チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

チケットぴあインタビュー

『カーディガン』 市原隼人

『カーディガン』 市原隼人
快進撃を続ける市原隼人が、待望の初舞台で生身の自分をぶつける! やったらやった分だけ返ってきそうな現場なので、精一杯やりたい!

――デビュー10年目で、ついに初舞台ですね。



「舞台はやりたかったですね、昔から。舞台を経験した共演者に「舞台が似合う」とか「なんでやったことないの?」って言われたりして、やってみたいなあって思いが募っていきました。やっぱり映像だと音が制限されたり、意図してとった間(ま)がカットされてしまったりってことがあるんですよね。もちろんそれぞれの楽しみ方があるんですけど、舞台は演じる側にとって、演じることを一番楽しめる場所なのかなあと思っていました」



――"三樹夫"は交換輸血を機に正反対の性格になるということで、一人二役にも似たチャレンジですね。



「モーションにしても、最初は早くて後半はゆっくりとか、恐らく声やトーンも変わらないといけないんじゃないかなと。三樹夫はヤクザで、たぶん子供の頃からまともに愛をもらったことがないんだと思うんです。本当は弱い自分を隠して、誰にでも強く当たって荒々しく生きているんですよね。それが交換輸血によって、"新しい"というか"本当の"自分に気づいていくのかなと思います」



――三樹夫とは対極の性格の"亘"に扮する中井貴一さんとの競演も楽しみです。



「映像で一度共演したことがあるんですけど、そのときガッツリした絡みはなかったんです。今回は共演者として、役以外のご本人の性格も感じていきたいです。普段同年代の役者との仕事が多いんですけど、大先輩とやれるのはすごくうれしいです! 付いていけるところは付いて、盗めるところはどんどん盗みたいと思います。自分がやったらやった分だけ返ってきそうな現場なので、本当に精一杯やりたいです」



――この2人を通じて"自分のために生きる人生"と"他人のために生きる人生"というテーマが浮き彫りになる作品ですが、現在の市原さんはどちらを魅力に感じますか?



「相手のために生きているほうがたぶん気持ちいいです、僕は。でもどちらもたぶん一緒なんですよね。相手のためにやることは、結果自分のためになっているのかなと思うし……」



――初めての舞台に、映像とは異なるどんなことを期待しますか?



「まず生ってことが一番ですよね。舞台は芝居そのものが頭、胸、手足全てに響いて、お客さんの深い部分にまで届くと思います。だからその分、ケツ拭くのも全部自分。生身の自分を見てもらったら、お客さんにまた新しい自分を見つけてもらえるのかなって。それで、自分もいろんなことに気づいていきたいです。あーなんか、(舞台に)ハマッちゃうかもしれないですよねー(笑)」




Text:武田吏都 Photo:熊谷仁男
Hair&Make:髙橋幸一 Styling:小野和美
衣装協力:
DIET BUTCHER SLIM SKIN TEL:03(5728)4765
Johnbbull TEL:050(3000)1038
Roen Showroom TEL:03(5789)6965


▼「カーディガン」
11月1日(月) ~ 11月23日(火・祝) PARCO劇場
11月26日(金) ~ 28日(日) 森ノ宮ピロティホール
[劇作・脚本・演出]田村孝裕
[出演]中井貴一/市原隼人/中尾明慶/石橋杏奈/菊池均也/伊藤俊輔/外山誠二/キムラ緑子
□一般発売:東京=10月2日(土) 10:00 大阪=10月11日(月・祝) 10:00