D・ウォードとのオール「B」プログラム。 長いキャリアを誇るムローヴァがベルクの協奏曲を日本で初披露
ダンカン・ウォードがKCOにデビューします。サイモン・ラトルにその才能を認められた逸材で、まさに将来を嘱望される若手指揮者です。ソリストは40年にわたり世界のヴァイオリン界を牽引してきたヴィクトリア・ムローヴァ。プログラムはブリテン、ベルク、ブラームスのオール「B」プログラム。前半は20世紀前半の傑作を2つ。ブリテンのオペラ《ピーター・グライムズ》から《4つの海の間奏曲》、そしてブリテンが尊敬し、師事を望んでいたベルクのヴァイオリン協奏曲。後半はブラームスが着想から完成までに21年もの歳月をかけた大作、交響曲第1番を初演当時に近い編成でお届けします。
ダンカン・ウォード(指揮)
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
紀尾井ホール室内管弦楽団
〔プログラム〕
ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》~4つの海の間奏曲 op.33a
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68