フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール優勝から10年。“現在(いま)”にしかない音を奏でる。
■11/10(火) 東京公演
【公演に寄せて】
作曲し、演奏し、指揮をしてという、コンポーザー・ピアニストを超えた「コンプリート・ミュージシャン」といえる素晴らしい音楽家は、ラフマニノフをはじめとして数多くいますが、作曲とピアノ演奏の両面でリストほど、後世に大きな影響を与えた音楽家はいません。
私自身、演奏に加えて作曲も行う立場として(近年は指揮の機会もいただいていますが)、リストは理想の音楽家なのです。
今回のプログラムでは、2016年ハンガリー・ブダペストでのリスト国際コンクール(第1回の開催は1933年!)優勝時に演奏したピアノ・ソナタロ短調の他、ノルマの回想やエチュードなどの華やかかつ名技性の高い名曲から革新的な晩年の作品まで、リストの幅広い音世界をお届けします。ピアノを知り尽くしたリストならではの、ピアノの魅力を余すことなくお聴きいただけるプログラムです。
阪田 知樹