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2012/3/26 @テレピアホール
ぴあトークバトル・名古屋グランパススペシャル 後編
【 開催日/会場 】 3月26日(月) テレピアホール
主催:ぴあ株式会社

3月25日のJ1リーグ第4節新潟戦翌日の26日に名古屋のテレピアホールにて「ぴあトークバトル名古屋グランパススペシャル」が開催された。名古屋グランパスのスタジアムDJのYO!YO!YOSUKE氏が司会を務め、ホストには名古屋グランパスOBの森山泰行氏、ゲストに藤本淳吾選手と磯村亮太選手を迎える豪華な顔ぶれ。グランパス「エイト」と名古屋市の市章である「八」にちなんだ「8つの質問」を中心に、名古屋グランパスを内外から良く知る4名が笑いと発見満載のトークを展開しました。

<出演>
森山泰行(サッカー解説)
1969年岐阜県出身
名古屋グランパスエイト→ベルマーレ平塚→ヒット・ゴリツァ→
サンフレッチェ広島→川崎フロンターレ→名古屋グランパスエイト→
コンサドーレ札幌→名古屋グランパスエイト→FC岐阜

JFA 公認S級コーチを持つサッカー解説者。現役時代のポジションはFW。Jリーグの発足とともに名古屋グランパスエイトに加入。チームの主力として活躍し、元監督のドラガン・ストイコビッチのホットラインでファンを魅了した。その後、移籍を繰り返すも2001年、2004年にも名古屋グランパスに復帰している。その後、地元のFC岐阜にアドバイザー兼で選手として加入。2009年からは再びサッカー解説者として東海3県を中心に活動している。

<ゲスト>
藤本淳吾(名古屋グランパス)
1984年神奈川県出身 MF
横浜マリノスプライマリーー横浜マリノスジュニアユースー横浜栄FCー
桐光学園高校ー筑波大学ー清水エスパルスー名古屋グランパス

移籍1年目の昨季は序盤こそ苦戦したが、後半戦には完全にフィットしリーグ9得点9アシストでベストイレブンにも選ばれた。正確無比の左足から繰り出される多彩なパスは多くの得点機を創造し、得意の右サイドからのドリブル突破でも相手の脅威となり続けた。FKキッカーとしても非常に有能で、長身選手を揃えるグランパスのセットプレーの威力を高めたことは自他ともに認めるところ。攻撃のリーダー格となった今季は一層の活躍が期待される。この2月にはW杯アジア3次予選の日本代表メンバーに選出。

磯村亮太(名古屋グランパス)
1991年愛知県出身 MF
東海スポーツー名古屋グランパスU15ー名古屋グランパスU18ー名古屋グランパス

期待高まる育成出身の星。トップ昇格後ようやく出場機会を得た昨季はリーグ戦3試合連続ゴールで一気に指揮官の信頼を勝ち取り、主力に定着してみせた。推進力のあるプレーが得意で、得点機をかぎ分けるようなポジショニングはチームの他のMFにはない特長だ。今季から背番号も一新し育成組織の大先輩である山口慶(現J2千葉)の13を継承。名実ともに育成出身選手の旗手として、ライバル多き中盤のポジション争いに挑む。この2月には日本代表(A代表)に初選出された。


後編

司会:でも今シーズンのグランパスって、中盤の選手は特にディフェンシブだとかオフェンシブだとかこだわってるとできないんじゃないですか?
藤本:そうですね。まあ、ディフェンスもFWからできないとダメな時代っていうか、そんな感じがしますね。
司会:それを比べてみると、清水とのギャップってのはあったんですか。
藤本:なかったです。自分が考えすぎただけだったから、去年はフィットするのが遅かったかなって感じです。
司会:森山さんがさっきからずっとニヤニヤしてるんですけど。何か言いたそうですね。
森山:何か含みを持たせて喋るからさ。清水に比べて練習の量が少ないと思ってるんじゃないかなって。
藤本:ああ、そうですね。
司会:当時の長谷川(健太)監督はすごく多い人だったんですか?
藤本:半端なく走りました。
森山:グランパスは少ししかやらないんだけど、そういったところでのコンディションの持っていき方は苦労しませんでした?
藤本:苦労したんで、練習以外でちょっと走ったりしましたね。
司会:自分のコンディションの上げ方もありますもんね。
藤本:そうですね、何か足りないなって思ったらちょっと走ったりとか。でも続かなかったですね……。
司会:だからすぐフィットしなかったんですね(笑)。
藤本:そのうち慣れるかなって(苦笑)。
森山:でもね、ピクシーの練習ってベテランになってくるとすごく嬉しいものなんだよね。調整の仕方として。
司会:そうなんですか。
森山:年取ってくると、上げるのが大変になってくる。疲労を取る時間も長くなってくるから。あとはピクシーってやっぱり天才だから、頭の中がわからないんですよ。
司会:どういうことですか?
森山:これをやっておけば必ず勝てる、優勝するっていうのを提示してるんだけど、やってる選手たちは「ほんとにこれで大丈夫なのかな」っていうのがあると思うんですよね。
司会:頷いてますね。
森山:オレが見た感じだけどね。
藤本:やるのは試合だから、みたいな。
磯村:うん、確かに。
藤本:練習でガツガツやるんじゃなくて、試合でやってください、みたいな。
司会:結果を出してください、みたいな。
藤本:はい。
森山:怒るのは、簡単なクロスボールをミスしたり、イージーなコントロールミスをした時とか。
司会:へえー。
森山:そういったところで緊張感あるんじゃないかなって。
磯村:緊張感メチャメチャあります。
会場:笑い
磯村:メチャメチャあります、ほんとに(笑)。
司会:でもビビってると自分の思い通りのプレーができなかったりしますよね?
磯村:そうですね。何かもう嫌われてもいいやってくらいのつもりの方が、楽にプレーできる時があります。
森山:それでいいんじゃないの?
磯村:はい。ポジショニングも、あんまり前に行くなよとか言われてても、行って取られたら戻ればいいやみたいな、そのぐらいの気持ちでいた方がいいプレーできるんじゃないかなって最近は思ってます。
司会:いいですね。
森山:ゴール前まで行って点取ったじゃん。去年は。
磯村:去年「は」?(笑)
会場:笑い
司会:今年もぜひ、ね?
森山:うん。
司会:点を取ってほしいと思います。さあ、次の質問に移ります。非常に順調です!
森山:順調だよねえ、巻き入るかもしれない。
司会:巻きが入るかもしれないくらいに盛り上がってます。このペースで、次はざっくり。

Q5「ACLは楽しい」
司会:これはいろんな意味がありますからね。では、せーの。
藤本:「○」
磯村:「○」
司会:単純に楽しいですか。まずは淳吾くん。
藤本:海外のチームと真剣勝負ってなかなかないじゃないですか。キャンプとかでやっても、キャンプだしシーズン前だからって抑えたりするし。そういうのもないし、自分がどこまでできるとか、そういうのがわかったりするのもいい。アジアの国、中東とかオーストラリアとかで勝負できるのっていいじゃないですか。(ここで磯村を見る)
会場:笑い
藤本:ねえ? いいホテルだったんでしょ?
磯村:はい(笑)。(オーストラリアの宿舎は)海辺のホテルで、すごく楽しかったです。
司会:試合の部分も言おうか?(笑)。
磯村:いろんなサッカー、その国のサッカーが見えたりして、そういうのもすごく勉強になります。いい経験してるなって思います。
藤本:アウェイの雰囲気が日本と全然違うんですよ。去年だったら韓国とか全然雰囲気が違う。もろアウェイみたいな。
司会:それって応援の仕方とか、その国の人柄とか出るんですか?
藤本:出ますね。UAEの時。
磯村:はい。
藤本:人が全然いなくって、いてもあの白い服の人とか。
司会:ちょっとオイルマネー持ってそうな(笑)。
藤本:そうそう(笑)、そういう人とか。中国は競技場すごくデカいし、人もすごく入っていた。何かそういう日本で味わえない雰囲気は味わえる。そういう中で試合できるっていうのはいい経験かなって思いますね。
司会:ただその国、その街を楽しむってまではいってないですよね?
藤本:楽しんだのはUAEくらいだね。
磯村:UAE楽しみました?
藤本:ホテル良かったじゃん。
磯村:ああ、ホテル。ホテルは良かったです。
司会:それだけ?
磯村:いや、メチャクチャ暑かったんで。
藤本:そうそう、メチャクチャ暑くて。
磯村:外に出られないです、昼間とか。
藤本:うん、でもプールとかあって。
司会:おおー。
藤本:プールにちょっと入ったり。入らなかった?
磯村:オレ入ってないです。
藤本:入ってないんだ。おとなしいね(笑)。
会場:笑い
司会:じゃあ街の中まで出ていくなんてほとんどないんですね。
2人:ないですね。
司会:食事とかはどうだったんです?
藤本:食事は……。あの、普通に、全然おいしく食べられる感じでしたけど。
司会:それはその国の食材だったり、料理が出てくるんですか?
藤本:そうだよね?
磯村:そうですね、基本は。
藤本:ある程度、多少は変えてくれてるとは思うんですけど。
磯村:でもご飯とかは……
藤本:パサパサだったよね。
磯村:そう、パサパサでしたけど、ふりかけとか納豆とか(チームが)持って行ってくれてるんで、全然問題ないです。
司会:森山さん、何か質問ありますか?
森山:去年さ、レイソルがクラブワールドカップに出場したじゃない。僕はグランパスの方が似合うなって思うんだけど。
藤本:はい。
森山:それを見ててどう思ったかなっていう。最終的にACLってそこにつながるじゃない?
司会:しかも去年は豊田スタジアムでやりましたからね。
森山:名古屋のホームで、レイソルが縄張りを荒らしていったわけですよ(笑)。
司会:そうですね、黄色い集団が何試合もやりましたもんね。
森山:それを見てどう思ったかなって。
藤本:僕はあえて見なかったですね。
司会:見なかった。
藤本:はい。でも納会の時に……。
磯村:みんなで見たんですよね(笑)。
藤本:そう。納会の日がレイソルとサントスの試合の日で、みんなでメシ食ってる時に店のテレビでやってて。それしか見てないけど、ちょっと見れなかったですね。悔しかったというのもあるし。
司会:まあ、研究するようなものでもないですしね。やっぱ感情の問題ですね、そこはね。
藤本:バルサ(バルセロナ)の試合は見たいとか思いましたけど、それ以外はちょっと、って感じです。
司会:けっこう他の試合、他のチームを見たりするんですか、ふたりは。
磯村:他の。Jリーグですか?
司会:どこでもいいです。海外も含めて。
磯村: Jの試合はあんまり見ないですね、僕。
司会:海外のは?
磯村:海外はたまに見ます。
司会:たまに。あまりストイックに分析するとか、その選手がどうとか、そのチームがどうとかいう風には見ない?
磯村:あの、別に最新の試合にはそんなに興味がなくて、結果を見ればいいんです。「この試合よかったよ」とか聞くと、その試合を何回か見たりします。
森山:憧れの選手っていないの?
磯村:憧れの選手?
森山:こういう風になりたいな、とか。
磯村:僕、あまりいなくて。この人みたいになりたいとかないんですよね。この選手のこういうところはマネしたいな、というのはあるんですけど、その人ばかり見るとかはないです。
司会:小学校の時とか憧れの選手っていなかったですか。
藤本:いましたよ、僕。
司会:藤本選手、いましたか。
藤本:僕、ラモン・ディアス(元アルゼンチン代表、元横浜マリノス)。
森山:ラモン・ディアスねえ。うまかったねえ。
司会:マリノスの育成組織に所属してた頃ですか。
藤本:そうです。横浜にいた時で、小学校3年とか4年とか。
司会:ちょうどJリーグ開幕当初ですよね。
森山:いたんですよね。
藤本:ボールボーイとかやったりしました。
森山:やってたの!?
藤本:やってました。三ツ沢とかで。あと試合の入場の時にセンターサークル囲んで旗降って。
司会:そうなんですか。
藤本:育成組織だから。そういうのなかった?
磯村:ないです。
藤本:ボールボーイとかもなかった?
磯村:ボールボーイもないです。
会場:笑い
司会:じゃあ実際にラモン・ディアス選手に会ったこともあるんですか。
藤本:はい、息子さんが僕と同い年で1年ぐらい一緒にやってたんで。よく試合とか見に来てくれていて、ちょっと話したりとか。
森山:実際、左足の技術っていうのは、ラモン・ディアスをイメージしたの?
藤本:ああ、イメージしました!
森山:研究したの?
藤本:ビデオ見まくって、シュートのコースとか、ボールの軌道とかイメージしながら。遊びながら「オレはラモン・ディアスだー!」みたいな。
会場:笑い
森山:でも、それでうまくなったんだからすごいですよ。
司会:ラモン・ディアス選手って純粋なFWですよね? 点取り屋ですよね。
藤本:僕、小学校の時FWだったんですよ。
司会:あ、そうなんですか。
藤本:で、背番号9をつけてたから、ちょうどじゃんみたいな。
森山:あの人タメの作り方もすごいんだよね。左足で持つところは似てる。
司会:そうなんですか。
藤本:右足あんまり使わないですよ。
森山:左利きの人と1対1やるとボール取れないよ。
司会:何でですか。
森山:ボールを置くところがちょっと違うんですよ。何か深みがあるというか、幅があるというか。
司会:そういうもんなんですか。
森山:だから左利きって重宝されるんですよ。
司会:天才のイメージありますよね、センスの塊というか。藤本選手、「あれ、オレやっぱセンスあるな」と思ったのはいつごろからですか?
会場:笑い
藤本:センスですか?
司会:いやいや、もうね! 思うでしょ!
藤本:いや、まあ、大学くらいかな(笑)。
会場:笑い
司会:高校3年まではあんまり?
藤本:思わなかったですね。
司会:マジですか。
藤本:はい。自分の中で、U-17のワールドカップ行って、それが高2の9月くらいだったんですけど、それが終わった時点でJクラブからの話もなかったし。その後U-18とか入れば行けるだろうとか思ってて、入っても話はこなかったから。大学は僕が小さい時からすでに筑波は強かったんで、もう筑波に行くことしか考えてなかった。で、筑波大って決めました。
司会:そうなんですか。それからは、この先にプロがあるって思ってたんですか。
藤本:そうですね。はい。4年間やって、アベショー(阿部翔平)と一緒にやって(笑)
司会:そうだ、確かにそうじゃないですか(笑)。今の左サイドはね。
藤本:ビックリっすよ。小学校の時から知ってたんで、アベショーは。横浜市選抜で。
司会:ほおー。
藤本:その時はあんまり話さなかったです。
森山:普段喋んないよね、アイツ。
藤本:いや、喋りますよ! 普通に。
森山:そう? 嫌われてんのかな、オレ。
会場:爆笑
森山:まさかの(笑)。
司会:でも昔は寡黙でしたよね。それこそレギュラーなるかならないか、という頃は。
森山:でもフィジカルはすごかったよね。
司会:すごいですね。徐々に、試合に出ると自信が出てくるんですかね。
森山:あとは90分集中してもらえれば。(※前日の試合の後半ロスタイムに阿部選手は失点につながるパスミスをしていた)
藤本:完璧だったんですけどね、それまでは。あと1分くらいが……(笑)。
会場:爆笑
司会:ビックリしましたね。
森山:でもやっぱり、Jリーグがあったから良かったよね。
司会:そうですよね。
藤本:ああー、そうか。
森山:僕らの小さい頃はまだJリーグないし。
司会:じゃあ、幼い頃の憧れの選手って誰だったんですか。
森山:僕は帝京高校にいたんですけど、帝京のサッカー部はトヨタカップの飛び降り防止のアルバイトするんです。
司会:そうだったんですか!
森山:国立でハーフタイムに「飛び降りないでください!」みたいな。
司会:ピッチ上で。
森山:うん。それで、ACミランとか来た時に、練習相手になったりとか。練習試合の相手が帝京だったりしたんだよ。
司会:えー!? そうだったんですか!
藤本:へえー。
森山:あの選手たちが目の前でプレーしているわけですよ。
司会:じゃあ当時のACミランの選手たちと試合したんですか?
森山:僕らマラドーナともやりましたよ。
会場:どよめき
藤本:うわあ……。
司会:すっげえ! うらやましい!
藤本:うらやましい! めっちゃくちゃうらやましいですね。
司会:ねえ! 今はそういうシステムじゃないですよね。
森山:今は違いますね。僕らは年に1回そういうことがあって楽しかった。あとは高校サッカーも盛んだったから、そのヒーローに憧れたりはしましたよね。
司会:へえー。逆にずっと生え抜きでグランパスにいる磯村選手は、他を見てないわけですね。
磯村:そうですね。グランパスしか知らないですね。
司会:ということは逆に目標は常にトップチームだった。
磯村:はい。あの、僕は別に頭良くないし(笑)。サッカーしかなかったんで、プロになれなかったら人生ヤバいなと思って頑張ってました。
森山:オレらも一緒ですよ。勉強なんかしなかったしね。あ、淳吾だけは違うのか。
藤本:僕、大卒なんで。
会場:笑い
藤本:申し訳ないですけど。
司会:あっはっは。ドヤ顔(笑)。
森山:僕も一応大卒なんですけど……。
会場:笑い
司会:確かにそうですよね(笑)。では続いての質問は。

Q6.「日本代表での練習は緊張する」
司会:タイムリーな話ですよね。じゃあ、いきます!
藤本:「×」
磯村:「○」
司会:わかりやすい! ではまずは淳吾くん、もう慣れましたか。
藤本:はい。まあ、一番最初に選ばれた時は緊張しましたよ。
司会:最初に選ばれた時の監督って誰だったんですか。
藤本:オシムさんの時ですね。
司会:おお、そうやって考えると長いですね。
藤本:でも、選ばれて外れての繰り返しで。
司会:最近は海外でプレーしている選手が多いじゃないですか。だからスタメンにもJリーガーが少ないじゃないですか。
藤本:そうですね、この前(2月)は(海外組が)8人かな。
司会:その時の心境はどうだったんですか。
藤本:海外組が多いからっていうのは考えなかったですね。まあ、ここで結果出せたらデカいなっていうのは考えたりはしてましたけど。それよりもまずは勝つためにはどうすればいいかっていうのを考えてました。
司会:そうですよね。そして!
磯村:はい。
藤本:コイツ、ヤバかったっすよマジで(笑)。
会場:笑い
司会:聞きたかったー、そこが!(笑)。
磯村:まず、喋ったことのある人が淳吾さん以外誰もいないんですよ。
司会:完璧どアウェイですね!
藤本:そう。別府でキャンプしてる時に発表になったじゃないですか。
司会:はい。
藤本:それから「淳吾さん、ヤバいっすよ……マジヤバいっす……」って。
会場:笑い
藤本:だから「メシも別で、お前絶対部屋に来んなよ」って言ってたら「いや、ベッタリついていきます!」って。
磯村:もうベッタリでした、合宿中は。
森山:練習は普通にできたの?
磯村:練習は案外、緊張しなかったです。メシとかそういうところが一番……。この席座っていいのかな? とか。
森山:味もわからずって感じ?
磯村:最初は。宿舎着いて最初はメシからスタートなんですよ。最初のメシは憶えてないですね。
森山:わはははは。
司会:食事の時には、周りに誰がいたの?
磯村:誰がいましたっけ?
藤本:今ちゃん(今野泰幸=FC東京)、ヤットさん(遠藤保仁=G大阪)、
会場:どよめき
藤本:あと柴崎(岳=鹿島)とか?
磯村:あ、そうです。
藤本:(栗原)勇蔵(=横浜FM)、伊野波(雅彦=神戸)とか。
司会:うわあ……。日本のトップですね。
藤本:お前、今ちゃんにめっちゃいじられてたじゃん(笑)。
磯村:そうそうそう。なぜか途中から(笑)。めちゃイジられて。
藤本:「今ちゃんが何でそんなにイソいじるの?」ってみんなで言ってな(笑)。
司会:何て言ってたんですか?
藤本:全部「なあイソ!?」って。何か話して、「そうだな、イソ!?」って。
会場:爆笑
磯村:僕、全く関係ないんですよ、その話に。
藤本:やられたね。
磯村:はい(笑)。
司会:でもそのおかげで馴染めたのでは? グランパスでもイジられキャラですよね。
磯村:全然そんなことないですよ。
藤本:じゃあ、そうしとこっか。
会場:笑い
司会:試合に出られなかったにしても、試合中はどうだったんですか?
磯村:「君が代」が流れてる時とか、これが代表の試合なんだ、みたいな。
司会:メチャ客観的ですね(笑)。
磯村:でも何かやっぱり、日本を代表して戦ってる姿をベンチから見てて、すごいなあって。ここでやりたいなって気持ちはすごく強くなりましたけど。
司会:日本代表の先輩でいうと、同じ生え抜きの吉田麻也選手がいますよね。
磯村:はい(笑)。
司会:麻也くんにもアドバイスもらったりはしたんですか。
磯村:いや、麻也くんには「(海外組が合流する)豊田で待ってるからな」ってガツンと言われて(笑)。「いやー、麻也くーん!(笑)」って電話で喋ったくらいです。
会場:笑い
司会:冷たいな!(笑)。自分で登ってこいよみたいな。淳吾くん、何か他にエピソードはあるんですか。麻也くんはよく代表で一緒ですよね。
藤本:そうですね、まあ特に何を喋ったかは憶えてないですね。
司会:そうですか。実は僕、麻也くんからこのトークバトルの事前に情報を手に入れてまして。
会場:どよめき
司会:磯村選手が代表に入ったあたりのネタないの? と聞いたらですね。「車を変えた」と。
会場:どよめき
磯村:いや、それは。
藤本:あったねえ。前だけど。
司会:前なんですか?
藤本:去年、だね?
磯村:去年です。
森山:外れたじゃん。
司会:あははは。
磯村:車を買わないといけなかったんですよ。どうしても。
藤本:どうしても?(笑)。
磯村:はい。それでたまたま買っただけで。
藤本:(車は)かっこいいよね。
磯村:あの、試合に出てなくても、買ってました。
司会:謙虚ですね。ありがとうございます。では続いての質問にいきましょう。次の質問。

Q7.「名古屋グランパスの記念すべきファーストゴールを決めた選手を知っている」。
司会:さあ、知ってますか!? せーの。
藤本:「○」
磯村:「○」
司会:じゃあ、もう1回せーのって言うんで、その選手の名前を言ってもらっていいですか?(笑)。せーの!
2人:森山選手。
司会:正解!!
会場:拍手
森山:わざとらしかったね(笑)。
司会:知ってました?
藤本:知ってました(笑)。
司会:知ってた?
磯村:もちろん。
森山:前もって見たんでしょ、イヤーブックを。
司会:見ちゃいましたかね? そうなんですよ、森山選手はJリーグの通算得点でも、クラブ1位のウェズレイ選手に続く日本人最多の63得点。
会場:拍手
司会:182試合で63得点ということは、かなりいいペースですよね。そして今、クラブ通算5位につけているのが、今季開幕時点で160試合50得点の玉田選手。
司会:あと13得点です。
森山:今年抜いてって言っておいた。「頑張ります」って言ってたよ。
司会:それ、嬉しい激励の仕方ですね。
森山:でもすぐに取っちゃいそうじゃない?
司会:途中出場からの得点ランクというのもありまして、森山選手は22得点でトップ、ダントツです!
会場:拍手
司会:2位が岡山選手で13得点ですから、だいぶ差をつけてますね。
森山:点を取るのは仕事だったからね。100点くらいは取りたかった。取れるかなって自分ではずっと思ってたんですけど、途中出場が多かったから。諦めちゃいけないんですけど、でも逆にここで取れなかったらクビだなと。点取れなかったら俺死んじゃうと思ってました。
会場:どよめき
司会:FWの人の気質ってそうなんですかね。そういう精神というか。
森山:ずっと悩んでた時期があったんですけど、ある時、途中出場して同点ゴール、逆転ゴールと2点取った試合があって。その時に初めて仕事の意味がわかりましたね。自分の仕事はこうやって勝つために点を取ることだってことがわかってからは、それに徹しました。
司会:そうなんですか。でもFWの人ってメンタル面の維持が一番難しいんじゃないかなって思いますけど。どうですか?
森山:引退した年も途中出場が多かったんだけど、(スタメン争いの)相手がウェズレイとマルケスだったんですよ。
司会:それは……。
森山:自分が自信持ってても、外国人選手相手だとどうしてもチャンスは少ないな、と思って。最後の年は6ヵ月契約にして、結果が出なかったら辞めるって決めてたんですよ。結局勝てなくて、1点も取れなくて、辞めたんです。35歳の時に。
司会:決意どおりに。
森山:結果出せなかったらプロとして終わりだなっていうのはあったんで。
司会:それは35歳という年齢を含めて考えていたんですか。
森山:いやあ、いろいろわがまま言って、チームには2度も戻してもらったからね。
司会:そうでしたね。
森山:それでもサポーターにはすごく応援してもらったし。結局辞める時も、移籍する時も、あまり文句を言われたことはない。聞こえなかっただけかもしれないけど(笑)。
司会:ははは。でもいいですよねえ。みんなに未だに愛されている森山さんですからね。
森山:頑張ればサポーターはほんと最後まで応援してくれるんでね。
司会:そうですね、お二人にはぜひ頑張ってほしいと思います。
2人:はい。
司会:では最後の質問です。8問目は。

Q8.「ストイコビッチ監督は正直怖い」
司会:この質問で締めくくりですよ。では、せーの!
藤本:「○」
磯村:「○」
森山:「×」
司会:おっと、現役当時の"ピクシー"と、現在の"ストイコビッチ監督"とでは違うんでしょうか。まずは磯村選手からいきましょう。
磯村:怖いというか、やっぱ小さい時には憧れていた選手だったので、その人に教えてもらってるってことだけで今も変な感じはあるんです。でもほんとに天才じゃないですか。オレみたいな凡人の気持ちはわからないんだろうなって。
会場:笑い
司会:凡人はプロになれないから!(笑)。
磯村:でもほんとにそう思います。さっきも言ってた「試合でやればいいんだよ」の考え方にしても、「いや、試合でやるためにはオレには練習が必要なんだよな」って思っちゃう(笑)。
会場:笑い
磯村:それでも「そうっすね」なんて言って。試合中でも簡単なミスをしたらすごく怒る。でも自分のプレースタイル的にそれはやっちゃいけないってことはわかってるんで、それが怖いというか……。
司会:緊張感があるわけですね。淳吾くんは?
藤本:僕、外国人の監督とやるのが初めてなんです。高校でも大学でもプロでも日本人だったんで、だいたい怒る時も表情、口調、あとは何考えてるかもわかるじゃないですか。でもそれがわかんなくて。外から見てたら優しい監督なんだろうなって思ってたんで、もうロッカーとか……。机をガンッ!ってね?
磯村:はい。
藤本:ジャケット脱ぐか脱がないかのところでね。
磯村:そう!(笑)。
藤本:そういう状態で立たれていた時とかね。うおぉ、やっべえ……みたいな。
司会:それってハーフタイムですか。
藤本:ハーフタイムです。
司会:そういう感じでロッカーに入ってくるんですか。待ち受けてるんですか。
藤本:どっちかな。ずーっとチョロチョロ……じゃなくてウロウロ……(苦笑)。
会場:笑い
磯村:ロッカー内を何度も往復するんですよ。
藤本:もうイライラが収まんないんですよ、自分の中で。で、ジャケットを半分脱いで腕は脱いでないみたいな状態で。
司会:腕インなだけで(笑)。
藤本:そうです。それでずっと……。「怒ってる怒ってる!」みたいな。
会場:笑い
藤本:そういうのもわかんないし、言葉は英語だから多少は分かりますけど、雰囲気は違うというか、怖いって思う。
司会:そういう時は、感情をぶつけられるのか、それとも論理的に来るのか、どっちなんですか?
藤本:両方ですね。
司会:両方。
藤本:はい。
司会:でも僕らにはハーフタイムに何が行われているかはわからないですからね。
藤本:怒られたりして、それで「じゃあやってやるよ!」みたいな気持ちにはなるかな。モチベーション上がる、みたいなことはありますね。うまく伝えられないな。何て言ったらいいかな?
磯村:ハーフタイムですか?
藤本:言われてさ、怒られて。
司会:それってみんな座って聞いてるんですか?
藤本:僕はあまり見ないようにしてます(笑)。
司会:名指しで怒ったりもするんですか?
藤本:名指しありますよ。
磯村:ありますね。
藤本:「お前、やれるか?」みたいな。
司会:そんな風に言われるんですか。
藤本:「後半大丈夫?」みたいな。たぶん、優しい言い方なんだけど。
磯村:そうなんですよね。いろんな。
藤本:いろんな意味でね。
会場:笑い
藤本:「できる?」みたいな。
司会:うわあ、名指しでそれやられたらエグイっすね。でもそれで自分もやってやるしかないって思うんでしょうね。
藤本:そうですね、はい。
司会:そして森山さんは×でしたけど。
森山:ま、付き合い長いですからね。いろんなことはありましたよね。でもね、ピクシーが監督ってどうかなって思ってたんだけど、すごく仲間意識が強いというか、選手を守ってる感じがオレはするんですよ。勝つためにはしょうがないかなってこともあるのかもしれないけど、すごくファミリーだってことを、オレには言ってる。
司会:いいですねえ。
森山:だから選手の悪いことは外には全然言わない。
司会:チーム一丸ということですね。
森山:まあ、僕が選手の時はいろいろケンカもしましたけどね。
司会:へえー。
森山:バカヤロー!って言ったらね、「バカヤロー」の意味くらいは知ってたね(笑)。
会場:爆笑
森山:それからパスが来なくなっちゃってさ(笑)。
司会:ははははは。
森山:で、口も聞いてくれなくなって、オレもムカついたから口聞かなくなって。でも、何で仲良くなったかっていうと、アイツオレの車にぶつけたんですよ。
会場:笑い
森山:そこからちょっと主導権握ったみたいな。
司会:雨降って地固まるみたいな(笑)。
森山:まあそれは冗談にしても、よく見てますよ、選手のことを。だから弱気な顔したら負け。常に強気な顔をしていられないと。それで信頼を得られる。
司会:磯村選手、どうですか。
磯村:はい(笑)。
森山:血走った目でピクシーを見てたら、多分使ってもらえるよ。
磯村:……けっこうやってるんですけどね、最近。
会場:笑い
磯村:オレも監督が何を考えているかはあまりわかんないですよ。言われてもニュアンスとかも、日本語と英語で違ったりするんで。
司会:負けた時のテレビとかのインタビューって、森山さんはどうしてるんですか?
森山:オレは、今日はヤバイなという時には行かない(笑)。聞いてもしょうがないし、話にもなんないから。
司会:そうなんですか。
森山:選手の時もそうだった。負けるのが一番嫌いな人だから。すごく感情出すし。
司会:誰よりも勝敗にこだわってるんですね。
森山:でもね、ベンゲルのことをすごく尊敬してて、ピクシーが選手のことを守るって言ったけど、ベンゲルもそういうタイプなんですよ。絶対に選手の悪いことを言わない。でもハーフタイムはすっげえキレてた。戦わせるために。
司会:はあー、そうなんだ。
森山:うん。ペットボトル叩き付けたよ。
司会:え、あのベンゲル監督がですか?
森山:うん。激怒してたよ。
司会:やっぱりロッカールームってすごいっすね。
藤本:いやあ、一緒ですね(笑)。
会場:笑い
森山:勝つために厳しいことをやらなきゃいけないんだと思う。監督は。
司会:飴とムチを使い分けてね。。さあ、ということで8つの質問が無事に終わりましたけども。すごいっすよ。
森山:すごいっすね。
司会:およそ……。
森山:90分!
会場:笑い
司会:1試合戦い抜きましたよ、これ(笑)。
森山:今はアディショナルタイムですね。

司会:ここから延長に入るわけですけども、さあ、それじゃあ延長戦は質問コーナーに入りたいと思います。ではお三方には立っていただいて。まずは藤本選手への質問がある方から挙手していただきましょう。みなさん、わかってますね?(笑)。藤本選手に質問がある方、手を挙げて!……コラ!ちゃんと手を挙げて!(笑)。じゃあ、淳吾くん選んでください。
藤本:オレが決めるんですか? じゃあ一番速かったキミ。
司会:ではそこの男の子。質問をどうぞ。
子供:藤本選手のような伸びるFKを蹴るにはどうやって蹴ったらいいんですか?
司会:……ちょっと待って、キミ、おいくつ?(笑)。
会場:笑い
子供:えっと、4月で10歳です。
藤本:10歳か。
司会:サッカー部?
子供:グランパスの登録チームです。
司会:では藤本選手、伸びるFKの蹴り方は?
藤本:いやもう……、いっぱい蹴る、としか言いようがないですね。どうやって蹴るか。カーブをかけるなら足を大きく振る、上に振り抜くくらいのイメージで、蹴ればいいのかなと思うけど。
森山:藤本選手のキックを見て研究したらどうですかね。
藤本:それが一番ですね、はい。僕以外にも中村俊輔さんとか、いっぱいいるじゃないですか。今だったらクリチアーノ・ロナウドとか。ベッカムもそうだし、僕もそういう人たちのビデオとかをいっぱい見て、自分でどういう蹴り方がいいとか。一本蹴って、あ、今のこうだったから違う蹴り方やってみようとかいうのをずっとやってたので。いろんな人のビデオとか見て、マネするところから入ればいいかなと思います。
司会:グランパスでも本当にFK決めてくれますよねえ。
藤本:いやあ、でも外すのも多いですけどね。
司会:でも決めてますよねえ。確率高いですよ。何かこれ、いくなって思う時あるんですか。
藤本:あ、それはありますね。アップでボール蹴ってる時に、今日いい感じだなって。
司会:そういう時は「今日、オレに蹴らせてよ」って言うんですか。
藤本:そこはもうタマさんと。
森山:それ知りたいよね。
藤本:お互いに良い位置だと、「いやあ、オレだよ」とか(笑)。
司会:それはいつ決めるんですか。
藤本:ファウル取られて、ボール置いて、「どうします?」って言って。
司会:構えてる時ですか。
藤本:で、「オレ蹴っていいすか」「いや、オレだろ」とか(笑)。
会場:笑い
司会:それ、折れるパターンもあるんですか?
藤本:いやもう最近はジャンケン。
司会:してるんですか!?
藤本:してますよ。
司会:どこで?
藤本:ちょっと隠れて。
司会:それ、バレるでしょ。
藤本:まあ、バレるでしょうね。
森山:ダニルソンが蹴る時は?
藤本:あれはちょっと位置が遠い時に。
森山:二人で「ダニだろ」みたいな?
藤本:そう、「ダニだろ」って(笑)。
会場:笑い
藤本:「頼むわ」って(笑)。
司会:ははは。確かにね。そうだったんですか。ではキミもビデオで研究してください。はい、ありがとうございました。拍手!
会場:拍手
司会:さあ、チビっ子が突破口を開いてくれたんですから、今度はもっと手が挙がると思います。続いて、磯村選手に質問したい人は手を挙げて! ……(小声で)もっと挙げて! 絶対あるでしょ(笑)。恥ずかしがらないで。では、磯村選手。
磯村:じゃあ一番速かった人で。
司会:じゃあそこの男性、質問をどうぞ。
男性:今シーズン、磯村選手は背番号が軽くなったんですけど。今の背番号に対する思いを教えていただけたらなあ、と思うんですが。
司会:玄人な質問ですねえ。
磯村:これは、マジメに言うと以前に山口慶くんがずっとつけてた番号です。慶くんは今ジェフ千葉にいるんですけど、僕がユースの時からずっと13番をつけてて。僕はプロになった時から慶くんにはずっとよくしてもらってて、慶くんが千葉に行く時に「お前この番号つけろよ」って言ってくれたんです。だけどその時は試合にも出てなかったし、無理っすよって言ってたんですね。でも慶くんは「お前がつければ13がユースの番号になってくるから」と言ってたんです。まあこの間会った時には「そんなこと言ってない」って言われたんですけどね(笑)。
会場:笑い
磯村:まあ、それで去年は少し試合にも出られたし、フロントの人に「13番が欲しいんです」って言ったんです。ちょうど空き番号だったので、その場では「考えとくよ」と。
司会:じゃあこれからは、13番はユース出身の番号だと。
森山:オレの番号も空いてたよね?
磯村:そう、空いてたんですよ。でもちょっと、13に、しちゃったんですよね……(笑)。
司会:まあ直の先輩からの番号ですからね。
森山:いい伝統にしてもらいたいですよね。
司会:そうですね、こういう伝統ってすごくいいですよね。ではこれでよろしいでしょうか? はい拍手!
会場:拍手
司会:さあ、最後は森山さんです。森山さんに質問したい人!
森山:やっぱり野郎ばっかりかー(笑)。
司会:はははは。ではそこの方、質問をどうぞ。
男性: 2人の現役選手の前で申し訳ないんですけど、森山さんはJリーグで一番好きな選手なものですから。
司会:おおー。
男性:将来、グランパスの監督になっていただけますか!
会場:拍手
司会:ペットボトル投げちゃいますか(笑)。
森山:何やろうかな?(笑)。
会場:笑い
森山: S級ライセンスも取ったんでね、監督っていうのは魅力ある職業なんですけど。ただ今はピクシーでうまくいってるんで、もしピクシーが代表の監督になったり他の国のクラブの監督をやることになった時、その時に誰かグランパスを守る人がいないとダメかなって思ってるんで。僕はその人物になれたらいいなと思います!
会場:拍手
司会:いやあ、嬉しいですねえ。ぜひそうなってほしいと思います。ありがとうございました。さあ!なんだかんだ言って……。
森山:心配なかったね。
司会:ぴったりな時間になりましたが、みなさん楽しんでいただけましたでしょうか?
会場:拍手
司会:そして今日は選手のお二人には頭を使って"走って"頂きました。今日の感想は?
藤本:意外に、イケるもんなんですね(笑)。
会場:笑い
司会:ねえ?(笑)。
会場:拍手
藤本:オレ知らなかったんですよ、一昨日まで。今日が7時から9時までって。
司会:ああ、30分くらいのものだと。
藤本:はい。って思ってたんで、いけるか? と思ったんですけど、今日は楽しかったです。ありがとうございました。
会場:拍手
司会:じゃあ、磯村選手も。
磯村:今日、ムチャクチャ楽しかったっす。
会場:笑い
藤本:嘘くさいよね、その言い方は嘘くさいよ(笑)。
磯村:いや、最初は、楽屋にいる時は何喋ろうかなとか考えて、手汗とかすごく出てきたんですけど(笑)。
司会:ははは。
磯村:でもすごく楽しくて、時間もあっという間で。すごく、いい時間、でした(笑)。
会場:拍手
司会:良かったですね、そう言ってもらえて。
森山:そうだね。
司会:森山さんのパスワークのおかげでございます。
森山:いえいえ、すみません。こういうの慣れてなくて……。
司会:何をおっしゃいますか!(笑)。
森山:はははは。
司会:さあ、選手のお二方はシーズンインしたばかりでまだ間もないです。これから1年戦うわけですが、会場の皆さんに意気込みを一言ずつ頂けますか。
藤本:そうですね、チームとしても個人としても、まだまだ伸びるというか良くなっていくと思うので。去年の悔しさを忘れないで、(優勝を逃すことになった)勝ち点1差を埋めるというか、今季は一番上に立てるように頑張りますので、よろしくお願いします。
会場:拍手
司会:では磯村選手もお願いします。
磯村:やっぱり今年は個人的にクラブワールドカップにどうしても出たいんで、そのためにチームにいっぱい貢献できるように頑張ります。あとは13番に恥じないようなプレーをしないといけないので、しっかり優勝に貢献しますので、応援よろしくお願いします!
司会:ありがとうございます。二人に先輩から何かありますか?
森山:あの、ケガしないようにしてほしいなと思いますね。そこが一番悔いが残ると思うのでね。万全の状態でやりきるのが、一番ベストで。ケガするのは不注意とかあるかもしれないんだけど、本意ではない。1年間を通じてベストを尽くして戦ってもらいたいなと。
司会:はい! お二人にはケガのないように、シーズンを通じて頑張ってもらいたいと思います。ということで、本日のトークバトルのスペシャルゲストは藤本淳吾選手と磯村亮太選手でした、大きな拍手でお送り下さい!
会場:大拍手

(選手退場)
司会:いやあ……ちょうどバッチリの時間でしたね。ビックリしましたよ。当初の予定よりも。
森山:全然ね。
司会:時間押してましたね(笑)。
森山:押してましたね。舞台袖から「巻いてください!」ってサインが出てて。YOSUKEくんの後ろから(笑)。
司会:僕全く見えないから森山さんから巻きの指示が来て(笑)。しまったなんて思いながらね。
森山:もっと聞きたいことはありましたけどね。
司会:まだ話続きそうな感じもありましたけど、今日は皆さんも日頃聞けないようなことを聞けたんじゃないですか?
会場:拍手
森山:もうちょっとね、いきたかったね。
司会:森山さんね、どこまで行くのか司会の僕としてはドキドキしますけどね(笑)。だいぶFWらしい攻め方をしてくれますから。というわけで皆さん、このぴあトークバトルは70回以上やっているということですが、名古屋でやったのは2回目ということで。皆さん、次回も楽しんでくれますか?
会場:拍手
森山:これもっと話題にしたいですよね。
司会:そうですね。場所も素晴らしい、テレピアホールさんでやらせてもらったんでね。このことは友達にも、FacebookやTwitterとかでもバンバン言っていただいて。いろんなところで選手に接して、より感情移入していただけるとね。
森山:ファンが関わることがね。チームがある意味、グランパスがある意味というのは、みんなが参加できる、応援できる、その中で絆ができていくということ。そういったものが広がっていけばいいなと思います。
司会:選手を知れば、より親近感も沸いてきますし、ストイコビッチ監督の話でもありましたが、サポーターもファミリーですから。
森山:そういうつながりを持ちながら、選手も甘えることなく、結果が全てなんだっていう厳しい挑戦をしていかなければいけないと思うんですよ。
司会:それを支えてくれるのは皆さんです。これからも名古屋グランパスの応援よろしくお願いします! では最後に森山さんから一言。
森山:僕ですか? あの、皆さんもしっかり応援できるように健康には気をつけてください(笑)。
司会:無茶ブリでしたね(笑)。
森山:ははは。今日はこういった話だったけど、僕なりにプロフェッショナルなところを突いていきたいなって部分もありましたし、何を思って、どう考えてサッカーをやっているのか聞きたかったなと。磯村選手みたいに山口選手の背番号を引き継いで、誰かのためにプレーしている、そういうのはとてもヒューマニズムがあっていいなと思うし。ぜひそういった話が構築できるように、クオリティ上がっていくように、僕もこれから努力していきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。
司会:はい! 素晴らしい進行を頂きました。森山泰行さんでした!
会場:拍手
司会:以上を持ちましてぴあトークバトル名古屋グランパススペシャル、終了になります。次回がありましたら、またお会いできる日を楽しみにしています。何よりグランパスがタイトルを奪還するためには皆さんの声援が必要です! ぜひともスタジアムで生の選手のプレーを見て、生の皆さんの声援を聞かせてください。ということで今日はありがとうございました!

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[GUEST] 藤本淳吾 (名古屋グランパス)
[GUEST]
藤本淳吾
(名古屋グランパス)

[GUEST] 磯村亮太 (名古屋グランパス)
[GUEST]
磯村亮太
(名古屋グランパス)

[出演] 森山泰行 (サッカー解説)
[出演]
森山泰行
(サッカー解説)

[司会]
YO!YO!YOSUKE

ぴあトークバトル・名古屋グランパススペシャル