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@ぴあインタビュー

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11『X day』岸谷五朗×寺脇康文

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11『X day』岸谷五朗×寺脇康文
結成から15年を迎える岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット、地球ゴージャス。歌ありダンスあり殺陣ありの前作『星の大地に降る涙』(09年)は全公演ソール・ドアウト、大きな話題となった。そして今夏、第11回公演となる『X day』では中川晃教、陽月華、藤林美沙、森公美子という実力派を迎え、これまでとは違ったエンターテイメントを作り上げるという。岸谷と寺脇のふたりに、6人で立ち上げる最新作について訊いてみた。

──地球ゴージャスは毎公演、キャスティングが魅力的です



岸谷「舞台のキャスティングって、個々の役者の魅力が集まることで二重にも三重にもバンって力が広がるんだよね。」



寺脇「確かに、漫画『アパッチ野球軍』もそうだからね。ひとりひとりは下手でも、全員集まったらすごいチームになって……」



岸谷「そうそう……って、うるさいよっ(笑)。とにかく、脚本を最大限に活かした上で、そういう力を出すために、劇団ではなくて企画ユニットにしたわけだから」



寺脇「それに、ユニットだと「うちの売りはこうですよ」とカラーを決めずに、何でも自由にやれるからね。極端に言えば、五朗ちゃんの一人芝居を……受付からすべてひとりでやったりとか(笑)」



岸谷「大変だよっ(笑)。じゃあ、寺脇康文が苦しむくらいにガッツリ主役の作品とか」



寺脇「それは……やめてくれ(苦笑)」



──『星の大地に降る涙』は出演者が大勢でしたが、今作は出演者が6人だけで少数精鋭という印象です



岸谷「今思うと『星の大地~』で、地球ゴージャスがやってきた芝居の王道がひとつ完成したような気がしていて。それで今回は、王道から外れた形態を作ってみたいと思ったんです。そこで、舞台を拠点にしている本当に素晴らしい俳優さんたちに参加していただいて、個々の持つ力が6人集まって舞台に並ぶと……」



寺脇「『アパッチ野球軍』、と」



岸谷「それ、もういいよ(苦笑)。とにかく、なんかスゴイものになるんじゃないかなぁ」



寺脇「俺ら以外、みんな歌が上手いしね」



岸谷「ガンガン歌いますよ! 参加してくださる4人は、声が“楽器”になるっていうか。しかも、それぞれが違う“楽器”を持っている。『星の大地~』の時に、三浦春馬と音尾琢真と俺たちの4人で四重奏をやったんですけど、それを6人でできたら楽しいだろうなって思っています」



──物語も少し教えていただけますか?



岸谷「今回はあまり話さないでおきたいなと……。演劇ってストーリーを話しちゃうと、お客さんはつまらなくなるんじゃないかと昔から思っていて。少しだけ話すと……先に何かが起こる日を『X day』と言いますよね。でも逆に、あの瞬間が登場人物たちにとってすごく大きな『X day』だったんだなって振り返るというか。ひとつ付け加えておくと、それぞれが何役も演じます!」



寺脇「よし、7色の声を駆使してやる!」



岸谷「この6人にしかできない、この6人だからこそできるエンターテイメントにしたいと思っています」



取材・文:金田明子



▼地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11『X day』
7月16日(金)~8月8日(日) 天王洲 銀河劇場 (東京)
※<追加公演決定!> 8月1日(日)18:30開演・8月6日(金)14:00開演 6月5日(土)10:00発売

8月13日(金)~15日(日) 道新ホール(北海道)
8月21日(土)・22日(日) イズミティ21 大ホール(宮城)
8月28日(土)・29日(日) 福岡市民会館 大ホール(福岡)
9月8日(水)・9日(木) 新潟市民芸術文化会館 劇場(新潟)
9月18日(土)~29日(水) イオン化粧品 シアターBRAVA!(大阪)

[出演・劇作・脚本・演出]岸谷五朗
[出演]寺脇康文/中川晃教/陽月華/藤林美沙/森公美子

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.11『X day』岸谷五朗×寺脇康文

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岸谷五朗

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寺脇康文