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7月5日(土)・埼玉スタジアム2002での引退試合を目前に控えた山田暢久。最後の花道を前にしても、現役時代と同様に飄々とした山田の姿がそこにあった。浦和レッズ一筋20年、GK以外のあらゆるポジションを淡々とこなし、Jリーグ史上初の同一チームでの500試合出場という金字塔を打ち立てた山田を直撃した。

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未練? ありますよ。今でも現役をやりたいぐらいです

――引退から約5ヶ月が過ぎました。まず、現在どんなお仕事をされているのか具体的に教えていただけますか?

所属は浦和レッズ強化部で、平日は育成のサポート、土日はスカウト活動が多いですね。平日は午後1時にクラブハウスのある大原サッカー場に行って、そこからミーティングをしたり、デスクワークをしたりして、夕方からはジュニアユース、ユースチームが練習している別のグラウンドに行って育成の練習に参加するという感じです。週に1回だけジュニアチームのサポートもしていたのですけど、今は引退試合が近づいてきているので、なるべくユースチームの方に行って、入れるときは一緒になってプレーさせてもらっています。土日のスカウト活動は、大学リーグや、今だと高校総体の県予選が行なわれているので、いろいろな試合を見に行ったりもしています。

――強化部のデスクワークって、どういったものなのですか? もしかして、山田さん専用の机もある?

あります、あります! 机以外にも、仕事用のパソコンと携帯電話を支給されました。それで、そのパソコンでスカウトとして見に行った試合の報告書を書いたりしています。

――書類をパソコンで作るという経験は、選手時代には?

ないですよ! だから、全部聞きながらやっています。隣にいるのが田畑(田畑昭宏。浦和レッズを経てジェフユナイテッド市原、コンサドーレ札幌でプレー。引退した現在はレッズ強化部に在籍)なのですけど、田畑にはすごく迷惑をかけていると思いますね。わからないところがあったら、いっつも田畑に「これ、どうするの?」と聞いていましたから。最近ようやく、ある程度はわかってきました。

――これまで約20年間、選手生活を送られた後、そういう生活をするというのはどうですか? 慣れましたか?

もう、プレーヤーでいる方が全然いいですよ!

――理由は何となくわかる気はしますが……一応、詳しく聞かせてもらっていいですか?

正直、選手のときは、練習が長かったとしても2部練習で午前午後やるというのが最長でしたからね。それ以外はフリーの時間だったので、それを考えたら選手の方が楽ですね。今は朝から夜までということもあるので、あまり休めない。まだその生活のリズムに慣れてなくて大変ですが、徐々に慣れてくると思います。

――少し顔がふっくらしたようにも見えますが?

太りましたね。4、5㎏増えましたから。体を動かす機会が少ないですし、スカウトをやっていると、会食の機会もあったりするので(苦笑)。

――引退を決意されてからここまでの間に、「現役に戻りたいな」と思ったときはありますか?

ありますよ。今でもやりたいぐらいですもの。埼スタでのホームゲームを何試合か見させてもらったのですけど、「やっぱりいいなあ」と思いましたからね。そういう意味では、今の仕事はトップチームとは直接の関わりがなく離れているので、それは逆によかったのかな。離れていなかったら、またサッカーをやりたくなってしまいますからね。

――強化部に入ったからには試合を見ることが仕事の一部になったと思いますが、現在ブラジルで開催されているワールドカップはご覧になっていますか?

仕事として、見ています(苦笑)。現役のときは、自分のポジションと重なる選手のプレーを中心に見ていたのですけど、今は仕事なので(笑)、どういったゲーム内容なのかとかを見なければいけないし、自分が指導者だったらという立場で見ていますね。「この状況をどうしたら変えられるのか」とか考えながら。ただ、現役時代の最後の方もベンチが多くて、ベンチ脇でウォーミングアップしながら、そういうことを分析して試合を見ていることは多かったですね。

――そのほかの点で、現役時代と引退後でサッカーに対する思いや接し方など、変わったところはありますか?

ん~、どうですかね。ただ、これからサラリーマンは自分にはできないと思いしますし、自分にはサッカーしかないですからね。今のところは監督になることを目指しつつ、ライセンスを取ることを目標にやっています。

ショー的な試合よりも、負けてもいいのでガチでやれたらうれしい

――さて、7月5日(土)の引退試合が間近に迫ってきました。そもそも引退試合というものに、どんなイメージを抱いていますか?

福田(正博)さんの引退試合は日本代表に呼ばれていて出られなかったのですけど、井原(正巳)さんの引退試合に出させてもらったことがあります。そのときに思ったのが、「ああ、主役は絶対に点を取らせてもらえるのだな」ということです(笑)。むしろ、そういう見方しかしてなかったかも(笑)。

――井原さんの引退試合に出場されたときは、山田さんも「井原さんに活躍してもらえるようにサポートしなきゃ」とか考えてプレーしていたのではないのですか?

いやいや、僕は全然そんなこと考えてなくて、普通にプレーしていましたね(笑)。俺、自分の引退試合でちゃんと点取らせてもらえるのかなあ(笑)。

――引退試合ではいろいろな演出がされたりもします。たとえば福田さんの引退試合では、福田さんが脱いだスパイクがケーブルで宙につり上げられるという演出がされました。山田さんから何か要望を出したりはしているのですか?

特にはないですね。ただ、福さんがそういう感じだったらしいので、僕はできればグラウンドにスパイクを埋めてやろうかな、と。それが許されるものならばね(笑)。

――場所は? センターサークルあたりですか?

いや、グラウンドの中だとちょっと申し訳ないので、タッチラインの少し外とかでいい(笑)。

――引退試合に出場が予定されている選手の顔ぶれも豪華ですが?

「2006年に優勝したメンバーを中心にやりたかったのですけど、それで選ぶとみんな動けないので(笑)、ある程度動けるメンバーということも考えて、声をかけさせてもらいました。それと、ロビー(ポンテ)、ワシ(ワシントン)とネネは自分の国でワールドカップをやっている期間中なのに、こっちを優先して来てくれるということで、それは凄くうれしいですね。もちろんほかのみんなも、それぞれに仕事があったりして忙しいのに来てくれるというのがうれしいです。試合そのものも楽しみですけど、とにかく久々に仲間とゆっくり会えるというのが楽しみです。みんな、どんなふうになっているのかなと。

――引退試合で、「こういう姿をファン・サポーターに見てほしい」という思いはありますか?

そんな大層なものは、ないです! 自分が点を取りたいというのも、ぶっちゃけ、ないです。むしろ、可能であるならば、ガチでやりたいですね。

――特に主役に対しては、あまり厳しくはいかないものですからね。

そうなのですよね。でも、多少厳しく来られても、全然対応できる自信はあります。90分できるかということだけが、心配です。暑いのは苦手だし(苦笑)。一応、ユースチームと一緒にトレーニングをやらせてもらったりはしていますけど。

――具体的には、どういった感じのトレーニングなのですか?

他の高校相手の練習試合に出させてもらったりしています。もちろん、事前に相手チームの監督の許可はもらっていますよ。まあ、そうは言っても相手の選手たちも「えっ、出るの!?」みたいな感じになっていますけどね。

――それはそうでしょう(笑)。ポジションは?

動けないので、後ろの方をやらせてもらっています(笑)。それでも、高校生年代って試合中に落ち着く時間帯というのがあまりないので、結構キツいです。ずーっとハイペースのままでプレーしているから、そうすると「ああ、これ90分もたないな」って思ってしまう。

――「ガチでやりたい」というのは、それだけサッカーに餓えているということですか?

餓えているというのとは、ちょっと違うのかもしれないけど……なんかショー的な感じで試合をするのはあまりピンと来ないですよね。それよりは、負けてもいいのでガチでやれたら、そっちの方がうれしいなと思っています。


取材・構成:小齋秀樹
撮影:大崎聡

チケットぴあインタビュー 浦和レッズ 山田暢久 スペシャルインタビューのページです。近況や引退試合に向けての抱負など貴重なインタビューは必見!

INFORMATION

山田暢久引退試合
『NOBUHISA YAMADA TESTIMONIAL』
浦和レッズ×レッズ歴代選抜 Rest of the REDS

【日時】7月5日(土)17:00
【会場】埼玉スタジアム2002

【レッズ歴代選抜 Rest of the REDS出場予定選手】
ギド・ブッフバルト(監督兼選手)
ロブソン・ポンテ / 都築龍太 / 堀之内聖 / 田中達也 / 岡野雅行 / 福永泰 / 内舘秀樹 / 酒井友之 / 小野伸二 / 田中マルクス闘莉王 / ワシントン / 福田正博 / 池田伸康 / 室井市衛 / 宮沢克行 / 城定信次 / ネネ / 安藤智安 / 坪井慶介 / 平川忠亮 / 鈴木啓太

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PROFILE

山田暢久(やまだのぶひさ)

1975年、静岡県生まれ。1994年に藤枝東高を経て、浦和レッズ入り。デビュー当時は福田正博と2トップを組む。1995年以降は右サイドバック、右ウイングバックとしてレギュラーに定着。以後、トップ下、ボランチ、センターバックなどGK以外のあらゆるポジションをこなす。2004年にキャプテンに就任。2003年『ナビスコカップ』、2005・2006年『天皇杯』、2006年J1リーグ戦、2007年『ACL』と数々のタイトル獲得に貢献。2013年、史上3人目、同一チームでの記録は史上初となるJ1リーグ戦500試合出場を果たす。2002年から2004年にかけて日本代表にも選出される。2013年シーズンを以って、現役引退を発表。J1リーグ戦501試合25得点。国際Aマッチ15試合1得点。

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