エチュード 第1番 op.10-1 ハ長調
50 エチュード 第2番 op.10-2 イ短調
51 エチュード 第3番 op.10-3 ホ長調 『別れの曲』
52 エチュード 第4番 op.10-4 嬰ハ短調
53 エチュード 第5番 op.10-5 変ト長調 『黒鍵』
54 エチュード 第6番 op.10-6 変ホ短調
55 エチュード 第7番 op.10-7 ハ長調
56 エチュード 第8番 op.10-8 ヘ長調
57 エチュード 第9番 op.10-9 ヘ短調
58 エチュード 第10番 op.10-10 変イ長調
59 エチュード 第11番 op.10-11 変ホ長調
60 エチュード 第12番 op.10-12 ハ短調 『革命』

【第二部 パート1 (12曲)】昼12:30~
61 華麗なる変奏曲 変ロ長調 op.12
62 ノクターン 第4番 ヘ長調 op.15-1
63 ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 op.15-2
64 ノクターン 第6番 ト短調 op.15-3
65 序奏とロンド 変ホ長調 op.16
66 マズルカ 第10番 変ロ長調 op.17-1
67 マズルカ 第11番 ホ短調 op.17-2
68 マズルカ 第12番 変イ長調 op.17-3
69 マズルカ 第13番 イ短調 op.17-4
70 ワルツ 第1番 変ホ長調 op.18
   『華麗なる大円舞曲』
71 序奏とボレロ ハ長調 op.19
72 スケルツォ 第1番 ロ短調 op.20
【第二部 パート2 (22曲)】午後1:55~
73 アンダンテ・スピアナートと
   華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 op.22
74 マズルカ ニ長調 (1832)
75 マズルカ 変ロ長調 WN41 (1832)
76 マズルカ ハ長調 (1833)
77 マズルカ 変イ長調 WN45 (1833)
78 マズルカ ハ長調 WN48 (1835 op.67-3)
79 ワルツ 変ト長調 WN42 (1832 op.70-1)
80 ワルツ 変イ長調 WN47 (1835 op.69-1)
81 カンタービレ 変ロ長調 WN43 (1834)
82 プレリュード 変イ長調 WN44 (1834)
83 幻想即興曲 嬰ハ短調 WN46 (1834-35 op.66)
84 ラルゴ 変ホ長調 (1837)
85 春 ト短調 WN52a (1838)
86 変奏曲 ヘクサメロン 第6変奏 ホ長調 (1837)
87 3つの新しいエチュード 第1番 ヘ短調 (1837)
88 3つの新しいエチュード 第2番 変イ長調 (1837)
89 3つの新しいエチュード 第3番 変二長調 (1837)
90 マズルカ 第14番 ト短調 op.24-1
91 マズルカ 第15番 ハ長調 op.24-2
92 マズルカ 第16番 変イ長調 op.24-3
93 マズルカ 第17番 変ロ短調 op.24-4
94 バラード 第1番 ト短調 op.23
【第二部 パート3 (21曲)】午後3:20~
95 ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 op.26-1
96 ポロネーズ 第2番 変ホ短調 op.26-2
97 ノクターン 第7番 嬰ハ短調 op.27-1
98 ノクターン 第8番 変ニ長調 op.27-2
99 即興曲 第1番 変イ長調 op.29
100 マズルカ 第18番 ハ短調 op.30-1
101 マズルカ 第19番 ロ短調 op.30-2
102 マズルカ 第20番 変ニ長調 op.30-3
103 マズルカ 第21番 嬰ハ短調 op.30-4
104 エチュード 第1番 変イ長調 op.25-1
    『エオリアンハープ』
105 エチュード 第2番 ヘ短調 op.25-2
106 エチュード 第3番 ヘ長調 op.25-3
107 エチュード 第4番 イ短調 op.25-4
108 エチュード 第5番 ホ短調 op.25-5
109 エチュード 第6番 嬰ト短調 op.25-6
110 エチュード 第7番 嬰ハ短調 op.25-7
111 エチュード 第8番 変ニ長調 op.25-8
112 エチュード 第9番 変ト長調 op.25-9 『蝶々』
113 エチュード 第10番 ロ短調 op.25-10
114 エチュード 第11番 イ短調 op.25-11 『木枯らし』
115 エチュード 第12番 ハ短調 op.25-12 『大洋』

【第三部 パート1 (33曲)】午後5:30~
116 ノクターン 第9番 ロ長調 op.32-1
117 ノクターン 第10番 変イ長調 op.32-2
118 マズルカ 第22番 嬰ト短調 op.33-1
119 マズルカ 第23番 ニ長調 op.33-2
120 マズルカ 第24番 ハ長調 op.33-3
121 マズルカ 第25番 ロ短調 op.33-4
122 マズルカ イ短調 『ノートル・タン』 (1840)
123 マズルカ イ短調 『エミール・ガイヤールへ』 (1841)
124 スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.31
125 プレリュード 第1番 ハ長調 op.28-1
126 プレリュード 第2番 イ短調 op.28-2
127 プレリュード 第3番 ト長調 op.28-3
128 プレリュード 第4番 ホ短調 op.28-4
129 プレリュード 第5番 ニ長調 op.28-5
130 プレリュード 第6番 ロ短調 op.28-6
131 プレリュード 第7番 イ長調 op.28-7
132 プレリュード 第8番 嬰ヘ短調 op.28-8
133 プレリュード 第9番 ホ長調 op.28-9
134 プレリュード 第10番 嬰ハ短調 op.28-10
135 プレリュード 第11番 ロ長調 op.28-11
136 プレリュード 第12番 嬰ト短調 op.28-12
137 プレリュード 第13番 嬰ヘ長調 op.28-13
138 プレリュード 第14番 変ホ短調 op.28-14
139 プレリュード 第15番 変ニ長調 op.28-15 『雨だれ』
140 プレリュード 第16番 変ロ短調 op.28-16
141 プレリュード 第17番 変イ長調 op.28-17
142 プレリュード 第18番 ヘ短調 op.28-18
143 プレリュード 第19番 変ホ長調 op.28-19
144 プレリュード 第20番 ハ短調 op.28-20
145 プレリュード 第21番 変ロ長調 op.28-21
146 プレリュード 第22番 ト短調 op.28-22
147 プレリュード 第23番 ヘ長調 op.28-23
148 プレリュード 第24番 ニ短調 op.28-24
【第三部 パート2 ( 17曲)】夕方6:55~
149 即興曲 第2番 嬰ヘ長調 op.36
150 ノクターン 第11番 ト短調 op.37-1
151 ノクターン 第12番 ト長調 op.37-2
152 ワルツ ヘ短調 WN55 (1841 op.70-2)
153 ワルツ イ短調 WN63 (1847-49)
154 アレグレットとマズール イ長調
155 ソステヌート 変ホ長調 WN53 (1843)
156 フーガ イ短調 (1841-42)
157 モデラート 『アルバムの一葉』
   ホ長調 WN56 (1843)
158 ギャロップ・マルキ 変イ長調 WN59 (1846)
159 ノクターン ハ短調 WN62 (1845-46)
160 ブーレ ト長調 (1846)
161 ブーレ イ長調 (1846)
162 ワルツ 第2番 変イ長調 op.34-1 『華麗なる円舞曲』
163 ワルツ 第3番 イ短調 op.34-2 『華麗なる円舞曲』
164 ワルツ 第4番 ヘ長調 op.34-3 『華麗なる円舞曲』
165 ソナタ 第2番 変ロ短調 op.35 『葬送』
【第三部 パート3 (13曲)】夜8:20~
166 バラード 第2番 ヘ長調 op.38
167 スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39
168 ポロネーズ 第3番 イ長調 op.40-1 『軍隊』
169 ポロネーズ 第4番 ハ短調 op.40-2
170 マズルカ 第26番 ホ短調 op.41-1
171 マズルカ 第27番 ロ長調 op.41-2
172 マズルカ 第28番 変イ長調 op.41-3
173 マズルカ 第29番 嬰ハ短調 op.41-4
174 ワルツ 第5番 変イ長調 op.42 『大円舞曲』
175 タランテラ 変イ長調 op.43
176 ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 op.44
177 プレリュード 嬰ハ短調 op.45
178 演奏会用アレグロ イ長調 op.46

【第四部 パート1 (10曲)】夜10:00~
179 バラード 第3番 変イ長調 op.47
180 ノクターン 第13番 ハ短調 op.48-1
181 ノクターン 第14番 嬰ヘ短調 op.48-2
182 幻想曲 ヘ短調 op.49
183 マズルカ 第30番 ト長調 op.50-1
184 マズルカ 第31番 変イ長調 op.50-2
185 マズルカ 第32番 嬰ハ短調 op.50-3
186 即興曲 第3番 変ト長調 op.51
187 バラード 第4番 ヘ短調 op.52
188 ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53 『英雄』
【第四部 パート2 (8曲)】夜11:25~
189 スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54
190 ノクターン 第15番 ヘ短調 op.55-1
191 ノクターン 第16番 変ホ長調 op.55-2
192 マズルカ 第33番 ロ長調 op.56-1
193 マズルカ 第34番 ハ長調 op.56-2
194 マズルカ 第35番 ハ短調 op.56-3
195 子守歌 変ニ長調 op.57
196 ソナタ 第3番 ロ短調 op.58
【第四部 パート3 (16曲)】深夜0:50~
197 マズルカ 第36番 イ短調 op.59-1
198 マズルカ 第37番 変イ長調 op.59-2
199 マズルカ 第38番 嬰ヘ短調 op.59-3
200 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
201 ノクターン 第17番 ロ長調 op.62-1
202 ノクターン 第18番 ホ長調 op.62-2
203 マズルカ 第39番 ロ長調 op.63-1
204 マズルカ 第40番 ヘ短調 op.63-2
205 マズルカ 第41番 嬰ハ短調 op.63-3
206 マズルカ イ短調 WN60 (1846 op.67-4)
207 マズルカ ト短調 WN64 (1846 op.67-2)
208 マズルカ へ短調 WN65 (1848 op.68-4)
209 ワルツ 第6番 変ニ長調 op.64-1 『小犬のワルツ』
210 ワルツ 第7番 嬰ハ短調 op.64-2
211 ワルツ 第8番 変イ長調 op.64-3
212 ポロネーズ 第7番 変イ長調 op.61
   『幻想ポロネーズ』

※WNは、最新のポーランド・ナショナルエディションによる遺作の整理番号です。
ヤン・エキエル氏の推定作曲年により番号が付けられています。
なお作曲年代もナショナルエディションによるものです。
op.66以降の遺作の旧来使われてきた作品番号(op.)は、(  )内に書き添えています。
横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート

横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート

横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート

横山幸雄 ショパン・ピアノソロ未出版作品を含む全212曲完全奏破コンサート

プロフィール

■横山幸雄
16歳でフランスに渡り、1990年パリ国立高等音楽院を卒業。同年ショパン国際コンクールで歴代日本人として最年少入賞を果たし、本格的な演奏活動に入る。その後も数多くの賞を受賞し、今までにリリースされている30数枚におよぶCDは、いずれも各紙で絶賛されている。古典から近現代まで圧倒的なレパートリーを誇り、質の高さから内外の一流オーケストラや著名アーティストとの共演も多い。
演奏活動と共に、上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として後進の指導にも意欲的に取り組んでいる。東京 渋谷に「リストランテG」、京都 祇園に「リストランテ・キメラ」をプロデュースし、食と音楽を楽しめる空間を演出。また一昨年10月からは、TOKYO FM「天才ピアニスト横山幸雄のピアノでめぐり逢い(毎週日曜深夜0時半ON AIR)」のパーソナリティをつとめるなど、幅広く活躍している。昨年行なったショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサートでは、16時間におよぶ全曲暗譜演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、横山幸雄の名前はギネス世界記録「ギネス・ブック」に刻まれた。この功績に対し、ポーランド政府よりショパン生誕200年の年にショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。