――“住まい”がテーマになったきっかけは?
上田「井ノ原さんはかなりの回数引越しをしていて、雑誌の企画で山奥に秘密基地を作ったりしているそうなんですね。僕も実家の工場の奥を劇団の事務所にしていたりと、普通の家とは違う"住まい"を持っていて。住むところってその人自身を表すなぁと感じたところから始まりました。」
――芦名さんの役どころは?
上田「物語は近未来。高層マンションが立ち並ぶ一方で、自然に出来たスラムにも人が集まっている設定です。芦名さんはどちらのタイプかなと思っていたんですが…。」
芦名「私はラクなほうが好きなので、きっとスラムのほうだと思います(笑)。」
上田「『めぞん一刻』の管理人さんのイメージもあって、スラムの管理人という設定にしようとしてるんですが、じゃあ結構当たってましたね(笑)。」
芦名「機械とか苦手ですし、公園を散歩したりスーパーに買い物に行ったりするのも好きなんです。」
上田「それを聞いて安心しました。」
――ちなみにお2人の住環境はいかがですか。
芦名「私の部屋は白と黒が多くてガランとしています。ストイックというわけではなくて、シンプルに整っている状態がとても落ち着くんです。」
上田「暮らしはその人の鏡ですから、こういうのを聞くのはすごく面白いです。」
芦名「でもお風呂場はちょっとカラフルにしてみたり。場所によって心地よいものを求めると、自然にメリハリがつくみたいですね。」
上田「僕の家には冷蔵庫がないんですよ。飲み物はコンビニで買えばいいし、仕事は喫茶店ですることが多いから。そうやって考えていくと、自分の本当に求めるものって分かりますよね。」
芦名「ただ私、少し前に引越したばかりでメインの部屋のイメージがいまだに決まってないんです。だから今、家の居心地がよくなくて。」
上田「芦名さんに当て書きするのに、今だいぶヒントを頂きました(笑)。」
――キャストは井ノ原さんを始め、音尾琢真さんや市川しんぺーさんら味のある役者さんばかりですね。
上田「出てくるだけで暮らしぶりが見える役者さんがいいなと思ったんです。井ノ原さんもV6で活動しながら、ちゃんとそこが見えるのが魅力ですね。」
芦名「上田さんの舞台もセリフとリアルの境界が見分けがつかないのが魅力だと思います。その中に私も入っていけるように…頑張ります(笑)。」
文:佐藤さくら 撮影:星野洋介
▼『芝浦ブラウザー』
2011年4月2日(土) ~ 19日(火) 東京グローブ座(東京都)
2011年4月22日(金) ~ 24日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪府)
[劇作・脚本・演出]上田誠
[出演]井ノ原快彦/芦名星/市川しんぺー/伊達暁/石田剛太/酒井善史/角田貴志/土佐和成/永野宗典/西村直子/本多力/山脇唯/音尾琢真/
□一般発売:東京:2月19日(土) 10:00
大阪:2月26日(土) 10:00
上田誠
芦名星