――二ヒルでシブい雰囲気のオーシャンという役は、柚希さんにとってこれまでにない役になるのではないですか?
「そうですね。大人っぽさを出すためにいろいろ研究しました。力が抜けていて、ジョークを飛ばす遊び心をもった、余裕のあるアメリカ的な大人の男を演じたいです。また、小池先生からはジョージ・クルーニーほどシブくないイメージの演出をつけていただいているので、ルパン三世のようなやんちゃさや、見た目はクールでも心の中に熱い部分を持っているという面も出していきたいですね」
――オーシャンだけでなく、個性的なキャラクターが次々と登場する作品なので、みなさんの役作りもまた楽しみです。
「今回、みんなが今まで以上に積極的に自分でどんどん役を作っていっているので、立ち稽古の段階からとても充実していました。涼(紫央)さん演じるラスティーは、映画でこの役を演じたブラット・ピットよりお茶目なところがあったり、真風(涼帆)演じるライナスはマット・ディモンよりちょっとマヌケだったり(笑)。かなり面白くなりそうです。そんな男たちが、いつまでもアメリカン・ドリームを抱いてスリルを求める姿に、ワクワクしたりかわいいなと感じたりしていただけたらいいなと思います」
――映画とは違った、舞台だからこその演出や、タカラヅカ版ならではの見どころもあるのでしょうか?
「かなり派手なイリュージョンも盛り込まれていますし、映画よりもオーシャンと元妻・テス(夢咲ねね)の愛をしっかりと描いているので、タカラヅカらしさももちろん味わっていただけると思います。ストーリーも、金庫を破って終わるのではないので、クライマックスも楽しみにご覧頂きたいです」
――そんな痛快なクライマックスのあとに繰り広げられるフィナーレは、どんなイメージになるのでしょう?
「振付は宝塚を初めて担当してくださる、SHUN先生です。先日レッスンをつけていただいたのですが、とても現代的でアダルトな雰囲気になりそうですね。トップになってから何度もフィナーレの夢咲(ねね)とのデュエット・ダンスを踊らせて頂いていますが、今回はオーソドックスなものとは一味違う、セクシーなダンスをご覧いただけると思います。『オーシャンズ11』という作品に惹かれて初めて宝塚を観に来られたお客さまにも、フィナーレに登場する大階段を味わってもらって、『タカラヅカのショーも面白そう、また観に来たいな』と感じていただけたら嬉しいですね」
▼宝塚歌劇星組『オーシャンズ11』
11月11日(金) ~ 12月13日(火) 宝塚大劇場 (兵庫県)
1月2日(月) ~ 2月5日(日) 東京宝塚劇場 (東京都)
□一般発売:
兵庫=発売中
東京=12月4日(日) 10:00