チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

@ぴあインタビュー

「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter」 別所哲也×坂本真綾

「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter」 別所哲也×坂本真綾
身体より先に心が死を迎える〝若年性アルツハイマー症〟に侵された妻と、それを支える夫の究極の愛を描く『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter』。日本の連続ドラマ、韓国映画を経て、昨年5月に朗読劇として上演、9月に再演された。三演目となる今回、初めてカップルとなる別所哲也と坂本真綾は、それぞれ過去の公演に参加。しかもミュージカル『レ・ミゼラブル』で7年間共演していたふたりだけに、そのコンビネーションに期待が高まる。

──前回出演されたときの感想を聞かせてください。



別所「あまりにも感情が高まって、椅子から立てなくなるぐらい(笑)。たとえばアイコンタクトのような、普段使っている身体的な表現方法を封じられたり、それを開放したりするところがあるんですよ。表現者としてすごく刺激的だったし、お客さまにとっても演劇的な衝撃度が高い作品でした」



坂本「〝朗読劇〟という言葉のイメージとは違う作品になりました。ただ座って読むだけじゃなくて、小道具を使ったり、パートナーの方と感情をぶつけ合ったり。なんか、ジャンルとして新しい気がしました」



──今回パートナーとなる、お互いの印象は?



坂本「こんなこと初めて言いますけど、実は『レ・ミゼラブル』でご一緒する前から憧れの方でした。小学校時代の友達との交換日記に、〝好きな俳優さん 別所哲也さん〟って書いてて(笑)」



別所「え~!? そういうのは初めて顔を合わせた2003年に言ってくれよ~(笑)」



坂本「恥ずかしいじゃないですか(笑)。『レ・ミ』でジャン・バルジャンを演じられる別所さんは、声にものすごいエネルギーがあって、その魅力に引っ張られました。7年ご一緒しましたが、実は私が演じたエポニーヌとは、手紙を渡しに行くだけの関係で(笑)。今回セリフをやり取りできるのがすごく楽しみなんです」



別所「真綾のエポニーヌは、圧倒的な存在感がありましたね。彼女はアーティストとして音楽活動をしているから、歌い上げる力はもちろん、作品の中でキャラクターを作り、それをお客さまに伝える力をものすごく持ってる。また声がキラキラと艶やかで、聞いていると自分のすぐ横に、自然と寄り添ってくれるような感じなんです。きっと奥さんにしたら最高の人なんだろうなぁ。残念ながら僕は既婚者ですが(笑)」



──ご覧になるお客さまにメッセージをお願いします。



坂本「とにかく1度観ていただきたい。そしたら〝なるほど! 新しい手法の作品なんだ〟って分かってもらえるし、きっとまた観たくなっちゃいます。それに全組を観ている演出家の方が仰るのは、〝組み合わせで生まれるものが違って面白い〟ってこと。私自身、いろんな組が観たいし、できれば私たちの回も観てほしい……」



別所「男性キャストでは僕が最年長ですが、若々しい男性キャスト達(笑)の世界も面白いと思います。真綾が言うように、いろんな組み合わせを楽しんでもらいたいですね」





▼「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 3rd letter」
5月1日(日) ~ 8日(日) 天王洲 銀河劇場(東京都)
□発売中