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@ぴあインタビュー

「ロッキー・ホラー・ショー」 古田新太

「ロッキー・ホラー・ショー」 古田新太
ロックでエロティックな世界観が、観る者を魅了するカルト・ミュージカルの代名詞『ロッキー・ホラー・ショー』。本作の熱狂的なファンであり、「『ロッキー~』はバイブル」と語る古田新太が、ついにこの傑作に挑む。古田が演じるのは、服装倒錯バリバリの両性具有人フランク・フルター。この強烈過ぎる作品&役柄を前に、今、古田が思うこととは?

――初めて『ロッキー・ホラー・ショー』をご覧になった時の感想は?



「楽しかったですよ。大好きな音楽とダンスとオモシロ。それらを一緒にやっちゃっていいんだと思えた、最初の作品でしたから」



――同じ思いを抱いてきたのが、劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりさんですね。



「『ロッキー~』ってすごくベタな作品でもあるんですよね。雨の中を城へと逃げ込んで来たカップルの前に、リフラフって執事が出てきて、「中へどうぞ」と言われる。もう絶対入っちゃいけないっていうオープニングで(笑)。まさに「志村~! 後ろ~!」的な(笑)。そういう王道中の王道をやるとなったら、やっぱり演出家はいのうえひでのりだなと。そういうことをずっと新感線でやってきた、稀有な才能の持ち主ですからね」



――古田さんが演じるからこその、"フランク・フルター"とはどういったものに?



「以前ROLLYがやった時は、ものすごくチャーミングなフランクだったんですよね。でもせっかくオイラがやるわけですから。ティム・カリー(=映画版でフランク役を演じた俳優)のような、俺様的な、ごついフランクをやらせていただきたいと思います(笑)」



――純粋にミュージカルとしても、非常に魅力的なナンバーがそろっていますね。



「そうそう。『タイム・ワープ』では一緒になって踊ってもらいたいですし、フランクが登場する『スイート・トランスヴェスタイト』では、ぜひ「キャー!」って言ってもらいたい(笑)。バラードにもいい曲が多いですしね。まぁ基本ロックンロールなので、メタルじゃない分、新感線の芝居よりは観やすいと思います(笑)」



――ただチラシなどの強烈なビジュアルで、もしかしたら二の足を踏んでしまっているお客さまもいるかもしれませんね。



「いやいや、すごくキッチュでチープなお芝居ですから。ヘラヘラ観られるんじゃないかなと。そしてかつて『ロッキー~』を観たオイラたちが新感線みたいな劇団を続けてきたように、今、オイラたちの『ロッキー~』を観て、何か刺激を受ける若者が出てきたらいいなって思いますね」




取材・文:野上瑠美子 撮影:星野洋介


▼「ロッキー・ホラー・ショー」
12月9日(金) ~ 25日(日) KAAT 神奈川芸術劇場 ホール(神奈川県)
12月31日(土) ~ 2012年1月4日(水) キャナルシティ劇場(福岡県)
2012年1月13日(金) ~ 22日(日) イオン化粧品 シアターBRAVA!(大阪府)
2012年1月27日(金) ~ 2月12日(日) サンシャイン劇場(東京都)
□一般発売:
神奈川・大阪=10月16日(日) 10:00
福岡=10月22日(土) 10:00
東京リターン公演=11月27日(日) 10:00