吉岡次郎×長尾洋史 「J. S. バッハ/フルートとピアノによる6つのトリオ・ソナタBWV525-530 全曲演奏会」


本来はオルガン奏者一人のためのバッハ:トリオ・ソナタ BWV525-530の全6曲をフルートとピアノでお届けするコンサート。8/29(木)ムジカーザで開催。

吉岡次郎(フルート)×長尾洋史(ピアノ)

吉岡次郎(フルート)×長尾洋史(ピアノ)
公演について

■出演
フルート:吉岡 次郎
ピアノ:長尾 洋史


■プログラム
J.S.バッハ(キルヒナー編) /
6つのフルートソナタ(原曲: オルガンのためのトリオ・ソナタ) BWV525-530


<公演に寄せて>
本来オルガン奏者一人のために書かれた三声部のトリオ・ソナタ BWV525-530の全6曲をフルートとピアノによる二人の奏者で演奏します。
この曲はヨハン・ゼバスティアン・バッハが長男ヴィルヘルム・フリーデマンのオルガン奏者としての 教育的目的のため1727-1729年に意識的にこの6曲にまとめましたが、それに先立って関連するいくつかの室内楽曲として存在していた資料が残っています。そしてモーツァルトを初め当時の編曲の記録もあります。今回使用する楽譜のキルヒナー編曲のベーレンライター版は、その流れを踏襲している事からこの度採用しました。自身の軌跡として、自主的な音楽会はこれまで様々な形式で開催してきましたが、J.S.バッハの作品だけでひとつのコンサートをまとめるのは初めてのことかもしれません。2005年のリサイタル以来20年近く数多くのコンサートとの共演と4枚ものCDアルバムの収録をご一緒している、私が絶大な信頼を寄せるピアニスト長尾洋史氏と作り上げるバッハの世界に御来場いただけたら幸いです。


吉岡次郎

※インタビューは⇒こちら (外部サイトに遷移します)

プロフィール

■吉岡次郎/フルート
武蔵野音楽大学卒業、バーゼル音楽大学大学院にて国家演奏家資格を最優秀の成績で取得し卒業。2002-03年バーゼル交響楽団研修団員。カールスルーエ音楽大学にて室内楽を学び2004年帰国。第12回JFCコンクール・ピッコロ部門第2位、第3回東京音楽コンクール木管部門最高位。これまでに名古屋フィル、東京フィル、日本フィル、N響有志オーケストラ等と共演。2008-09 神奈川フィル契約首席。2010-11年度 (財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。D.シュニーダー作曲「フルートと打楽器のための協奏曲」並びにC.ヴァインのフルート協奏曲「笛は夢見る」を日本初演。2018年NYカーネギーホール・ウェイルリサイタルホールにてソロリサイタルを開催。2019年ウィーン楽友協会ブラームスザールにてライネッケの協奏曲をウィーン在住奏者による特別編成オーケストラと共演。これまでに7枚のCDアルバムをリリース。フルートを白尾 隆、フェリックス・レングリ、笠井 潔、レナーテ・グライス=アルミンの諸氏に師事。桐朋学園芸術短期大学音楽専攻、洗足学園音楽大学講師。シアターオーケストラトウキョウ、(公財)千葉交響楽団フルート奏者。


■長尾洋史/ピアノ
東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。
NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラとの共演、ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭、NHK等のメディア出演のほか、マクサンス・ラリュー(フルート)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)など国内外の管楽器、弦楽器奏者と共演、その活動は多岐にわたっている。CDは「エボカシオン」「ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)、現在進行中の「長尾洋史ピアニズムシリーズ」(録音研究室)のソロ、またミシェル・ベッケ(トロンボーン)、ワルター・アウアー(フルート)、加納悦子(メゾソプラノ)らとの共演およびCD多数。
透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、熱くみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。

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公演期間
2024/8/29(木)
会場
ムジカーザ (東京都)
出演者など
[出演]吉岡次郎(fl) / 長尾洋史(p)
注意事項
未就学児入場不可。
公演などに関する問い合わせ先
株式会社K-BALLET(オーケストラ事務局):03-5805-8020