2024年は作曲家のマーク=アンソニー・ターネジを迎えて開催。マーク=アンソニー・ターネジの曲を演奏するオーケストラコンサート、2024年度武満徹作曲賞 本選演奏会をお送りします。
ターネジ自身の選曲によるオーケストラコンサート。
最先端のスタイリッシュさとヒューマンな温かさを感じさせるターネジ・サウンドを存分に味わうチャンス。
開催:2024/5/22(水) 19:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
■出演
指揮:ポール・ダニエル
東京都交響楽団
■曲目
・ストラヴィンスキー:管楽器のサンフォニー(1920年版)
・シベリウス(ストラヴィンスキー編):カンツォネッタ op.62a
・ターネジ:ラスト・ソング・フォー・オリー(2018)[日本初演]
・ターネジ:ビーコンズ(2023)[日本初演]
・ターネジ:リメンバリング(2014-15)[日本初演]
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1960年生まれのイギリスの作曲家、マーク=アンソニー・ターネジは、現代イギリスの音楽シーンにおいて非常に重要な作曲家のひとりです。モダンジャズに傾倒し多くの作品でその語法を取り込んでおり、ジャジーな響きは大きな特徴の一つとなっています。一方で、反戦、芸能人のゴシップ、麻薬といった時事・社会問題を直接的に扱ってみたり、また現代に生きる孤独や不安に目を向けた作品も多く創作しています。近年は追悼をテーマにした作品が多いことも特徴で、「喪失」は現在のターネジの音楽を紐解く重要なキーワードといえるでしょう。
本演奏会はターネジ自身の選曲によるもので、《ラスト・ソング・フォー・オリー》は作曲の師であるオリヴァー・ナッセンへの、《リメンバリング》は親友ジョン・スコフィールドの若くして亡くなった息子への、それぞれ追悼の作品です。とはいえ、ここで聴かれる音楽は紛れもなくターネジの刻印が押されたもので、伝統的な響きを現代に昇華させたうえで、都会的な混沌やその陰にある孤独、またはジャズ的な軽妙さなど、ターネジの音楽の魅力が詰まっています。また最新作の《ビーコンズ》はオーケストラのためのファンファーレと題され、イギリス・ブリストル市のビーコンホールのリニューアルオープンのために作曲されました。これら、日本初演となる3作のほか、ストラヴィンスキーがドビュッシー追悼のために作曲した《管楽器のサンフォニー》、加えて師のナッセンとの思い出が残ると語る、ストラヴィンスキー編曲によるシベリウス《カンツォネッタ》を演奏します。
最先端のスタイリッシュさを持ちながら、どこかなつかしさやヒューマンな温かさを感じさせるターネジ・サウンドを存分に味わうまたとないチャンスです。
たった一人の審査員によるオーケストラ曲の作曲コンクール。
現代イギリスにおける最重要の作曲家のひとりターネジが、世界中から集まった応募作品の中からいかなる才能を発掘するか、注目!
開催:2024/5/26(日) 15:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル
■審査員
マーク=アンソニー・ターネジ
■出演
指揮:杉山洋一
東京フィルハーモニー交響楽団
■曲目
[ファイナリスト](エントリー順)
・ジンユー・チェン(香港):星雲
・ホセ・ルイス・ヴァルディヴィア・アリアス(スペイン):Al-Zahra ─ オーケストラのための3つの小品
・アレサンドロ・アダモ(イタリア):括弧
・ジョヴァンニ・リグオリ(イタリア):ヒュプノス ─ 夢の回想
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「武満徹作曲賞」は、ただ一人の作曲家が審査員をつとめるというユニークさと、受賞者のその後の活躍などにより、今や世界的に知られている、若い世代のための作曲コンクールです。26回目となる2024年の審査員はマーク=アンソニー・ターネジ。27カ国(出身国・地域)から集まった102曲の応募作品の中から、ターネジ自身による譜面審査によって選ばれた上記4作品が本公演で初演、最終審査が行われ、受賞作品が決定します。