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@ぴあインタビュー

音楽劇「醒めながら見る夢」 堂珍嘉邦

音楽劇「醒めながら見る夢」 堂珍嘉邦
今年デビュー10周年を迎えた「CHEMISTRY」の堂珍嘉邦が、その記念すべき年に新たなる一歩を踏み出そうとしている。それが辻仁成の18年ぶりの舞台演出作品にして、脚本、音楽も辻自らが手がける、音楽劇『醒めながら見る夢』への出演だ。"自分を高めたい"という思いから導かれた、初舞台への道。歌手として、役者として、いかなる姿を舞台上で見せてくれるのか。堂珍の今の心境に迫る。

――舞台へのオファーがあった時、正直どう思いましたか?



「ただただビックリしました。自分でいいのか?という思いもありましたし。でもCHEMISTRYとして10年間音楽活動を続けてきて、これから11年目を迎える。そう考えた時に、よりフレキシブルに、ボーダレスな活動から、自分を高めていきたいと思うようになったんです。だから今回、すごくいいタイミングでお話をいただけたなと思います」



――'09年には映画『真夏のオリオン』に出演されましたが、ご自身の中で"演じる"ということは、どのように捉えられているものなのでしょうか?



「実はまだよく分かっていないんです。あの時の撮影は、もう少しで緊張がとれてきて、やっと楽しくなるかな、というところで終わってしまったので。ただそこで思ったのは、演じる人の時代背景や気持ち、前後の物語を自分の中に落とし込むのが役作りだということ。その点に関しては、今回も出来る限り時間を費やしていきたいですね」



――新しい挑戦を前に、不安やプレッシャーはありませんか?



「もちろんあります。でもそこに囚われるより、乗り越えた先の、強くなった自分を見てみたい!という思いの方が強いんです。気張って、気張って、気張った先にこそ、新しい自分が待っているんだろうなと。例えばCHEMISTRYである自分は、よくも悪くもなかなか着替えることが出来ません。でもそれが役者であれば、もっと自由に、もっといろいろな役に着替えることが出来る。その経験は自分にとって、間違いなく大きな栄養になっていくと思うんです」



――辻さんが作る音楽劇に対して、どんな期待を抱いてらっしゃいますか?



「辻さんには『新しいことがしたい』と言われているので、やっぱり辻さんにしか出来ないことをやって欲しいですね。そして僕も、自分にしか出来ないことをやりたいなと。これまでの現場で積んできた自分の経験と、新しい自分の一面が織り交ざったような……。そんな舞台にしたいと思っていますので、ぜひ劇場まで足を運んでいただけたらと思います」



取材・文:野上瑠美子 撮影:源賀津己


▼音楽劇「醒めながら見る夢」
9月16日(金) ~ 25日(日) 東京グローブ座(東京都)
10月10日(月・祝) 長崎市公会堂(長崎県)
10月14日(金) 広島市文化交流会館(広島県)
10月15日(土) キャナルシティ劇場(福岡県)
10月21日(金) ~ 23日(日) 森ノ宮ピロティホール(大阪府)
□一般発売:
 東京=7月2日(土) 10:00
 広島=7月9日(土) 10:00
 福岡・大阪=7月16日(土) 10:00
 長崎=7月23日(土) 10:00