――今度の新曲『パレオはエメラルド』は今まで妹のように思っていた女の子に、夏の海で恋してしまうという男子目線の物語です。 疾走感があって爽やかなSKE48らしい楽曲だと思いますが、まずこの曲の印象を教えていただけますか。
須田「音源をいただいて、家で初めて聴いたとき、イントロのどっと盛り上がるところでもう“この曲好きだ!”って思いました!」
桑原「歌詞もすごく素敵で、こんなシチュエーションに憧れるなぁって。恋される側もいいけど、男女が逆のパターンもあると思うんです」
高柳「切なさも感じる、すごく深い歌詞だなって思います。今までのSKE48の曲って、直球な歌詞のものが多かったんですけど、今回はちょっと大人びているというか。ちゃんと理解したときに、表現がまた楽しくなりました」
秦「選抜が16人になってから『1!2!3!4! ヨロシク!』『バンザイVenus』とお祭り的な曲が続いていたので、少し感じの違うこの曲を16人で歌うとどうなるんだろうって思いました。実際に歌って踊ってみると、爽やかさと切なさの中に勢いがついて、曲の中にある衝動的なものを感じていただけるのではと」
――秦さんは、選抜に選ばれるのは今回が初めてですよね?
秦「はい、そうですね。今まで、入れたらいいなっていう気持ちはあったんですけど、まさか選ばれるとは思っていなかったので不思議な感じがします。ですけど、せっかく選んでいただいたので“秦が選抜に入ってよかった”って言ってもらえるように頑張りたいです」
――今回のMVは全編ハワイロケということで、初の海外ロケだったとか?
全員「すっごく楽しかったです!」
桑原「メンバーが4つのグループに分かれて、それぞれでストーリーが進行してくんですけど、私とまさな(大矢)とちゅり(高柳)がストイックチームで、カヌー部の設定なんです」
平松「で、私と須田ちゃんと佐和子ちゃんは男の子をナンパに誘うガーリーチームで(笑)」
大矢「カヌー部は、撮影前に本物のカヌーの先生と、カヌーをやっている女の子と一緒に練習して、オールの持ち方から漕ぎ方まで、イチから教えていただいたんです。だから、MVのカヌーのシーンは、本当にリアルな技術を取り入れていて、すごく時間かけてるんですよ」
高柳「雨の中練習していて、でも雨が上がった時に虹がかかったんですよ。それでテンションが上がって、撮影を乗り切れました(笑)」
須田「実際にハワイの海で踊ってみて、それまでこの曲について想像していた風景に色が付いたというか、劇場やコンサートで歌う時にハワイの景色を思い出しています」
――水着での撮影もSKE48としては初めてですよね?
平松「やっぱりちょっと恥ずかしいかなって思ったんですけど、みんな同じ立場だし、お風呂に行ったら服を脱ぐのと一緒で…」
桑原「それは違うやろ(笑)」
平松「(笑)というより、現地の方々が普通に水着で過ごしているので、私たちも違和感なく水着でいられたんですよね」
――各地のZeppを巡る初の全国ツアー「真夏の上方修正」も佳境を迎えていますが、今回の新曲をお披露目してどうでしたか?
大矢「選抜に選ばれた時から、ファンの方たちに早く見てほしい、一緒に喜んでほしいって思っていました。笑顔で迎えていただいたときに、本当によかったなって」
須田「選抜に選ばれるのは、やっぱり当たり前のことではないので、今回また選ばれて、ファンの方がおめでとうってことを伝えてくださったときに、ファンの方と一緒にいただいた選抜の位置だと思って嬉しくなりました」
平松「選抜以外の子も、頑張っている子はたくさんいるので、私のファンの方以外にもしっかりやっているところが伝わらないといけないと思いました。あと、私は1期生で、SKE48に入って3年目なんですけど、やっとみんなで全国を回れたという感動も大きいですね」
――最後に、今回の新曲『パレオはエメラルド』のアピールポイントを一言。
秦「SKE48は、やっぱり劇場でファンの方々と一緒に公演をするのが主体なので、ミックスや歓声をいただいて、この曲を一緒に完成させてほしいと思います」
平松「今回のMVで、初めて水着の私たちを見ていただいて、ファンの方々も歌詞に共感していただけるんじゃないかと」
高柳「“パレオはエメラルド”っていうタイトルにしたのはどんな意味があるんだろうとか、私も想像を膨らまして楽しんでいるところです。主人公がエメラルドみたいに輝けるように、私たちもこれからお仕事をすることで磨かれていく姿をみなさんに見てもらえたらと思います!」
上から、チームSの大矢真那、桑原みずき、須田亜香里、平松可奈子、チームKIIの高柳明音、秦佐和子