

不思議な声に導かれ、異世界・京に召喚された少女、高倉花梨。 そこは、帝と院の二つの勢力が争い、怨霊がはびこる末法の世。人々は希望を失い、破滅へと向かっていた。 龍神の神子として京を救え――。そう言い渡される花梨。 しかし、神子を守るべき八葉までもが二手に分かれ、さらに、もう一人の龍神の神子の存在が花梨を追い詰める。 孤立する花梨に救いの手を差し伸べる美貌の青年、アクラム。 彼は味方か、それとも――。
――まずはそれぞれの役どころを教えてもらえますか?
平田「私の演じる花梨は普通の子なんですが、京に飛ばされてからは途中まで勝真も頼忠も悲しいくらい私を守ってくれないんですよ…。“八葉”(鬼から京を守る仲間)だ!っていうのをやっと信じさせて彼らをまとめていくっていうのが、前半のストーリーになっています」
石橋「俺ら“八葉”からしたら、いきなり来てそういうことを言われても…って感じなんだよ(笑)。でも後半は少しずつ結集していくよね」
加藤「立ち回りも多いしね。勝真は弓の使い手なんだけどすぐアツくなる、少年の心を持ったタイプですね。対して、頼忠のほうは無口な剣豪といった感じ」
石橋「剣豪なんですが、実は殺陣が初めてなので型が出来るまでは本当に大変でした。それに人を殺めることに葛藤を抱いている人間なので口数も少なくて。その分、“刀で語る”という人物に出来ればと思ってます」
加藤「お客さんは、頼忠の顔じゃなくて刀を見てください!(笑)」
――ゲームが原作の舞台ということで、キャラクターのイメージというのはやはり意識していますか?
平田「花梨は誰にでも共感してもらえる子というのは外さないように気をつけていますね。あとは稽古場に原作のオフィシャルブックやアニメのDVDを置いてもらっているので、分からなくなったらそれを見るようにして。もちろんゲームもやってますよ」
石橋「僕もやりました。ただ、絵だとセリフのないときの表情などは分からないので、そこは前回の舞台版の出演者に聞いたりして、このキャラだったらこういう反応や動きをするんじゃないかっていうのを埋めていきました。原作のファンの方が見ても納得できるように、というのはいつも意識していますね」
加藤「自分たちがその世界の中にいるかのように立つのが一番大切だなって。それで、観た方も作品の世界に引き込めたら成功かなと思います」
――3人の様子から、楽しそうな稽古場の様子が伝わってきますね。
平田「2人は役にけっこう似てるところがあるんじゃない?バッシー(石橋)は普段からちょっと引いて私たちをにこにこ眺めてるし(笑)」
加藤「変態じゃん!」
石橋「違う違う!」
加藤「皆いい意味でバカがそろってるから(笑)、毎日楽しいですよ。それが舞台上で役に重なったときに、うまく個性として出るんじゃないかと。中立派の安倍泰継役の(加藤)良輔なんて、客席から見えないところで笑わせてくるし」
石橋「僕は同じ中立派の翡翠役・JINさんがツボ。すごくカッコいいのに、セリフを間違えると渋い声のまま『ほう…』って言うからもう…(笑)」
加藤「そういえば、薫ちゃんはキャスト全員の台本ケースを買ってきてくれたよね。明るくて元気な花梨そのまま!」
平田「うわぁ(笑)。舞台版『遙かなる~』は空気感と臨場感が面白さだと思うので、そこをお客様にいいと思ってもらえるようにしたいなって。頑張ります!」
















【会場】全労済ホール/スペース・ゼロ (東京都)
【公演日程】2011年6月3日(金)~6月12日(日)
【チケット料金】全席指定¥6,900