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チケットぴあインタビュー

DAD MOM GOD

DAD MOM GOD

東京スカパラダイスオーケストラ脱退から2年、冷牟田竜之の新プロジェクト「DAD MOM GOD」が始動した。新作『Poems like the Gun』に参加したのは、ドラムスに中村達也と池畑潤二、ベースはウエノコウジ、ギター森雅樹、ホーンセクションにタブゾンビ、田中邦和、青山ケイタ。10年代を震撼させるサウンドが、生まれた。

――東京スカパラダイスオーケストラを脱退されてからここまでの経緯を、まず伺いたいんですが。


「そこから話す? 5年前に遡るんだけど、前に事故で痛めた左足が痛んでて、全身のバランスが悪くなったんだよね。身体のバランスが崩れると精神的にもバランスが崩れて、どうにもならない状態になった。出来たらスカパラをやりながら、いい状態に持ってけたらと思ったんだけど、なかなか難しくて限界ギリギリまでやったけど。それで、辞めました」


――それでも音楽を捨てる気持ちにはならなかったんでしょう?


「うん、左足の手術もしてリハビリして、戻れるかなって状態になったんだけど、いろいろ考えた結果、ひとりでやるぞって思って、DAD MOM GODの構想が生まれた」


――それはどういうもので?


「自分がやってきたことを、これから先もやって行きたいと思ったんですよ。やりたいことをやってきたので。ここでスカパラと違ったことをやっても意味がないなと思って。僕の周囲の人間は、ロックバンドやるんじゃないかと思ってたけど、スカパラと同じ様な編成にならざるを得ない編成になる。でも最小限のメンバーでやろうと思って鍵盤外して。でも7人。考えてるうちに、これいいぞって思い浮かんだラインナップを紙に書いて壁に止めておいて。次にリリースどうしようかと考えて、浅井(健一)君のところ(Sexy Stones Records)で出せないかと。彼は、やってることにブレがないし、活動に意思の力を感じる。それで電話して話して。その時には構想だけで何もなかったんだけど、その後にデモを作って、浅井君に聴いてもらって」


――浅井さんの反応は?


「うん、最初に話した時は、嬉しいと言ってくれて、デモを持ってったらすぐに電話が来て、すごくいいと言ってくれた。それで、メンバーに声をかけて、制作に入った」


――錚々たる顔ぶれですが、彼等を選んだ理由は?


「一発で、アナログで録ろうと思っていたから、それに対応出来る人。ライブのテンションをスタジオで出したかったんで。そしたら予想通りだった。ミラクルとしか言いようがないようなテイクが録れた。ドラムが、達也は無理してスケジュール合わせてくれて4曲。あとは池畑さんが参加してくれて、全部で9曲。他は僕が打ち込んだ5曲。ボーカルは最初は誰か入れようかと思ってたんだけど、メンバーから僕が歌った方がいいと言われて、やるしかないな、と(苦笑)」


――どんな雰囲気で録音してたんでしょう?


「ウエノくんと青木ケイタには助けられた。森くんには、いろいろ言ったんでプレッシャーかかっただろうね(笑)。例えば『Turn the corner』は、ベースはファンキーなジャズみたいな感じで、スカパラではやったことない曲。ウエノくんがオーセンティックなスカにしなくていいのかって気にしてたけど(笑)。そういうの考えなくていいって、皆に言って。クニ(田中邦明)くんが、あんなに攻撃的な人だと思わなかったし、森くん選んだのは正解だったと思ったし。面白かった」


――(笑)スカパラの曲も演奏してますね。


「うん、それは、やりたかったから。でも全然違う解釈だと思う」


――このユニット名がDAD MOM GODとなった由来は何でしょう?


「自分が作る音楽、表現したいことは何かと考えてると、世の中にふたつとないものを作りたいんだと思った。それが出来るのは、父であり母であり神だ、と。自分も父親になって、変わったところもあるね(笑)。子供はめちゃめちゃ面白い。自分も恋うだったんだと思うと、父母に感謝したいよね」


――5月にアルバムをリリースした後、ツアーも決まりました。意気込みのほどは?


「ライブを想定して作った作品だから、ステージでやらないと。ライブをやっている場所って、パワースポットだと思うんですよ。自分もステージに立っていて、身体の中を風が吹き抜けるような感覚を何度も味わった。あれは本当に気持ちがいい。そういうパワーを貰えるから、ライヴが出来るんだと思う。レコーディングが楽しかったから、同じぐらい楽しんで演奏したい。見てる人も楽しめると思います」



取材・文:今井智子

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