――本作の出演依頼がきたときや、出演が決まったときに感じたことをお聞かせください。
「以前から作品は知っていたので、単純に驚きました。新しい挑戦の場をいただけて感謝しています」
――原作(日本TVドラマ版・韓国映画版)、もしくは本作の過去公演をご覧になったことはありましたか?
「過去の公演を観させていただきました。切なくて胸を締め付けられました。自分だったらどう受け止めるんだろうか?そんなことが脳裏をよぎり、これからも目の前の愛する人としっかり向き合い、大切にしようと感じました」
――ご自身の演じる役(浩介)はどんな人物だと思いますか?
「男があこがれる男な気がしています。がさつなようで実は繊細。そんな部分がしっかり出せればと思います。」
――作品中、印象に残るシーンやセリフがあれば教えてください。
「薫(浩介の恋人)が出て行ってしまってからの独白のシーンです。「・・・・・・・・・・・・」(注) っていう台詞が切ないです。二人の共有する場所が消えてしまう現実が胸を締め付けます」
――共演する相手役の知念里奈さんに対する印象をお聞かせください。
「とってもしなやかな女性です。人に気をつかわせない穏やかなオーラが素敵です。なんでも素直に受け止めてお芝居に変えていく力強さはかっこいいですね!」
――稽古中のスタジオはどのような雰囲気ですか?
「独特の緊張感があります。でも居心地の良い感じで集中できる環境です」
――声優のお仕事と、今回のように実際に舞台に立つお仕事とでは、仕事に対する取り組み方や意識の面で、共通すること・異なることはありますか?
「声だけではなく身体を使って見せていくという部分はあきらかに意識する感覚が違いますね。僕にとっては新しい挑戦なのでとても刺激的です」
――今回は朗読劇という新たな分野に挑戦され、活躍の場を拡げられました。今後は声優も含め、どのような活動をしていきたいですか?
「今までもそうでしたが、カテゴライズにこだわらない活動をしていきます。突然意外な事にチャレンジする可能性を常に意識していきたいです。サプライズだらけの存在でいたいですね」
――最後に、今回鈴村さんに初めて出会う方々に、また、いつも応援してくれているファンの方々に向けて、メッセージをお願いします。
「素敵な作品に参加させていただけて幸せです。皆さんの心を揺さぶれるよう頑張ります!」