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★大阪追加公演 プレリザーブ受付! 12月3日(金) 11:00 ~ 12月8日(水) 11:00
★11/22 特集ページオープン
「ジャンヌの知られざる真実」にも迫る! 歴史上これほど鮮烈に登場し、そして儚く散った人物がほかにいるでしょうか。彼女こそが、わずか19年の人生で後世にまで名を残すほどの存在となった“ジャンヌ・ダルク”その人です。そんな彼女の生き様は後の創作者たちにも大きな刺激を与え、小説や映画はもちろん、舞台化も数多く行われてきました。しかし彼女の存在はどこか神がかっており、その人間性をはっきりと描き出した作品はあまり見られませんでした。彼女はなぜ、17歳という若さ、そして少女でありながら、ここまで信念を貫く強さをもち得たのか。なぜシャルル王太子という権力者から、一軍を任せられるほどの信頼を得られたのか。何より彼女はなぜ、戦わなければならなかったのか。そんな人間・ジャンヌに深く切り込んだのが、この舞台『ジャンヌ・ダルク』です。現代人が忘れかけていた熱さ、人間としての在り方が、ジャンヌという少女の生き様を通して浮かび上がってくる。手段こそ違えども、同じ混迷の時代を生き抜くための希望が、本作にはあるのです。
ジャンルの違うトップランナーたちが“演劇界の事件”を起こす! 今回演出を手がけるのは、人間ドラマを繊細なタッチで描き出し、年々その評価を高めている 白井晃 。白井はジャンヌの精神性、そして“生きる”ということに着目し、「現代を生きる人々の何か後押しになるような作品にしたい」と語っています。そしてこれが白井とは初タッグとなる、劇団☆新感線の座付き作家・ 中島かずき が脚本を担当。『朧の森に棲む鬼』(07年)や『蛮幽鬼』(09年)など、近年の中島は人間ドラマを深く掘り下げ、かつ上質のエンターテインメント作品であることにこだわり続けてきました。この度『ジャンヌ・ダルク』を書けるのは中島しかいない!という白井の強い要望から、夢のタッグが実現。また音楽という重要な要素を担うのが、多くのCMや映画等、世界を股にかけ活躍中の 三宅純 。オリバー・ストーンなどからも信頼の厚い三宅が、本作のためにオリジナル楽曲を制作。さらに本作の原案・監修を担うのは、数々の名歴史小説を世に送り出してきた直木賞作家・ 佐藤賢一 。ジャンヌを題材にした著作も多く、佐藤の存在が舞台により深みを与えます。 このジャンルの違うトップランナーたちが起こす“演劇界の事件”は、ジャンヌの重厚な世界観を、大いに盛り上げてくれることでしょう。
『ジャンヌ・ダルク』という大作を上演する上で、脇を固めるキャスト陣も豪華な顔ぶれがそろいました。初舞台となった『パッチギ!』(09年)での熱演も記憶に新しい 石黒英雄 、近年舞台へも活躍の場を広げる 山口馬木也 、大河ドラマ「風林火山」のヒロインで鮮烈なデビューを果たした 柴本幸 、独特の存在感を放つ 塩谷瞬 、09年にデビューしたばかりのフレッシュな 高杉真宙 に 青木健 と、常に話題作で注目を集めている若手実力派が結集。さらに、 上杉祥三 、 春海四方 といった名バイプレイヤーに加え、コミカルな役から悪役まで変幻自在の 田山涼成 、 六平直政 が顔を揃える。そして、近年では日本の古典や物語を題材に一人語りの舞台など活動の幅を広げている 浅野温子 、重厚な存在感で観客を惹きつける大ベテラン 西岡徳馬 。 多彩なキャストたちによって、圧倒的なスケール感をもった舞台が完成するのは必至です。