- ――全日本とドラゴンゲート、接点のなかった両団体の初合体のご感想は?
武藤「ウン。ドラゲーの“いい評判”は常々、聞いてますよ。堅実なイメージもある。あと、ドラゲーファンって固定客が多いと思うし、そういうファンにも“武藤敬司ここにアリ”を見せたいね」
CIMA「一生交わることがない、と思っていた武藤さん、全日本さんと絡めるのは、ホントにうれしいですね」
――CIMAさんは、ファン時代に武藤さんの試合を観ていた?
CIMA「自分が中学生のとき、近所の体育館にいらっしゃって、武藤さんはベイダーと試合したんです。そのときのムーンサルトに衝撃を受けて……。ボクは緊張しないタイプですけど、今日は胸が高ぶってます」
武藤「ホント? ゴマすってんじゃないの(笑)」
CIMA「いやいや(笑)。これだけのサイズでスタイルがよくて、海外で言えば、ハルク・ホーガンみたいな圧倒的オーラがある。勝手に憧れてます」
――武藤選手から見たCIMA選手は?
武藤「やっぱり、凄くセンスのよさを感じさせる選手ですね。……ただ、ドラゲーって小型の選手が多いよね? 最近、自分も10キロ減量したんだけど。彼らはスピーディーだからコンディションを維持して、一生懸命付いていきたいね」
CIMA「全日本さんは、ウチと違って大きい選手が多い。そういう選手のダイナミックなプロレスを現場で、体感したいし、消化できる部分は持ち帰りたいです」
――対戦相手は、諏訪魔(全日本プロレス)、吉野正人(ドラゴンゲート)、ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)のチャンピオントリオ。お二人は、5代目タイガーマスクと夢トリオを結成します。
CIMA「武藤さんは、普段は近づけない存在。いろんなものをリング上で盗ませてもらいたいですね」
武藤「ただ、俺のタッグの定義は、パートナーに80パーセント働いてもらうってこと。残りのおいしいところは俺がもらうから(笑)」
CIMA「じゃあ、武藤さん10パーセントで、ボクも10パーセント、あとは5代目に任せましょうか?(笑)」
――最後に、大会への抱負を聞かせください。
武藤「点になるか、線になるかわからないけど、お祭りを楽しみたい。世の中、不景気ですから、みんなが元気になるような試合を見せたいね」
CIMA「こういう機会は少なかったんで、自分自身楽しみだし、それはお客さんにも伝わる。貴重なお祭りにしたいです」
――当日は、あのAKB48も応援に駆けつけますし。
CIMA「ビックリしましたよ! 自分も携帯に曲を入れてますし、ウチの選手には、劇場まで行ってる人もいますから(笑)」
武藤「なんならAKBのファンも取り込みたいね。一発、ウチの選手とスキャンダルで起こしてもらいたいなぁ~(笑)」
記者会見で、「(ザ・グレート)サスケのマスクを剥がしたい」と意気込みを語った武藤に、「武藤さん、タイガーマスクさんとも華があるので、その間で僕が枯葉とならないように頑張りたい」と控えめのCIMA。コメントは対照的ながら、お互い団体を牽引するものとしてチャンピオンチームに負けるわけにはいかない。お祭とは言えど、真剣勝負が期待できそうだ。
取材・文:真下義之
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