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チケットぴあインタビュー

カラーボトル

カラーボトル
彼らが鳴らすのはまさに、“情熱”がほとばしる音。自ら立ち上げたレーベル『SUPER SOUL COMPANY』からミニアルバム『情熱のうた』を2月にリリースし、そのエネルギッシュな音色を2011年のカラーボトルは、東日本大震災に被災してしまった故郷・宮城県はもちろん全国へ向けて届けてきた。来年2月にニューアルバム『COLOR BOTTLE』をリリースすることを早くも発表するとともに、12月23日には地元のZepp仙台、恵比寿リキッドルームでファイナルを飾る全国ツアーもその後に控える彼らが伝えたい熱きメッセージは、今のこの時代にポジティブな光を射し込んでくれるはずだ。

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――2011年は2月に『情熱のうた』をリリースしましたが、あらためて振り返ると、今年は皆さんにとってどんな意味のある年になったと思いますか?


竹森「『情熱のうた』は、僕の中では“生まれ変わった”というか……。またいちから自分達の音楽と向き合ってあの作品が出せたから今がちゃんとある、っていうふうには感じてますね。自分達が音楽を通して伝えたいものとか、大切にしていくべきものって何なんだろうっていうことを心底話し合って、みんなでベクトルをしっかり揃えて挑めた作品だったので。『情熱のうた』をリリースしたときにみんなと話したのは“魂”っていうキーワードと、作品を作っていく中でたどりついたのが“情熱”っていうもので、そのあと3月にあった震災は僕らどういう音楽を届けていくべきなのかをもう一度考えさせられた出来事だったし、そこで変わったこともあったし……」


――日本人全員がそうっていうのはもちろんですけど、宮城県が地元の皆さんは特に、今年は本当に大変な年だったでしょうね……。


渡辺「色々ありすぎましたね、今年は本当に。その中で色々なことをやってきた1年で、音楽に対する考え方がまったく変わりました。それはやっぱり、震災があって、被災地をまわったことが大きかったと思うんですけど。音楽を作って届けることって、意外とぼんやりしてると思うんですよ。聴いている人の顔が実際に見えるのは、僕らにとってはライブだけだし。今まではそういうような感覚だったのが、今は伝えたい相手っていうのが鮮明に見せるようになったというか」

大川「何のために曲を作るのかとか、何のために音楽をやっているのかっていうことを今年はすごく考えましたね。2月にCDをリリースして、3月に震災が起きて、4月に被災地に行ったんですけど最初は葛藤もあって……。現地に行くまで、自分達がそういう場所で何をしたらいいのか本当に悩んだんですけど、気仙沼の避難所でライブをしたときにそこの方々と色々お話をしたんですね。そこで一人のおばあちゃんが、物資とかを届けてもらうのも嬉しいけど音楽を届けてくれるのはもっと嬉しいんだよって、まっすぐな眼差しで僕に訴えかけてくれたのがすごく印象的で。音楽って、実際、生活に必要ないって言ってしまえばそういうものじゃないですか。でも、そういう中で、命ではなくて心を救えるものというか。張り詰めたところで生きている人達にも救いになれば、っていう」

竹森「そう。2月にリリースする次のアルバムにも、自分達が実際に被災地をまわってライブをしたときに感じたことが音に入っていて。被災地で絶望を味わっている人達の前で演奏しても良いのか、そもそもそういう方々に音楽って必要なのか、力を与えられるのかって疑ってしまっていたときもあったんですよね。でも、そこで演奏したときに、ずっと落ち込んでいた人が元気になっていく、30分のライブの中で笑顔に切り替わっていく瞬間を見たり、逆に、被災地のみんなをまとめていた明るいおじさんが涙をボロボロ流したりしているのを見たときに……。人の心の裏側にある感情、っていうんですかね。隠していた、抑えていた感情みたいなものを引き出すのが僕達のライブにはあるんだなって自信を持って言えるようになったというか。そのための前向きなメッセージであったり、勇気を歌うことであったり、愛とか希望を歌うこととか曲によってそれぞれ形は違っても、クサいことでも照れてる場合じゃないなって。クサいことをしっかりやっていこうっていう思いで、今は自分達の曲を作ってますね」


――前向きさ、勇気、愛とか希望……。次のアルバムは、色々なメッセージを色々な曲調に乗せて、よりまっすぐに歌っていこうっていう姿勢がさらに強くなったみたいですね。


竹森「そうですね。それプラス、みんなで楽しくなれるようなものとか、“光”を感じるものとか。なんていうか、こう……。(拳を目の前に突き出して)ドーン! っていう感じ? 書けないですね、動作で表しても(笑)。前はストレートパンチが多かったのが、今は、包み込むようなメッセージみたいなものもやっていきたいねって話もしていたり」


――オフィシャルサイトでPV先攻公開されている「アゲハ蝶」も、まさにその今のカラーボトルが伝えたいものを詰め込んだ新曲ですよね。この曲も収録されるニューアルバムのリリースも早くも発表されていますが、どんな作品になりそうですか?


竹森「カラフルですね! すごくカラフルなアルバムになりそう」
大川「今までにできなかった壮大な感じの曲も、あったりなかったり(笑)」
渡辺「ちょうど今録ってる曲は、すごくロックな曲ですね。ライブですごく映えそうな」
大川「そう。全体的にも、ライブで映えそうな曲は多いと思います」
竹森「CDを聴いていただいた人がライブに来てくれて、『こんなに激しいと思わなかったです!』って言われたりすることが結構あったんですよ。自分達はその激しさをCDにもちゃんと詰めてるつもりだけど、ある意味のギャップが今まではあったというか。そのギャップを払拭できるようなアグレッシブさだったり、躍動感を感じるねって言ってもらえるようなCDを作りたいですね」


――そのアルバムの出来を占う意味でも、「アゲハ蝶」に込めたメッセージをこのページを通してあらためて伝えてもらえれば幸いです。


竹森「伝えたい思いっていうのは曲によってもちろんそれぞれ違うんですけど、例えばこの「アゲハ蝶」が出来た経緯は、大川の地元の山元町は津波の被害がすごくあったところで。4月に僕達が行ったときにはガレキしかなかったんですけど、5月に行ったときには草が生えていて、蝶が飛んでいて……。ちょっとずつ町が変わっていく中で暮らしている人達は、現実をしっかり受け止めて次に進むために動いていて、どん底を味わったからここから上がっていくしかないんですよ、みたいな。支援してもらったことに早く恩返ししたいですっていうことを力強く語ってらっしゃって、僕らが逆に力をもらったんですよね。あの出来事をまた思い出して辛くなることはもちろんあるだろうけど、逆にこの曲をそんなときに聴いて欲しいし、全国の人達にもそのエネルギーを届けたいというか。僕らが受けた感覚を、人間の力強さとかたくましさを全面に出した音楽を通して」


――被災された方々に力を与えたいっていうのはもちろん、それぞれの生活で悩んだり苦しんだりしている人にも同じように力強いエネルギーを与えたいっていう。


竹森「そうですね。自分達が見てきたこと、聞いてきたことを音にして、それを伝えたい相手っていうのはもう本当に誰でも良いんですよ。この「アゲハ蝶」っていう曲が、今、色んな不安がある日本じゅうに響いて、人間のたくましさを……。“君はそんなに弱くないんだよ!”っていう思いを、空に舞い上がっていく蝶に例えて歌った曲なので」 大川「張り詰めたところで生活している人に対しても救いになれば、というか。みんな、抱えているものってたくさんあるじゃないですか。この曲も、そういう人が、音楽を聴くことで気持ちが軽くなって前を向くことができたり……。実際、僕も音楽に救われたタイプの人間ですし、そういう音楽の影響力ってやっぱりあると思うんですね。そういうものを自分達は作っていけるんじゃないかなって、今は思ってます」


――今現在もライブで全国を飛び回りながらの制作で大変だと思いますけど、アルバムの完成楽しみに待ってます。


渡辺「頑張ります! 逆に、良いですよね。ライブをやって、曲を作って、また色んなところにライブに行って……。色んな脳みそを使って(笑)色んなことを考えながらやれるっていう、楽しみながらの作業なので」


――そして、そのアルバムのリリース後には全国ツアーもあって、ツアーファイナルは恵比寿リキッドルームです。


竹森「リキッドルームでライブをやるのは、僕ら4回目なんですよね。今までまだ一度もソールドアウトさせてないっていうのが、目の前にある壁のひとつでもあって。それを越えたい、良い意味で次のステップに行きたいっていう思いも、『トライアゲイン~何度でも熱くなれ』っていうツアータイトルには繋がっていて。もちろん大事なのは動員だけではないんですけど、一生懸命活動してきても思い通りにならないことがあると、自分達の思いは届いてないのかなって不安になることもあって……。でも、今あらためてもう一度勝負できる自信作を持ってのツアーなので、ここが勝負ですね! カラーボトルのライブを一度観たことある人でも、“カラーボトルってこういうバンドでしょ?”っていう固定概念をぶち壊すライブになると思うので、ぜひ全国の人達に観てもらいたいです」



取材・文:道明 利友

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【魂揺さぶるロックバンド!“カラーボトル”のINFORMATION】
■2012年2月!ニューアルバムリリース決定!


■2012年アルバムワンマンライブツアー決定!
「COLOR BOTTLE IS HERE!!2012 ~トライアゲイン 何度でも熱くなれ!~」

・3月10日(土) OSAKA MUSE (大阪府)
・3月17日(土) アポロシアター (愛知県)
・3月20日(火) 福岡 DRUM Be-1 (福岡県)
・4月1日(日) LIQUIDROOM (東京都)

■ワンマンライブミニツアー
「COLOR BOTTLE IS HERE!!2011 ~カラーボトルの魂の叫び~」

・12月23日(金・祝) Zepp Sendai (宮城県)