心に訪れる“内なる春”を描くチェロの響き。 バッハからラフマニノフまで多彩な世界を届けます。
建築から音楽へと歩みを進めて十余年。昨年の初リサイタルでいただいた多くの出会いと支えに応えながら、今回はさらなる表現の深化を目指します。
バッハの無伴奏曲第2番では、一本の旋律が生み出す静かな奥行きと、チェロの深い魅力を。続くマルティヌーでは、バロックの面影を残しつつも新しい息づかいを感じる音の世界を描きます。
後半は、グラズノフとラフマニノフの豊かな旋律と情感が、ピアノとの響きとともに心に満ちていきます。
外に咲く華やかな春ではなく、静かに心に訪れる“内なる春”。そっと差す光や、小さく芽生える希望を感じていただけるひとときをお届けします。