日本のプロレタリア文学を代表する作家小林多喜二、その母セキの生涯を描いた作品
三浦綾子原作。「蟹工船」作者の小林多喜二、そのの母セキの生涯を描いた作品。
昭和26年より社会派の映画を撮り続けてきた現代ぷろだくしょん製作作品。
監督:山田火砂子
主演:寺島しのぶ
公式サイト:https://www.gendaipro.jp/haha/
【あらすじ】
秋田県の貧しい家の娘としてセキは生まれた。15歳で嫁いだセキは三男三女育てた。自分は字も書けなかったが、多喜二には小樽高商(現小樽商科大学)を卒業させ銀行に勤めるまでになった。
当時の銀行員は高給取りだったが多喜二は貧しい人の味方となって反戦を訴え続けた。しかしそんな小説は危険思想とみなされ、多喜二は官憲に殺されてしまう。
セキは息子が悪い事なぞするわけがないと信じた。そんな折、教会へと誘われる。そこでイエスの死について話を聞かされたセキはイエスと多喜二の姿を重ね合わせる。