ピアソラ生誕100年記念企画 リシャール・ガリアーノ 日本ツアー2021 東京公演


【重要】公演中止のお詫びとお知らせ
平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
11月30日(火)に東京オペラシティコンサートホールで開催を予定しておりました「リシャール・ガリアーノ日本ツアー2021東京公演」につきまして、来日を予定していた出演者の健康上の理由により、誠に残念ながら公演を中止とさせて頂きます。
公演を心待ちにして頂いていたお客様には心より深くお詫びを申し上げます。
公演のチケットをお持ちのお客様には払い戻しを承ります。
お手元のチケットはお手続きの終了まで大切に保管いただきますようお願いいたします。払戻方法につきましては、チケットをご購入頂いたプレイガイド、取り扱い団体からのご案内をご確認頂き、払い戻し期間内にご対応頂きますようお願い申し上げます。
主催:ぴあ株式会社
クラシックの名門レーベル、ドイツ・グラモフォンと専属契約(これまで4枚のアルバムを発表)を結ぶ唯一のアコーディオン・バンドネオン奏者として、クラシック、ジャズ、タンゴ、シャンソンといったジャンルの枠を超えて活躍し、音楽界から高い評価を集めているリシャール・ガリアーノ。
1983年、ガリアーノは「タンゴの革命児」アストル・ピアソラと劇的な出会いをはたします。「私が新しいタンゴを創ったように、君も新しいミュゼットを創るんだ」という彼の言葉に後押しされ、フランスの心とも言われる大衆音楽「ミュゼット」にジャズ、タンゴ、ブラジル音楽、ラテンなどの要素を大胆に取り入れた「ニュー・ミュゼット」の確立に心血を注ぎました。その深い親交はピアソラが亡くなる1992年まで続きました。
2021年、アストル・ピアソラは生誕100周年を迎えます。その記念すべき年に、ガリアーノの3年ぶりの来日が決定しました。
旧知の仲であるジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子、アコーディオニストのcobaも登場。一夜限りのスペシャルステージにどうぞご期待ください。
僕の友人であり、憧れの人、
リシャール・ガリアーノのピアソラは本物です。
絶対に聴き逃せません
(coba/アコーディオニスト)
今こそ感じたい
リシャール・ガリアーノが奏でる極上のピアソラ・ワールド
(寺井尚子/ジャズ・ヴァイオリニスト)
ピアソラ生誕100年記念企画
リシャール・ガリアーノ
日本ツアー2021 東京公演
リシャール・ガリアーノRichard Galliano
1950年フランス・カンヌの生まれ。父親のルシアン・ガリアーノからピアノとアコーディオンの手ほどきを受け、父親の師であったクロード・ノエルによってジャズに触れる。ニースの音楽院で対位法、和声、トロンボーンを学ぶ傍ら、CMA世界アコーディオン・コンクールにてバッハ、チャイコフスキー、ガーシュイン、ラヴェルの楽曲を演奏し、1966年から3年連続で優勝、1969年に音楽院を首席で卒業した。
1973年より南仏からパリに居を移し、クロード・ヌガロ、バルバラ、シャルル・アズナブール、ジュリエット・グレコ、ジョルジュ・ムスタキといったシャンソン歌手と共演を重ねる。1983年、アストル・ピアソラによってパリの「コメディ・フランセーズ」で上演された舞台「真夏の夜の夢」(原作:シェイクスピア、演出:ホルヘ・ラヴェリ、音楽:アストル・ピアソラ)にて、バンドネオンのソリストとして抜擢される。それ以来、ピアソラとの親交は1992年の彼の死まで続いた。
また、チェット・ベイカー、ロン・カーター、ミシェル・ポルタル、ステファノ・ボラーニ、トゥーツ・シールマン、ウィントン・マルサリス、ゲイリー・バートンなど、多くの偉大なジャズ・ミュージシャンと共演を重ね、世界中の名だたるジャズ・フェスティバルに出演した。
発売されたLP、CD、DVDは40タイトル以上、1993年にはフランス・ジャズ・アカデミーよりフランス・ジャズ界のグラミー賞とも言える「ジャンゴ・ランハルト賞」、「年間最優秀ジャズ音楽家賞」を受賞、日本にも数多くのブルーノートへの出演、2回の東京ジャズへの出演、近年はクラシックのコンサート・ホールでの公演も多く、共演者は寺井尚子、coba、オーケストラ・アンサンブル金沢など多岐に渡る。
ピアソラの音楽を演奏したミュージシャンは多かったが、
ピアソラをピアソラたらしめていた、あのひたむきさと誠実さと、
ひとつひとつの音に燃える思いを託そうとした情熱をまっすぐ受け継いで
自分の血とし肉とした音楽家はリシャール・ガリアーノをおいて他にいない
(黒田恭一/音楽評論家)