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チケットぴあインタビュー

back“cast”away

back“cast”away
CDはライブ会場での販売と通販限定、メジャーどころかインディーズ・デビューすら果たしていないバンドが、成長の階段を全速力で駆け上っている。岡山県出身の同郷メンバーが志をともにしてバンドを結成、メンバー自身の力で開催を手がけた渋谷O-Westワンマンライブを大成功させたback“cast”away。
<心を動かす音楽>で多くの人と繋がりたいと語る注目のバンドが、3月28日・渋谷クラブクアトロというさらなるネクスト・ステップへ挑む! ドラマチックな成長物語を自らの力で描く彼らに、ぜひ注目していただきたい。

――前回の渋谷O-WESTのワンマンライブは、メンバー自身の手作りというか、皆さんが自ら運営を手がけて成功させたんですよね?


雅磯「はい。O-WESTは僕らにとって初めてのワンマンだったんですけど、その1年前の時点で、ライブの動員は多くて20人とかっていう世界で。で、来年は自分らにとって大きい年にしようじゃないかと。そういうライブを一度やるなら、失敗してもいいから真剣にやらないかっていう目標を僕らなりに立てて……。O-WESTまでの1年、365日で、1日に一人増えても満員にはならない、どうやったって無理だよってみんなに言われましたけど、そこで俺らは逆に一丸となって。で、当日まで何人入るか分からない状況だったんですけど、控え室からモニターを見たら、会場に入れないくらい人がいるっていう……。それを見て、この1年やってきたことは間違ってなかったんだなっていうのは本当にすごく感じましたね」


――1年前とは比べ物にならないくらい動員が飛躍した理由は、皆さんの音楽とライブのパワーが見る側に強く伝わったからだと思います。そのback“cast”awayの音楽とライブが持っているパワーみたいなものを、皆さん自身はどんなふうにとらえていますか?


雅磯「まず、ライブのテーマは、<感情を動かすライブ>ですね。ステージの上では、自分が本気で良いと思うものを……。泣くも笑うも、自分がそのとき本気で感じてるものが、ステージ上の姿には出てると思うんですよ。そういう、喜怒哀楽を全部出す、<感情を動かすライブ>っていうテーマで僕たちはやってるんで……。変にカッコつけるとかそういうのが嫌いなんで、<人の心を動かす音楽>っていうことが僕らのテーマです」
MAsA「自分がこのバンドでやりたいのは、まずは<歌>を大事にしたいっていう。そういう思いが基本にあって、ジャンルは関係なく、ときにはジャズっぽいものに寄ることもあれば、ロックに寄るのかフュージョンに寄るのか、みたいな色々なパターンがあるとは思うんですけど。だから、まずは<歌>を大事にした温かい音楽っていうのがあったうえで、その中にどこか面白みがないと僕はつまらないなと思っているので、変拍子とか転調が入ったりっていう色んなアプローチで面白みを感じてもらえる音楽が好きですね」
yu-to「僕も、そういうものが全面に出てるメロディがやっぱり好きなので、バンド、ソロを問わずそういう音楽が好きでよく聴くし。曲作りは、僕はメロディ先行でまず書いていって、アレンジをバンドやってっていう流れでやってるんですけど……。あくまでキャッチーで、そこに伝えたい言葉が一番よく乗るようにっていうのを意識してやってますね」
しゅーへー「僕は、基本的に、バンドの中で自分が<スパイス>になれればなと思っていて。ロックはやっぱり僕らのスタイルの根本にあるんですけど、それだけに固まってると曲の中で喜怒哀楽が出せないと思うので、色んな音楽を聴くようにはしてるんですね。僕自身が結構飽きっぽいところもあるんで(笑)、色んなアプローチを出していきたいっていう思いもありますし。だから、例えばジャズっぽいものがどっかに入ってたりリズムが16分のダンスビートっぽいものとか、色んな要素が曲の中のどこかに必ず入ってたら面白いなっていうのは常に持って曲作りをしてますね」


――<感情を動かす音楽>に乗せる歌詞に対しては、どんなこだわりを持っていますか?


雅磯「僕はまず第一に、自分が経験したことを歌詞にしたいなと思っていて。で、僕ら、路上ライブもたくさんやってるんですけど、そこで色んな人に自分たちの音楽を聴いてもらって、その人たちとちょっと会話もできたり……」
MAsA「そう。ストリートライブに立ち止まってくれるような人って、例えば毎日の忙しさみたいなもので、自分の感情を当たり前の感情として動かせなくなっちゃってるような人も多いと思うんです。でも、僕らの音楽に立ち止まってる瞬間は、その人の人間味みたいなものが全部出てるというか……。良いところもダメなところも、<普段はそういうのを外に出せてないんだろうな……>っていうようなことも話してくれたりするんですよね」
雅磯「例えば、パッと見はすごく真面目に見えても、じつは学校に行けてないっていう子がいたり。で、そういう経験は僕も少なからずしているから、その子はたぶんこういう思いがあってきっとこうだよなみたいなこととか、色々な思いが生まれてくるんですよね。そういう中から、自分なりの思いを言葉に込めて投げかけて共感してくれたら嬉しいし、聴いてくれる人達と同じ高さの目線で伝えてあげられたらいいなっていうのはすごくありますね」


――そういう出逢いから生まれてくるものはたくさんあるでしょうね。色々な人と出逢って、色々な人の人生を知って、そういう人達にメッセージを送るっていう。切ない歌詞ももちろんありますけど、色々な人の<感情を動かす>前向きなメッセージを。


雅磯「そうですね。<明日の希望>か<夢>みたいなものを、ウチらはたくさん曲の中で歌っているんで。もちろん、<前向き>ですね!」


――その<感情を動かす音楽>をさらに多くの人たちに伝える大切な場所になる、3月28日の渋谷クラブクアトロへの意気込みをお願いします!


yu-to「今回も自分らで作り上げるライブなので、やっぱりなかなか一筋縄じゃいかないことが多いですけど……。俺も<感情>でライブをやりたいし、色んな人達の<感情>が集まった景色を見てみたいです! で、それを糧にしてまた先へ進んでいきたいですね」
しゅーへー「クアトロって、<あの人みたいになりたい!>みたいな、自分が音楽を始めるきっかけになったような憧れの人もたくさん立った場所じゃないですか。僕は、そういう何かに憧れる気持ちを忘れたくなくて今まで音楽をやってきたんですよね。僕らはファンの人達のことを<ファミリー>って言ってるんですけど、その憧れとか色んな気持ちをback“cast”awayの<ファミリー>と共有したいんで……。俺らは本気で立ち向かうんでお前らも本気で来いよ、っていう感じですね!」
雅磯「このライブをやる日は、初ライブからちょうど3年になる日なんですね。そういうところでも、自分たちにとっては分岐点というか、ある意味区切りな感覚もあるので……。<ファミリー>と一緒に成長している姿を、ぜひ見に来て欲しいです」
MAsA「そう。back“cast”awayを結成した当時に、本当に何気ない感じだったんですけど、バンドのイメージマークみたいなものを<三つ葉のクローバー>にしたんですね。曲にもしたぐらい、<三つ葉のクローバー>が大好きで。<四つ葉>だと幸せをもう手にしちゃってるけど、<三つ葉>も幸せとか色々なものを探してるんだよっていう意味ではすごく大切なものなんだっていうことを、僕らはずっと歌ってきたんですよ。で、クアトロのライブを決めたときに運命かのごとく<3月28日>が空いていて(笑)、それを<三つ葉の日>ということで……。クアトロで四枚目の葉を手にして<四つ葉のクローバー>になろうじゃないかっていう意味が、今回のライブにはあるんです。僕たちもまだ<幸せ>にはたどりついてないし、見てくれた人が僕たちの音楽で<幸せ>を手にして、みんなが<四つ葉のクローバー>になってくれるようなライブがしたいと思ってます!」



取材・文:道明利友