井上景が爪弾く粒揃いのギターの音色がホールを包む夕べ ~ 17~19世紀の田園への憧憬を聴く
井上景の第五回リサイタルテーマは「田園への憧憬」都会人が憧憬を込めて歌う田園への思い。17~19世紀の音楽家が「楽しい祭り」「恋の戯れ」「春、初夏」あるいは「異国」のイメージを想起する中、家畜と牧童、小麦畑や葡萄棚、ミュゼット、ハーディーガーディー、タンブーラン(太鼓の一種)の響き、鳥の鳴き声などのモチーフに心を馳せ、その美しさを奏でた時間を追憶する。
R. ド・ヴィゼ (1652 - 1730): ヴィラネル、ミュゼット
F. ソル (1778 - 1839): 村人の幻想曲 op. 52
G. レゴンディ (1822 - 1872): 村の祭り op. 20
N. コスト (1805 - 1883): リゾンの泉 op. 47 他