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チケットぴあインタビュー

姿月あさと

姿月あさと
宝塚歌劇団・宙組の初代男役トップスターを経て、現在はソロ・ボーカリストとして、ミュージカルやコンサートに大活躍の姿月あさと。作曲家・三枝成彰とともに贈るシンフォニック・コンサート、3年目を迎える今年は、4月28日(月)サントリーホール、5月27日(火)ザ・シンフォニーホールの2公演を開催する。

──小さい頃から“音楽”や“歌う”ことに興味があったのですか?

「音楽は4歳の時にピアノを習っていたぐらいで、元々は歌よりもダンスが好きだった。なので、本格的に音楽を始めて歌うことに興味を持ったのは宝塚に入って10年ぐらいした頃からですね。普段から音楽を聴いたり、コンサートに行ったりすることは好きだったのもあって、もっと色々な“音楽”にかかわりたい、勉強したいって思い始めたの」

──宝塚ではと男役として活躍されてましたが、ソロ・ボーカリストとして活躍されていらっしゃる現在との心境の変化は?

「宝塚時代は“男役”という肩書きがあったので、低い声をださないとないけないっていう制約があったけど、今は“男役”とか関係なく低い声も、高い声も一人の歌い手として出せる。何ていうか“人間楽器”みたいな感じ。型にはめられらることなく“歌い手”として、色んな音楽を勉強していきたいの!」

──退団後、結婚されて海外で生活することになって、“音楽”に対する世界観は変わりましたか?

「海外ではアフター5が充実してて、大人が気軽に音楽を聴けるBARがあったり、いろんなジャンルの音楽に触れて、音楽が生活の一部になってたりして、ホント身近にあるものなんだって心から感じたの。だから、クラシックの敷居が高いイメージや、枠を取っ払いたいと思っています」

──今回は1部が童謡、2部がプッチーニの名作を中心としたプログラムですが。

「この選曲面白いでしょ? 童謡なんて小学校の時、言われるがまま歌っていた感じでしたけど、改めて歌詞を読みかえしてみると深いのよ! 『故郷』は成功して故郷に帰るような内容だったり、『赤い靴』なんて横浜の山下公園に像が建ってたりするし、歳を重ねて歌詞の意味あいを理解でき、歌っててもその情景を思い浮かべながら歌えるようになった。それに、この童謡を三枝先生がフルオーケストラで演奏するためにアレンジして下さったので、小学校の音楽の授業で聞いた曲が、フルオーケストラの荘厳な雰囲気で“大人の童謡”になってるし、そして、2部は存分に“大人の時間”を味わえるようになってるのよ」

──4月の東京公演に引き続き、5月には地元・大阪公演が開催されますが、お客さんへの印象はどうですか?

「東京と大阪で、さらにお客さんの反応によって、同じ曲を歌っていても、まったく違ったコンサートになるの。土地柄もあるのかなぁ。東京は真摯な感じで、大阪は熱い感じ。コンサートでの音楽はみんなと一緒に創るものというのが体感できるの。だってステージに立ってる私が、この違いを感じることが楽しみでしかたないの。これぞライブの醍醐味!!」

──では最後に、今回の公演の見所はなんでしょうか?

「プッチーニもオペラも難しい……と思ってる人でも、今回はプロデューサーでもある三枝先生による、曲目の解説も聞けるのでオペラにも詳しくなれます! それにゲストでピアニストの横山幸雄さんも出演してくださるの。めったに人の伴奏なんてして下さる方ではないので、ファンの皆さんはもちろんのこと、絶対見ないと損しますよ! 最後に、時間があれば、ぜひ東京公演、大阪公演どちらの公演も来て、見比べて実際に感じてもらえたら嬉しいですね(笑)」


取材・文:ぴあ編集部