芸能の島佐渡を代表する能。2007年創作の「トキ」佐渡再演です。幕末の僧・良寛の母は相川出身である。
佐渡金銀山の世界文化遺産登録を記念する祝賀の薪能です。佐渡を代表する能楽を薪能でお楽しみ下さい。相川は金山の町、2006年トキの自然放鳥を記念して作られた創作能「トキ」は人間によって滅亡し、人間によって復活されたトキの宿命を描きます。自然と人間、科学との関り、その葉残で生きるトキは、人間が活きる命の環境の象徴でもあります。佐渡の小学校の子供たちの詩によって作られた創作能、現代語で謡われ舞われます。
創作舞「良寛」は琵琶と語り、能舞で描く幕末の僧・良寛の生きざま、その内面の苦悩が現代にも大きく影響を与えた事を教えてくれます。手毬を月子供たちと遊ぶ良寛尼僧貞心と和歌や俳句を詠みかわす人間良寛の魅力は尽きません。狂言「叔母ヶ酒」と併せて、佐渡の民族芸能の筆頭「鬼太鼓」は祈りと祝意に満ちており、皆様へのおもてなしです。夏の宵、海風に吹かれてお楽しみください。