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チケットぴあインタビュー

theSoul

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'06年1月、自分たちの手でZepp Fukuokaでのライブを行い、1200人というインディーズとしては異例の動員数を記録。そして同年9月、ついに念願のメジャー・デビューを果たしたtheSoul。福岡と東京を中心にストリートライブを行い、インディーズ時代から注目を集めていた彼らは、どこか懐かしさが漂う歌詞と、耳について離れないメロディーで老若男女問わず人気を誇っている。1月10日(水)には2ndシングル『白い街』をリリースし、3月には1stアルバムをリリース。そして1年の時を経て、彼らが再び“はじまりの街”Zepp Fukuokaへと戻ってくる!

──この1年間を振り返ってみて、どんな年でしたか?

河野「1ヶ月前のことを正直覚えていないくらい密度の濃い1年でしたね。4人の手で作り上げた1月のZepp Fukuokaから始まったんですが、このライブは、自分たちの自信に繋がったり、東京に帰ってからの活動に良い感じで影響できたなと感じています。」

──当時はまだインディーズだったんですよね?インディーズでZepp Fukuokaでライブを行うのは、ちょっと異例な感じかな、とも思うのですが…。

河野「いろいろな場所でストリートライブをやってきたんですが、当時はまだライブハウスでライブをしたことがなかったんです。せっかくだからお客さんを一斉に集められたらいいね、という話からこの計画がスタートしたんですが、だったらどこでやるのが皆を一番驚かせることが出来るのか、それを考えた時に出てきた答えがZepp Fukuokaだったんです。 3ヶ月間自分たちだけでプロモーションを行ったのですが、結果的に多くの人に集まって頂くことができて嬉しかったです。」

──何かと大変なことも多かったんじゃないですか?

河野「そうですね。でも、このライブを成功させることが出来たら絶対良い方向に進むはずだ!と思って、一生懸命頑張りました。実際にいろんなことがスタートしたのもここからですし。」

──その後、いよいよ念願のメジャー・デビューを果たしましたね。

河野「全国キャンペーンなどへは4人で車で廻っているんですが、途中でラジオをつけた時に自分たちの曲が流れてきた時なんかは、『あー、俺たちメジャー・デビューをしたんやねー』と改めて実感します(笑)。それに、ラジオを聴いたリスナーの方々から良い反応が返ってくる時なんかはやっぱり嬉しいです。」

──曲を作る上でインディーズ時代と何か変わったことなどありますか?

楯岡「theSoulはドラムがいないんですが、『誰も知らない歌』も『白い街』もプロのドラマーの方が入ってくれたり、そこにピアノが加わったり、全てが初めて尽くしでドキドキの連続でした。最終的には自分の力以上のものを引き出してもらったような気がします。」

村井「インディーズの時までは、僕はコーラス的な役割が多かったんですが、『誰も知らない歌』からツイン・ボーカルというスタイルに変わったんです。初めてのレコーディングで1人マイクの前に立たされた時、どうしてもコーラス的な歌い方になってしまい、なかなかリード・ボーカルの位置に一歩踏み出して歌うことができなくて…、最初はそれが自分の中で一番大変だったんですね。

『誰も知らない歌』は、theSoulとしてメジャー・デビューへ一歩踏み出す作品になったんですけど、それぞれが大きく前進することが出来た作品になったんじゃないかと思います。」

──1月10日(水)には2ndシングル『白い街』もリリースですね。

河野「曲自体は広がりのある壮大なミディアムバラードに仕上がったんですが、実は凄くパーソナルな世界を描いている作品ですね。上京してからずっと4人で暮らしているんですが、都会で生活していると、多くの人が行き交うけれど互いの孤独は決して交わることはないという印象を凄く受けていて…。
そんな中で、目の前にあるたった一つの愛だけは信じてこの街で生きていこうという、本当にシンプルな小さな思いを描いたんです。それまでtheSoulはそこまで激しい歌は作っていなかったんですけど、今回は敢えてその“都会の冬”というものを表現したかったんです。」

楯岡「ギター以外は、ストリングスだったりピアノだったりの綺麗な感じで纏まっているんですが、エレキギターの音が入ることでただの綺麗な雪の情景だけじゃなくて、都会の街に降っている雪を表現することができたんじゃないかと思います。」

──3月にはニュー・アルバムもリリースされますね。

河野「“ジャンルに捕われずに楽しく心揺さぶる音楽をやっていく”というのがtheSoulのバンド・コンセプトなんですが、今回あらゆることに挑戦しています。金ちゃん(金城)とかは、実はハード・ロック出身なんですよ。」

金城「このバンドに入るまでは、ずっとハード・ロック・バンドで、ロン毛で頭振ったりしてました(笑)。」

河野「それぞれが別々のジャンル出身なんです。僕は'70年代の歌謡曲が好きなんで、カップリングの曲はもろに'70年代の曲になってたり。」

──確かに『誰も知らない歌』は懐かしい感じというか、ご年配の方にも馴染みやすい曲ですね。

河野「世代を超えてあらゆる方に響いていく曲を作っていきたいと常々思っています。実際、オフコースさんとかチューリップさんなど、あの懐かしい匂いを感じるよ、と声をかけられることもよくあって、純粋に嬉しいですね。

それに、財津(和夫)さんにお会いした時に、『誰も知らない歌』を凄く気に入ってくれて、一度ラジオ番組に呼んで頂いたことがあるんですが、『チューリップの良いとこ取りをしているね』と言って頂いて、凄く嬉しかったです。」

──尊敬しているアーティストは誰ですか?

河野「4人とも共通しているのが、CHAGE&ASKAさん。地元が一緒だったというのもありますし、やっぱり熱さが好きなんです。僕らもCDで聴くよりもライブで観たらこんなに熱いバンドだったんだ、とよく言われるんですけど、そんな共通点もありますし。

今回『誰も知らない歌』『白い街』のアレンジを、CHAGE&ASKAさんのアレンジをずっと手掛けていた十川さんにやって頂けて、それにほとんどのスタッフがCHAGE&ASKAさんのスタッフの方々で、その中でやらせて頂けて感動でした。」

──3月には、約1年ぶりにZepp Fukuokaでのライブが控えていますね。

河野「4人が1年間いろんな場所で吸収し、成長した部分を地元の皆さんに見て頂きたい…、その気持ちが一番ですね。今度はアルバムの曲などを披露したいなと思ってます。」

──初めてtheSoulのライブを観る人にはどんなところを観てほしいですか?

金城「音を聴いたらそのバンドのやりたいことはわかると思うんですが、人間性までは分からないと思うので、ライブでは人柄にも触れてほしいです。」

楯岡「ライブはCDよりも気持ちが伝わりやすいし、やっぱり生のtheSoulを観て頂きたいというのが一番ですね。」

村井「ライブという同じ空間で、自分たちは歌や演奏でメッセージを送り、ファンの方からは力を貰って、そういう絆をライブで繋げていきたいです。」

河野「毎日生きる力が出ないとかなんか1人で寂しいなとか感じたら、僕らのライブに来て、theSoul独特のライブの温かい空気感を味わって頂きたいです。」

──では最後に、theSoulの更なる目標は?

河野「やっぱり紅白歌合戦出場!これはインディーズ時代から言っていたんですけど、それに向けて地道な活動はずっと続けていきたいです。そして、ファンの方と一緒に成長して、長い間愛されるバンドになりたい、それが一番ですね。」


取材・文:菅原美幸(チケットぴあ九州)

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プロフィール

 '03年、河野健太郎(Vo、G)、村井清崇(Vo)の2人で結成。'04年に楯岡裕人(G)、金城裕紀(B)が加入し現在の編成に。福岡でのストリート・ライブを中心に活動し、“福岡一、人を集めるミュージシャン”と呼ばれるようになる。その後メジャー・デビューを目指し上京、'06年9月に『誰も知らない歌』でメジャー・デビュー。