言わずと知れた「ザ・ローリング・ストーンズ」のギタリスト。チャック・ベリーやロバート・ジョンソンなどブルースの影響を強く受けており、ストーンズの楽曲はキースのギター・リフがあってこそ。キースのギターで幕開けを告げる『サティスファクション』は、そのクールかつ高揚感のあるリフでロック史に燦然と輝く。ブルースギター特有のオープンチューニングとリズムプレイが特徴で、フェンダー・テレキャスターを使うことが多い。
|
ロック三大ギタリストの一人。1963年の「ヤードバーズ」加入以後、常に第一線を走り、「クリーム」や「デレク・アンド・ザ・ドミノス」などを経て、今もなお活躍し続けている。クリームの名曲『サンシャイン・オブ・ユア・ラブ』は、ギターを習い始める人にとって最初の練習曲となることが多い。また、デレク・アンド・ザ・ドミノスの『いとしのレイラ』はあまりにも有名。使用ギターはフェンダー・ストラトキャスターで、自ら「ブラッキー」と名付けていた。
|
ロック三大ギタリストの一人であり、クラプトンの後任として「ヤードバーズ」でも活躍。1970年代からソロ活動を始め、名盤『ブロウ・バイ・ブロウ』ではロック・インストゥルメンタルのスタイルを確立、フュージョン・サウンドの先駆者に。その後、ロックにとどまらずジャンルレスにギターサウンドを追求、独特なフィンガー奏法など、その縦横無尽なプレイスタイルで多くのミュージシャンを魅了してきた。クラプトンと同じくストラトキャスターを愛用。
|
ジョン・フルシアンテ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、デレク・トラックスと並ぶ「新世代の三大ギタリスト」の一人。3枚の全米1位アルバムに7つのグラミー賞を誇り、若手ナンバーワンギタリストとの声もある。ギターに興味を持ったのは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスがギターを弾く姿を見たことがきっかけ。数々の名曲が生み出されたギターは無名の頃に買ったストラトキャスターで、現在に至るまで愛用。
|
巨額の契約を結んでデビューしたことから「100万ドルのギタリスト」の異名を持つ。1960年代、まだ人種差別が根強かったアメリカでは“禁断の果実”とされた黒人音楽のブルースに傾倒し、ブルースの巨人マディ・ウォーターズから「義理の息子」と呼ばれるほど気に入られた。シャープな音質と低音が効いた太い音が特徴的なギブソン・ファイヤーバードを気に入って使い、そのスライド奏法に影響を受けたギタリストは数知れず。
|
1970年代初頭からイギリスのパブロック・シーンを牽引し、後のパンクロックムーブメントの火付け役となったバンド「ドクター・フィールグッド」のオリジナルメンバーとして知られる。ピックを使わない鋭いカッティングやリードを同時に弾くプレイスタイル、マシンガンギターと形容されるステージパフォーマンスなど、後進のミュージシャンに大きな影響を与えた。テレキャスターを好んで使い、ウィルコ自身のトレードマークにもなっている。
|
ドイツを代表するギタリスト。「スコーピオンズ」「UFO」と人気バンドで立て続けに活躍し、ロックギタリストとして一時代を築いた。バンド脱退後、自身がリーダーを務めるバンドを結成、録音するたびにメンバーを入れ替えてギターサウンドを追求している。ハードロックのトレードマーク的な存在、ギブソン・フライングVを使用しており、V字型のギターでプレイするマイケル・シェンカーの存在はハードロックの生き字引そのもの。
|
フュージョン・ギターの第一人者。1970年代からジャズ/フュージョン界を牽引し、様々なジャンルの音楽を取り上げながら数十枚のリーダー・アルバムを制作。また、3000回以上のレコーディングを誇り、愛器のギブソンES-335で多くの名演を残している。ES-335特有のメロウな音色を生かした初期作『キャプテン・フィンガーズ』における演奏はフュージョン・ギターの嚆矢とも言え、フュージョン界で活躍するギタリストたちに影響を与えた。
|
フュージョン・グループ「クルセイダーズ」で活躍後、1978年に発表したソロ・アルバム『夜の彷徨』が大ヒットし、ギタリストとしての地位を築く。1997年には「フォープレイ」に加入、2010年の脱退直後に「B'z」の松本孝弘との共作を発表してグラミー賞を受賞。流れるようなフレージングと、エッジの効いたハードなプレイが特徴で、愛器のES-335にちなんで自身のスタジオを「ルーム335」と命名、『夜の彷徨』に収録された同名曲も有名。
|
日本のロックシーンのトップに君臨するギタリスト。11歳でバンドを初めて結成、中学生の頃からはプロのセッションプレイヤーやバックギタリストとして活動し、当時より天才と評価されていた。そのプレイスタイルから、ジミ・ヘンドリックスのようなブルージーなフィーリングを感じることができる。使用ギターはフェンダー・ムスタングで、彼が愛用していたことによりムスタングが全国各地で在庫切れとなるなど、カリスマ的な人気を誇る。
|
世界に向けて常に挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”。ピックを使わずにギターを全て指で弾くという、独自のスラップ奏法が特徴。そのテクニックで世界中から注目されており、これまでに約30か国150公演以上でライブを敢行してワールドツアーを成功させるなど、いま日本で最も勢いに乗るミュージシャンの一人。アメリカを代表するギターメーカー「テイラー」のアコースティックギターを使っていることで知られる。
|
エリック・クラプトンなどロック三大ギタリストをはじめ、世界で活躍するギタリストを特集するページです。