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チケットぴあインタビュー

栗コーダーカルテット・近藤研二

栗コーダーカルテット・近藤研二
それぞれに作編曲家・演奏家としての顔を持つ栗原正己、川口義之、近藤研二、関島岳郎がリコーダーを手に活動する栗コーダーカルテット。『ピタゴラスイッチ』や『山形スクリーム』『ダース・ベイダーのテーマ』などでもお馴染みの彼ら。今年15周年を記念して発売された『15周年ベスト』を携えてのツアーを前に、アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した『つみきのいえ』の音楽も担当した近藤研二がこの15年を、今回のツアーを語ってくれた!

──今年で15周年を迎えられる栗コーダーカルテットが結成されたきっかけは?

「出会ったきっかけは、僕が昔やっていたhi-posiというユニットのサポートミュージシャンとして他の3人がやってきたんですね。もちろん最初はリコーダーではなくて、栗原がベース、川口がサックス、関島がチューバっていう形で。で、hi-posiの『僕でありたい』という曲があるんですが、その曲をリコーダーだけでアレンジしたらかわいくなるんじゃないかって話が持ち上がって、リコーダー四重奏にアレンジして演奏した、ということが布石としてありまして。
それからしばらくして、元・たまの知久寿焼くんと“リコーダーだけでコンサートできたらおもしろいね”という話をしていて、じゃあやってみましょうということで、また4人で改めてライブやったんです。その時から数えて15年ですね」

──実際やられてみておもしろいな、という感じになったんですか?

「リコーダーだと一人一音しかでないので、3人がかりでやっと“ドミソ”がでるじゃないですか。3人で“ドミソ”って出して“ハモった!”っていう、純粋な初心に戻る音楽の原点のような発見があって、案外これはおもしろいぞというのはありました。普段やっている楽器との対比から始まったんで、“大人の部活動”みたいなそんな気分で始めたところはありますね。そこがどんどん膨れていっていつの間にかメインになってしまいました」

──この15年間はいかがでしたか?

「15年はあっという間でしたけど、割と頑張って活動しているのは今世紀になってからなんですね。最初の何年かはさっき言ったみたいに部活っぽいノリだったので、その季節をテーマにしたライブを年4回くらいやって、のんびりやってたんですよ。
‘97年に初めてのアルバム『蛙のガリアルド』というのを出して、NHKの『Jam the HOUSENAIL』の音楽の仕事を皮切りに、そこから映像関係の仕事とかCMの仕事とかに広がっていきましたね。
さらにNHKの『ピタゴラスイッチ』が'02年から始まったのと、ウクレレのコンピレーションアルバムに誘ってもらったのも大きいですね。今度出る『ウクレレ手塚治虫』で10作目なんですけれども、ほとんど毎回誘ってもらって。僕が主にウクレレ弾くんですが、リコーダーだけでなくウクレレも導入したことで、間口が広がりましたね。リコーダーだけだとちょっと室内楽っぽいじゃないですか?文系のノリというか。それがウクレレも使うことで、体育会系まで言うと大げさですけれど、ちょっとオープンな感じに広がったというのはあると思います。
初期からウクレレを使った曲はあったんですけれども、そのころほぼリコーダーだけでコンサートをやったんですが、どうしても間が持たなくて。これは結構厳しいって思った時に、僕がギター伴奏してやってみたら、こっちのほうが落ち着くねってなって。元々の専門楽器に戻ったって話ではありますが。今となってはコンサート中、僕ほとんどギター弾いてますから(笑)。リコーダー四重奏でやる曲が3曲くらいある程度で、今はもうギターとウクレレを半々ずつくらい弾いてますね。
ギター、ウクレレに限らず、他のメンバーも川口がパーカッションやったり、栗原は鍵盤ハーモニカを使ったり、関島がチューバや、すごくたまにですが電子音出したりとか。基本的にはみんな身軽な楽器で、アコースティックな感じでやってます。
場合によっては曲の途中で楽器を持ち替えたりもしますし。4人で賑やかに、できるかぎり飽きないようにいろいろ。もちろん先に曲のアレンジがあってのことですけどね。なので“4人でこんなにカラフルな音楽が聴けるとは思いませんでした”とよく言われますね」

──今回の『15周年ベスト』のお勧めは?

「いろんなシングルのカップリング曲ですとか、ウクレレのコンピに入っていた曲など、アルバムではなかなか聴けなかった曲を集めたアンソロジー的な内容になっています。その中で新録音の曲もありますし。『ピタゴラスイッチ』も番組の中で使われているBGMをリコーダー四重奏にアレンジしなおして、コンパクトなサイズで新録音したり、『つみきのいえ』もアルバム用にギターバージョンでやらせていただきました」

──今回のツアーの魅力は?

「15年分のいろんな曲をたっぷりお聞かせするというのが今回のテーマで、最近やらなくなっていたような割と昔の曲とかも掘り起こしたりして。自分たちたなりに15周年を総括といいますか、このコンサートに来れば栗コーダーの15年分の歴史がなんとなくわかってしまうような内容にできればいいなと思ってます。
下手するとMCでしゃべりすぎてすごい押しちゃうんで、今回はMCはそこそこに曲をたっぷり(笑)。30曲目標で。でも全席指定でラクラクと。そこがポイントになってます。くつろいで観ていただけるような内容にしたいですね」

──では、そのライブに向けて一言!

「栗コーダーカルテットの15年が2時間強でわかってしまうライブです。15周年分を垣間見れるようなライブにしたいと思いますので、ぜひ会場に足をお運びください」


取材・文:@ぴあ編集部

栗コーダーカルテット・近藤研二

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