ヴィヴァルディ「四季」ほか、広島・長崎被爆80年記念のための新作など多彩なプログラムでお届けします。
▼9/19(金)東京公演、9/27(土)大阪公演、9/28(日)埼玉公演
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
ショスタコーヴィチ(L.ぺッキア編): 5つの小品
アントニオ・マルコトゥッリオ:The Two Flowers(二輪の花)【広島・長崎被爆80周年に捧げる新作】☆
バルトーク: ルーマニア民俗舞曲 Sz.56 BB 68
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ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集「四季」 (ヴァイオリン・ソロ:マルコ・フィオリーニ)
▼9/26(金)横浜公演
コレッリ:合奏協奏曲第1番 ニ長調 Op.6-1
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調 RV 531(チェロ・ソロ:ピエトロ・ボスナ & ルカ・シニョリーニ)
アントニオ・マルコトゥッリオ:The Two Flowers(二輪の花)【広島・長崎被爆80周年に捧げる新作】☆
ジェミニアーニ:合奏協奏曲第12番 ニ短調 Op.5-12「ラ・フォリア」
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ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」全曲 (ヴァイオリン:マルコ・フィオリーニ)
☆イ・ムジチ合奏団が世界中から新曲を募集・選定を行い、今ツアーでの初演を予定しております。
広島・長崎被爆80周年に捧げる新作《二輪の花(HiroshimaとNagasaki)》
■新曲募集に寄せて ~ イ・ムジチ合奏団からのメッセージ
私たちイ・ムジチ合奏団は、これまで60年間以上にわたり演奏で日本を訪れています。訪日当初の1960年代初め、日本は経済、技術、社会が目覚ましい発展を遂げました。来日のたびに、私たち皆が日本の人々との出逢いを重ね、感謝の気持ちを抱くようになりました。何年もの間に、日本全土に足を運ぶ中、メンバー全員が少なくとも一度は広島の平和記念公園を訪れる機会に恵まれ、感慨深い気持ちにさせられました。
日本は、核兵器の威力による残酷な体験をした唯一の国であり、2025年はあの恐ろしい出来事から80年目となります。
私たちイ・ムジチ合奏団は、2025年の日本ツアーをどの様な内容にしようかと計画するために、リハーサルスタジオに集まり、練習だけでなく、じっくり時間をかけてさまざまな事柄について話し合いました。被爆から80年目を迎える2025年、人類の歴史に二度とこのような惨事が起こらないよう、言葉と想いを表現できる「音楽」を通して、心から平和を願い、今こそ悲惨な出来事を記憶に残すことに取組む時だと考えました。
こうしてごく自然なかたちで、“I Musici International Call for Scores 2025!”(イ・ムジチ作曲コンクール2025)が生まれました。
たとえ悲劇的な出来事の記憶からでも、何か美しいものが生まれ、後世に受け継がれていきますように。私たちと同じように、音楽を通して平和への願いを育んでいる作曲家のひらめきから生まれるもの、それは尊い人間の心の創造物なのです。
── フランチェスコ・ブッカレッラ
イ・ムジチ合奏団
▲演奏動画はこちら
(YouTubeに遷移します)
(1)ヴィヴァルディ:『四季』から「冬」より
(2)アントニオ・マルコトゥッリオ:The Two Flowers(二輪の花)より【広島・長崎被爆80周年に捧げる新作】