欧州全土をはじめ国際的な活躍を見せるテノール歌手の吉田志門と、抜群の安定感を誇るピアニスト碇大知によるデュオODE to JOYのリサイタル新シリーズ《永遠の愛について》は、表題の通り、ブラームスと木下牧子によるロマンチックな歌曲を堪能できる。春先に東京で催された際はチケットは即完売、演奏後多くの感動の声が寄せられた。これまで共に150曲以上を演奏してきた二人が、満を持して初めてドイツの巨匠ブラームスを解釈する。《美しきマゲローネのロマンス》(抜粋)は、吉田自身による邦訳朗読と共に、恋物語と濃密な音の紡ぎを同時体験できるだろう。後半の木下牧子の歌曲の世界では、合唱曲としても広く歌われている「ロマンチストの豚」「さびしいカシの木」をはじめ、ODE新譜《いちばんすきなひとに》(昨年10月発売/ナミレコード)収録曲を充分に楽しんで頂ける素晴らしい機会となる。