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チケットぴあインタビュー

アルマカミニイト

アルマカミニイト

ペルー国籍日系3世の「エリック」と日本舞踊の師範という顔を持つ「宗彦」による男性DUO、アルマカミニイト。彼らが奏でるのは、ラテンのリズムがありつつ、和の要素をふんだんに含んだ、唯一無二のハーモニー。ストリートを中心に活動してきた彼らが、8月5日に初のワンマンライブを行う。彼らのこれまでの軌跡とともに、初ワンマンの意気込みについて聞いた。

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――それぞれが音楽を始めたきっかけを教えていただけますか?


宗彦「小さいころから日本舞踊をやっていて、それしか知らなかったので元々は音楽というものに興味がなかったんです。周りが聴いてるから合わせて聴いてる、みたいな。それがTVでCHEMISTRYさんを見た時にガラッと変わって。今までバンド形式の歌しか知らなかったので、男性二人のデュオで、こんなにカッコ良いんだ!って興味持って、そこから元になった音楽を聴いていって、自分も歌ってみたい!と思ったのがきっかけですね」

エリック「僕の父親は日系2世のペルー人なので、18歳までは南米のペルーに住んでたんですけど、南米では日本の音楽が凄く親しまれているんですね。で、父が日本に仕事で行った時に、日本のCDを沢山ペルーに持って帰ってきたんです。その中から特に僕が演歌に興味を持って、家族でカラオケに行った時とかよく歌ってたんですが、南米では日系社会が行うカラオケ大会っていうのがたくさんあって、色々な大会で優勝したのがきっかけで、もっと音楽を知りたいって思って、日本に来たのが始まりですね」


――そんなお二人が出会ったきっかけというのは?


宗彦「2011年の2月に「FOREST AWARD」というオーディションがあって、そこで初めて出会いました」

エリック「僕たち二人は特別賞をいただいたんですが、最後、表彰のときに審査委員長が「2人でやればいいじゃない」って言ってくださって」

宗彦「冗談だと思いましたけど、実際にやる事になりました(笑)」


――あははは!お2人のお互いの第一印象はどうだったんですか?


エリック「リハーサルの時から宗彦は凄いスター性を感じました」

宗彦「ウソでしょ(笑)」

エリック「いやホントだよ!リハーサルで最終審査に残った人が全員1人1人歌っていくんですけど、宗彦の歌が終わった瞬間に僕拍手したんですよ。この人が優勝だ!って」

宗彦「ひとり余裕な奴がいるなと思ったんですけど(笑)あとからエリックだと知りました。で、僕はエリックを基礎がしっかりしてるな、上手いなって思ってたんですけど、後から聴いたら、こういう人前で演歌以外の歌を歌うのは初めてだったって聴いて、びっくりしました」 エリック「その時はDEENさんの『このまま君だけを奪い去りたい』を歌いました」

宗彦「でもよくよく思い出すと、所々こぶしが効いてるんですよね(笑)」

エリック「緊張してたので(笑)」


――それで、特別賞をとって、実際に2人で組まれた訳ですけど、このアルマカミニイトっていう名前の由来は何なんですか?


エリック「僕の出身であるペルーってスペイン語なんですね。で、スペイン語でアルマっていうのが「魂」、そしてカミニイトっていうのが「小道」っていう意味なんです」

宗彦「元々僕が日本舞踊で育ったというのと、エリックが歌手になりたくて日本に来た、っていうのをそれぞれ、和の気持ちを日本の包装文化の「紙」と、外国と日本とを繋げる「糸」に例えて、「紙に糸」っていう意味もあるんです」


――なるほど!それで4月に発売したシングル「茜」なんですけど、お二人の持ってる和の感じが根底にありつつ、ちょっと体が勝手に動いてきちゃうような、そんな不思議な曲って印象があるんですけど


宗彦「初めて聴いたときは、正直2人とも歌った事がないタイプの曲だったので、ちょっととまどいました。ただ、よくレゲエとかであるンチャ、ンチャ、っていうアフタービートのリズムの曲だったので、そこを意識して歌う様にしましたね」

エリック「僕たちが「FOREST AWARD」という自然をテーマにしたオーディションから出てきた2人だったので、この曲から自然を感じてもらえたら良いな、という想いもありました」


――アルマカミニイトはストリートライブなんかも積極的にやられているという事で、そういった場ではわりと初めて見るお客さんの前でやって、今度8月5日(日)にやるワンマンライブは、自分たちを見に来たお客さんの前でやる訳ですよね?それぞれ臨み方は違うんですか?


エリック「そうですね、ストリートの場合は歌を聴いてほしいっていうのがまず第一で、ワンマンは自分たちのパーソナルな部分を知ってほしいっていう思いでやりたいなと思っています。ただどちらもお客さんも楽しませるというのは変わらないですね。ストリートで僕らを知った方には、是非ワンマンに来ていただいて、僕らの成長を感じてほしいですね」

宗彦「僕たちはストリートが凄く好きで・・・あ、エリックは分からないけど(笑)」

エリック「いやいや、好きですよ(笑)」

宗彦「やっぱり僕らの事を知らない人の前で一生懸命歌って、感動してもらうのって凄く嬉しいんですよね。で、今度ワンマンなんかで僕らの事を知ってる人の前でやるってなった時に、やる事はもちろんストリートとは違ってくると思うんですけど、ただ芯の部分は変えちゃいけないな、って思ってます」


――ちなみに、ワンマンでやる事ってあるんですか?


宗彦「新曲なんかもやるとは思うんですが、そこはまだ秘密で(笑)ただ、今僕が挑戦してる事があって、パンデイロっていうタンバリンみたいな楽器なんですけど、それをがんばっている最中ですね」

エリック「あと、ワンマンまでに2人で決めた目標があって、僕はワンマンライブまでに、1日5個単語を覚えるっていう目標で、2ヶ月前から決めているので、全部で300個憶えなきゃいけないんです」

宗彦「で、僕が腹筋を6つに割るっていう目標で(笑)だからパンディエロをやりながら、腹筋してます」。


――あははは!どっちも大変そうですね。じゃあワンマンでは2人の努力の成果が見られるという事で!


宗彦「ただちょっと疑ってるのが、エリック本当はもっと日本語ペラペラで、知ってる単語を憶えた事にしてるんじゃないかって思ってます(笑)」

エリック「何言ってるの!(笑)そんなことないよ!(笑)」


――(笑)では最後に、アルマカミニイトをここで初めて知った方も、もう知ってるという方もいらっしゃると思いますが、これを見ている方にメッセージを。


エリック「初めてのワンマンライブでオリジナル曲はもちろん、皆さんがご存知であろうカバー曲もやらせて頂く予定ですので是非観に来てください!」

宗彦「今までの観たことのある方にもない方にも、とにかく満足して頂けるように練習に励みたいです! 100点満点のライブにしなければいけないから、120点を目指さないと(笑)。皆さんと会えることを心より楽しみにしております」




取材・文:佐久間 隆(ぴあ)

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<公演情報>
「アルマカミニイト 1st Live "UNO!"」
・8月5日(日) duo MUSIC EXCHANGE(東京都)