特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」


江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎のさまざまな出版活動、創出した価値観や芸術性がいかなるものであったかを体感できる展覧会。

特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」

特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。
本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政(1781~1801)期を中心に江戸の多彩な文化をご覧いただきます。

蔦重は江戸の遊郭や歌舞伎を背景にしながら、狂歌の隆盛に合わせて、狂歌師や戯作者とも親交を深めるなど、武家や富裕な町人、人気役者、人気戯作者、人気絵師のネットワークを縦横無尽に広げて、さまざまな分野を結びつけながら、さながらメディアミックスによって、出版業界にさまざまな新機軸を打ち出します。

蔦重はその商才を活かして、コンテンツ・ビジネスを際限なく革新し続けました。そこに根差したものは徹底的なユーザー(消費者)の視点であり、人々が楽しむもの、面白いものを追い求めたバイタリティーにあるといえるでしょう。

この展覧会では、蔦屋重三郎を主人公とした2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)とも連携し、江戸の街の様相とともに、蔦重の出版活動をさまざまにご覧いただきながら、蔦重が江戸時代後期の出版文化の一翼を担っていただけでなく、彼が創出した価値観や芸術性がいかなるものであったかを体感いただきます。
有効期間
2025/4/22(火) ~ 2025/6/15(日)
会場
東京国立博物館 平成館 (東京都)
注意事項
開館時間:9:30~17:00。毎週金・土、5/4(日・祝)、5/5(月・祝)は20:00迄。入館は閉館の30分前迄。休館日:月曜日、5/7(水)。但し4/28(月)、5/5(月・祝)は開館。会期中、一部作品の展示替有。前期展示:4/22~5/18、後期展示:5/20~6/15。事前予約不要。混雑時は入場をお待ち頂く場合有。中学生以下、障がい者とその介護者1名無料。要証明書。会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効。一度購入されたチケットの券種変更・払戻・再発行不可。本展チケットは転売禁止。不正に購入されたチケットに関するトラブルについては一切責任を負いません。展示作品、会期、展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合有。最新情報は展覧会公式サイト等で要確認。
公演などに関する問い合わせ先
ハローダイヤル:050-5541-8600