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さいたまネクスト・シアターが挑む2作目は、1968年、文学座初演の伝説の舞台

第1回公演『真田風雲録』から1年、さいたまネクスト・シアターが挑む2作目は、 “古きよき時代”と言われる大正期を舞台とした青春群像劇『美しきものの伝説』(作:宮本 研)。

演劇革新に燃え、新しい演劇に身をささげる演劇人。 新時代の政治を目指し、社会主義に憧れ、革命を語り、奔走する知識人。 新しい女性像を求め、女性解放運動を実践し、恋に生きる女性たち。 わずか15年間の大正という時代に、国家権力に翻弄されながらも、変革を求め、時代に殉じた美しきものたちがいた――。

松井須磨子、島村抱月、小山内薫ら実在の人物をモデルにした『美しきものの伝説』は、 1968年文学座での初演以来、その後も度々上演され続けている伝説の舞台。この60年代の傑作群像青春劇に、 今回、宮本研作品初演出となる蜷川幸雄と、平均年齢26歳のさいたまネクスト・シアターが挑みます。

蜷川幸雄



あらすじ
明治43年、大逆事件が起こり、社会主義運動は「冬の時代」に入り、大正の幕が開く。 いつか行動を起こそうと、大逆事件の残党・四分六こと堺利彦は、クロポトキンこと大杉栄、 暖村こと荒畑寒村とともに売文社を創設。そこへ女優志望の伊藤野枝が『青鞜』編集長モナリザこと平塚らいてうに会うために訪れる。
演劇界では、ルパシカこと小山内薫や早稲田こと沢田正二郎、新聞記者サロメこと神近市子らが、先生こと島村抱月と日夜議論を重ねていた。 先生率いる芸術座が松井須磨子主演の『復活』で大成功を収めるが、 「娯楽劇と芸術劇の二元論」に自由劇場のルパシカは「自然の演技こそ真実」と真っ向から対立する。
またフリーラブを提唱するクロポトキンはサロメと恋愛関係に。 一方、野枝は夫の幽然坊こと辻潤との子を身ごもりながらクロポトキンと生きる決意をする。 それぞれに自らの理想のために奔走し、また人間的な自由な恋愛を謳歌する彼らだが、やがて厳しい現実が目の前に現れる-。
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スタッフ・キャスト
演出 蜷川幸雄
埼玉県出身。彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。1955年に劇団青俳に入団し、67年に劇団現代人劇場を創立。 69年『真情あふるる軽薄さ』で演出家デビュー。74年、日生劇場『ロミオとジュリエット』で大劇場の演出を手掛け、 以後、日本を代表する演出家として話題作を次々と世に送り出している。06年から彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任し、 55歳以上を対象とした「さいたまゴールド・シアター」の活動を開始。2010年は『血は立ったまま眠っている』『ヘンリー六世』 『ムサシ ロンドン・NYバージョン』『ファウストの悲劇』音楽劇『ガラスの仮面~二人のヘレン~』『聖地』『じゃじゃ馬馴らし』の演出を手掛ける。 2011年1月には『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』を上演予定。
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作 宮本 研
1926年-88年。熊本県天草生まれ。幼少期の7年間を中国大陸で過ごす。九州大学卒業後、法務省入省。劇団「麦の会」を結成し、 劇作・上演活動に従事。62年法務省を退き、劇作一本に。『美しきものの伝説』のほか、『僕らが歌を歌う時』、 『ザ・パイロット』、『明治の棺』、『阿Q外傳』、『からゆきさん』などを発表。史実とフィクションを巧みに織り交ぜた劇作は高く評価され、 戦後劇作家の中心人物の一人として活躍。
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出演 さいたまネクスト・シアター
彩の国さいたま芸術劇場芸術監督蜷川幸雄率いる若手演劇集団。2008年12月に募集を開始し、1,225名が応募。 応募資格を満たす全員(1,169名)に実技試験を行い、44名(男性27名・女性17名)を選抜。メンバーは演劇系大学や専門学校の卒業生、 現役大学生など、さまざまな経歴を持っている。現在のメンバーは22名(男性13名・女性9名)。 最年少20歳、最年長31歳、平均年齢26歳(いずれも2010年10月19日現在)。
第1回公演舞台写真
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チケット・公演情報

2010年12月16日(木)~26日(日)
彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター(大ホール内)

料金:3,800円(全席自由・税込)

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