――タイトルにもあるように、華やかな舞台になりそうですか?
「そうですね。作品のベースになっているのが、男も女も毎日お屋敷のパーティで大騒ぎしているような時代ですし、映画にもなった『ジーグフェルド・フォーリーズ』の興行初日というかなり豪華なレビューシーンがあって、そこには初舞台生(98期生)も出演するので、とても華やかになりそうです」
――退団公演が初舞台生との共演となることに感慨はありますか?
「おそらく私も初めて舞台に立った時のことを思い出すでしょうし、観客の皆さまにも、誕生と卒業のコントラストというドラマを感じとっていただけるんじゃないかと思います。そんな独特の華やぎがある公演で卒業できるというのは、とても嬉しいですね」
――演出家・原田諒さんの大劇場デビュー作でもあります。
「原田先生の演出は、今の宙組、そして大空祐飛の退団公演ということを踏まえた作品のアプローチが新鮮ですし、ディスカッションしながら一緒に作り上げていこうとしてくださる情熱も感じます。今まで私は、作品ごとにその役の人物に成り代わるように演じてきたところがあるんですが、先生は『最後に大空祐飛の持ち味を生かしてみよう』とおっしゃってくださいました。今までもきっと最終的には大空祐飛ならではの役になっていたと思うのですが、今回は本読みの段階から、役が勝手に動き出すような感覚を味わえました。最後にとても面白い挑戦をさせてもらえていますね。これが集大成になると思いきや、また新たな大空祐飛のエッセンスを感じていただけそうです」
――ショーの『クライマックス』は、やはり見せ場の連続となるのでしょうか?
「クライマックスといっても、最高潮に盛り上がっている瞬間という意味ではなく、その場面ごとにドラマを描き切るという感じですね。普段ならメドレーで見せていくシーンにも、ちょっとドラマがあるんです」
――さよなら公演を感じさせるシーンや歌も?
「ご覧になられる方それぞれに捉え方があると思いますが、ファンの方であればそう感じとっていただけるところはあるでしょうね。演出の三木(章雄)先生がとても思いのこもったドラマティックな歌詞を書いてくださっているので、私も幸せだなぁと感じています」
――タカラヅカ最後の作品に残したいものはありますか?
「私は、"最後だから"という考え方は好きではないんです。最後にできることなんて、本当に何もないと思うんですね。ただ、最後の作品というのは、今までの自分の真価が問われる作品なので、自分が信じてやってきた姿を見ていただきたいと思います」
▼宝塚歌劇宙組『華やかなりし日々』/『クライマックス』-Cry-Max-
4月13日(金) ~ 5月14日(月) 宝塚大劇場(兵庫県)
6月1日(金) ~ 7月1日(日) 東京宝塚劇場(東京都)
[出演]大空祐飛 / 野々すみ花 / 他
■一般発売:
兵庫=発売中
東京=4月29日(日) 10:00