チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

チケットぴあインタビュー

SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARI
2010年にタワーレコード限定シングル「幻の生命」が話題を呼び、 デビュー8か月という異例のスピードで初のホール公演を東京・渋谷C.C.Lemonホールで開催。凄まじい速さで成長を続ける変則4ピースバンド、SEKAI NO OWARIが、待望のメジャーからの新作リリース、そして初の武道館公演への思いを語る。
昨年リリースされた1stアルバム『EARTH』で各方面から高い評価を得、その暮れにはC.C.Lemon Hallでのライヴも成功させたSEKAI NO OWARIが、メジャーからの1枚目となるトリプルリードシングル『INORI』をリリース。メンバーのうち、中島真一(G)、深瀬慧(Vo&G)、藤崎彩織(Pf)の3人が曲を書けるのが強みであるというバンドとしての自覚があり、今回はそれぞれが1曲ずつ作曲を手掛けた。

「花鳥風月」は深瀬作曲、藤崎作詞。「気張って作ったものではなく、耳の奥で漠然と鳴っていたものが、ギターやピアノを奏でてみたときにメロディになった」と深瀬がいうこの曲は、ほのかな和テイストを持ったフォーキーさというこれまでにない魅力を携えている。「不死鳥」は中島作曲、深瀬作詞。深瀬の詞に曲をつけるカタチで何年も前から存在していた曲を、改めてバンドでやるために作り替え、全く新たな詞にしたのだという。「生と死は人類の永遠のテーマ。それを僕も人並みに悩んだり、考えたり。で、こういう作品になっているのだと思う」と語る深瀬。切ない物語が、いつになくエモーショナルな歌声に乗り、胸を締めつけてくる。

「Never Ending World」は藤崎作曲、深瀬作詞。「震災を受けて書いた曲であり、またそういう詞を深瀬に依頼した」と藤崎がストレートに言えば、「俺ごときがバッシングから逃げてどうする? と思い、震災のことと一目でわかる詞を、頭の中を整理しながら正直に書いた」と、これまたストレートな深瀬。「ストリングスと渡り合う鬼気迫る姿がカッコよかった」とLOVE(DJ)が賞讃する藤崎の弦アレンジも見逃せない。『INORI』を感じずにはいられない美しい曲だ。

こんなふうに、新たなフィールドを歩み出した彼らには夏フェスからも引く手あまた。そしてなんと、11月22日には初の武道館公演も決定した。現在メンバーは、ジャケットなどアートワークを手掛ける仲間たちとも寝食を共にして、アイディアの具現化に励んでいる。「ライヴというよりショーという意識で臨む」というそのステージには、彼ら独特の美意識、世界観が、今までにないスケール感で提示されるはず。斬新さへの飽くなき探求心と行動力に、心から期待しよう。

(インタビュー・文/藤井美保)


■SEKAI NO OWARI at 日本武道館
【日時】11月22日(火) 19:00開演
【会場】日本武道館(東京都)


■SEKAI NO OWARI Major 1st Single
「INORI」
1.花鳥風月
2.不死鳥
3.Never Ending World
2011.8.17 RELEASE
TFCC-89337 / \1,260 (tax in)