浅沼奏 初リサイタル
母が紡いだ音の記憶が、今、娘の手で再び息づく
名ピアニストとして多くの人々を魅了し、惜しまれながらこの世を去った浅沼美和子。その遺志と音楽への情熱を受け継ぐ娘・浅沼奏が、静かなる決意を胸に初めてのリサイタルへ臨みます。
演奏されるのは、別れと再会、そして深い愛が織り込まれた名曲の数々。
ベートーヴェン《告別ソナタ》には、旅立つ者と残される者の心が重なり、リスト《愛の夢》第3番には、母と娘を繋ぐ深い想いが宿ります。
そして、情熱と技巧が交錯する《メフィスト・ワルツ》では、前を向き輝き続ける浅沼奏の真価が鮮烈に現れるます。
この日、この場所でしか味わえない「音と言葉にならない記憶」の時間を、ぜひご体感ください。
プログラム:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番「告別」Op.81a
リスト:愛の夢 第3番「おお、愛せるかぎり愛せよ」
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」他