三島由紀夫の世界が現代の舞台に蘇る。フィリップ・グラス×三島由紀夫×横尾忠則― フィリップ・グラス作曲による、映画『MISHIMA』の音楽を中心に、「オーケストラ」×「バレエ」×「美術」が融合する新しいステージをお届けします。
三島忌55年を迎える今秋、三島由紀夫生誕100周年を記念した特別公演「フィリップ・グラス『MISHIMA』―オーケストラとバレエの饗宴―」が実現する。本公演では、フィリップ・グラス作曲による、映画『MISHIMA』(1985年公開・ポール・シュレイダー監督)の音楽を中心に、「オーケストラ(栁澤寿男指揮京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団&滑川真希、川井郁子)」×「バレエ(監修:三谷恭三、振付:堀内充)」×「美術(横尾忠則)」が融合する新しいステージが誕生する。東京オペラシティコンサートホールの舞台には、三島由紀夫と深い親交を有する横尾忠則による三島の世界観を示す美術作品を背景に、現代を代表するアーティストたちが集結。現代音楽の巨匠フィリップ・グラスからの厚い信頼のもと、グラス作品の世界的ピアニストとして活躍する滑川真希が『ピアノとオーケストラのための協奏曲「Mishima」』を演奏。日本を代表するバレエダンサー上野水香&牧阿佐美バレヱ団のプリンシパルダンサー(青山季可・逸見智彦・京當侑一籠)によるバレエ(新作)との共演が披露される。さらに、NYをはじめ世界各国で東西文化の融合の演奏会を続けるヴァイオリニスト川井郁子が『アメリカン・フォー・シーズンズ』を奏でる。そして、フィリップ・グラスが愛し、「金閣寺」の舞台である古都・京都で育まれた京都フィルの旋律と共に、三島由紀夫の世界観を示す「美」「芸術」が音楽・美術・身体表現の一体化によってダイナミックに表現される。
国内外の音楽・舞踊ファン注目のもと、芸術の多様性が導く、響きと躍動が共鳴する「『MISHIMA』―オーケストラとバレエの饗宴―」。美と力が重なる三島由紀夫の『軌跡』と『記憶』が現代の舞台芸術の世界に蘇る。
【演奏曲】フィリップ・グラス
ヴァイオリン協奏曲第2番 「アメリカン・フォー・シーズンズ」
ピアノとオーケストラのための協奏曲 「Mishima」
◆舞台美術:横尾忠則
◆監修:三谷恭三(牧阿佐美バレヱ団芸術監督)
◆振付:堀内充
◆舞台監督:森脇由美子
◆照明:米盛和恵
◆指揮:栁澤寿男(京都フィルハーモニー室内合奏団ミュージックパートナー)
◆出演:
滑川真希(ピアノ)、川井郁子(ヴァイオリン)
上野水香(東京バレエ団ゲストプリンシパル)、青山季可(牧阿佐美バレヱ団プリンシパル)、逸見 智彦・京當 侑一籠(牧阿佐美バレヱ団プリンシパルキャラクターアーティスト)
◆管弦楽:京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団
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