第772回東京定期演奏会
<第772回東京定期演奏会> 真夏の夜に輝く星々のファンタジーと佐藤作品がもたらす静寂(サイレンス)― 7/11(金)・12(土)サントリーホールにて開催。 [指揮]広上淳一 [バス・クラリネット]フランス・ムソー
■出演
指揮:広上 淳一[フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)]
バス・クラリネット:フランス・ムソー
女声合唱:東京音楽大学
■曲目
佐藤聰明:バス・クラリネット協奏曲[世界初演]
ホルスト:組曲《惑星》 op.32
フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)広上淳一との恒例となった7月定期。今回は七夕を意識して星々を巡る旅に皆様を誘います。20世紀を代表する管弦楽作品であるホルストの組曲《惑星》は、太陽系の惑星をギリシャ神話の神々に準えて書かれた占星術にも通じる壮大な作品です。現代オーケストラの持つ華麗なパレットを縦横無尽に使いこなした名作であり、特に「火星(マーキュリー)」や「木星(ジュピター)」といった楽曲はご存知の方も多いことでしょう。前半にはコロナ期間中に演奏を予定していた日本を代表する作曲家佐藤聰明の「バス・クラリネット」協奏曲を演奏いたします。独特の妖しい光を持つバス・クラリネットの音色を生かした静謐で、時には能楽を想わせるその音楽は、後半の《惑星》と好コントラストを成すと言えるでしょう。