ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018 聴きどころ ~タイプ別オススメ公演~


ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018

あなたにピッタリの曲はこちら!タイプ別オススメ公演

100人いれば100通りの楽しみ方があるのが「ラ・フォル・ジュルネ」。今年の178公演を、10通りのタイプに分けて“この公演!”を選んでみました。自分に一番近そうなタイプを見つけて、まずは1公演、コンサートを聴いてみてください。音楽祭の楽しさがぐっとふくらみますよ。どの公演も残席あります!

オーケストラで元気になりたい!

ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

  • ロイヤル・ノーザン・シンフォニア

  • ベートーヴェンがフランス革命後、ナポレオンを讃えて作曲したとされるこの交響曲。歴史を大きく動かしたフランス革命の壮大で爆発的なエネルギーが、曲からビンビン伝わってきます。ベートーヴェン自身が自作のなかで最も完成度が高いと語ったといわれるクラシックの傑作中の傑作で、エネルギーを充填してください! 演奏は、エリザベス女王から「ロイヤル」の称号を贈られた英国屈指の室内オーケストラ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア。
  • 公演情報

    公演番号 M112
    5/3(木・祝) 12:15 東京国際フォーラム ホールA

クラシックで癒されたい!

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

  • アレクサンドル・クニャーゼフ (c)Andrei Mustafayev
    堤剛 (c)鍋島徳恭

  • 今回のラ・フォル・ジュルネは、故郷を離れ遠い異国へ移住した作曲家たちにスポットを当てています。そんな作曲家たちの孤独な心に寄り添い、つかのまの癒しを与えたのは、どんな音色だったのでしょう。それはチェロだったのかもしれないと、この曲を聴くと思えるのです。チェコの作曲家ドヴォルザークが3年間アメリカに滞在した最後の時期に書いたのが、「新世界」と並ぶ超名曲、チェロ協奏曲でした。このチェロの最高傑作をラ・フォル・ジュルネでは、クニャーゼフ(M116)と堤剛(T213)というロシアと日本を代表する巨匠たちの演奏で聴くことができます。
  • 公演情報

    公演番号 M116
    5/3(木・祝) 21:15 東京国際フォーラム ホールA
    チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ

    公演番号 T213
    5/4(金・祝) 15:15 東京芸術劇場 コンサートホール
    チェロ:堤剛

恋人と優雅なひとときをすごしたい!

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲

  • ルイス・フェルナンド・ペレス
    福間洸太朗 (c)Mark Bouhiron

  • ピアニストとしてもスーパースターだった作曲家ラフマニノフが晩年に書いた、ピアノとオーケストラのための傑作。主題と24の変奏からなるこの曲は、超絶技巧を駆使した華麗さと、夢みるようにロマンティックな曲想で多くの人に愛されています。ラ・フォル・ジュルネでは、ベルリンを拠点に世界的に活躍する大人気のピアニスト福間洸太朗(T215)と、ラ・フォル・ジュルネ版ガラ公演「ファイナルコンサート」でスペインを代表するピアニスト、ルイス・フェルナンド・ペレス(M316)の演奏を聴けます。
  • 公演情報

    公演番号 T215
    5/4(金・祝) 19:15 東京芸術劇場 コンサートホール
    ピアノ:福間洸太朗

    公演番号 M316
    5/5(土・祝) 21:15 東京国際フォーラム ホールA
    ピアノ:ルイス・フェルナンド・ペレス

仲間とライブ感覚で盛り上がりたい!

フランスで大人気のシンガー・ソング・ライター、ピアース・ファッチーニ

  • ピアース・ファッチーニ&トリオ (c)Marc Rogerjpg

  • ラ・フォル・ジュルネ芸術監督ルネ・マルタンの今年のイチ押しアーティスト。「クラシックじゃないけど、どうしてもみんなに聴いてほしい、いま僕が夢中になっているアーティスト」それがピアース・ファッチーニ。フランスの若者たちに大人気のシンガー・ソングライターです。初来日の今回は、3名のアフリカ系ミュージシャンと共演。中東や北アフリカなどさまざまな非西洋の音楽から影響を受けた彼の音楽スタイルは、詩情にあふれ、ちょっとエキゾチック。ピーター・バラカンさんも太鼓判を押すファッチーニのヴォーカルに、あなたもハートを直撃されることでしょう。 ⇒「ピアース・ファッチーニ」の動画はこちら(YouTube)
  • 公演情報

    公演番号 M127
    5/3(木・祝) 21:30 東京国際フォーラム ホールB7

    公演番号 M224
    5/4(金・祝) 15:30 東京国際フォーラム ホールB7

    公演番号T334
    5/5(土・祝) 16:30 東京芸術劇場 シアターウエスト

ドラマチックな音楽にひたりたい!

日本初演の大スペクタクル音楽劇!「エクソダス」

  • パヴェル・シュポルツル (c)Marc Roger

  • ウクライナの作曲家ヴィクトロワがラ・フォル・ジュルネ2018のテーマ「新しい世界へ」から着想を得て書き上げた新曲。モーゼがヘブライ人たちを引き連れてエジプトから脱出する旧約聖書の物語(最後は海が真っ二つに割れ、対岸への道が開けるというあの大スペクタクル!)を描いた、波乱万丈の音楽劇です。日本初演にあたって、物語の進行を務める預言者役を、トップスター石丸幹二と麻実れいが演じるのも話題。ラ・フォル・ジュルネの看板オーケストラ ウラル・フィルと初来日のエカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団のドラマチック・サウンドを体験するコンサート。
  • 公演情報

    公演番号 M142
    5/3(木・祝) 11:45 東京国際フォーラム ホールC

音楽で東欧の旅を楽しみたい!

大河をたどる音楽の旅「ドナウから黒海へ」

  • クルージュ・トランシルヴァニア・フィルハーモニー管弦楽団

  • ヨーロッパで2番目の大河ドナウ。ドイツ南部の森に端を発し黒海に注ぐこの川は、途中10カ国を経由しています。このコンサートは、ドナウの雄大な流れに身をまかせ、ドナウ川流域のドイツ、ハンガリー、ルーマニアの作曲家たちによる舞曲の旅を楽しむという趣向。ブラームス、バルトーク、エネスコの躍動的で民俗色あふれる曲を、ご当地オーケストラの演奏で。
  • 公演情報

    公演番号 M311
    5/5(土・祝) 10:15 東京国際フォーラム ホールA

巨匠のオーラに包まれたい!

ラ・フォル・ジュルネの看板ピアニスト、アブデル・ラーマン・エル=バシャ

  • アブデル・ラーマン・エル=バシャ (c)Carole Bellaiche

  • レバノン出身。1978年のエリーザベト王妃国際コンクールの覇者。派手なパフォーマンスを拒否し独自の美学を貫く姿勢に、多くのリスナーが魅了されています。今年は6公演(!!)に出演。なかでもオススメなのが、めくるめく超絶技巧を堪能できる20世紀の傑作、プロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」(T113)。そして、ショパンの「ピアノ協奏曲第2番」と「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」という、ピアノとオーケストラのためのショパンの2大名曲で、ショパンの真髄に触れるゴージャスなコンサート(M215)。エル=バシャ・ファン、ショパン・ファン、ピアノ・ファンなら聴き逃せません!
  • 公演情報

    公演番号 T113
    5/3(木・祝) 14:00 東京芸術劇場 コンサートホール

    公演番号 M215
    5/4(金・祝) 19:00 東京国際フォーラム ホールA

未来のスターに出会いたい!

注目の女性ヴァイオリニスト、アレーナ・バーエワ

  • アレーナ・バーエワ (c)V.Shirokov

  • ラ・フォル・ジュルネ芸術監督ルネ・マルタンの今年イチ押しのヴァイオリニスト。1985年ソ連生まれ。パガニーニ・モスクワ国際コンクール、仙台国際音楽コンクールで優勝したライジンングスターです。今回は2公演に出演。ピアノとのデュオのほか、今年のテーマの軸となる作曲家のひとりコルンゴルトの「ヴァイオリン協奏曲」を演奏(M246)。ウィーンからアメリカに亡命し、ハリウッドで映画音楽に大革命をもたらした作曲家の、限りなくロマンティックな曲です。このコンサートで、バーエワという未来のスターを、コルンゴルトという近年人気急上昇中の作曲家を、そしてヴァイオリン協奏曲の新たな傑作を発見していただけることでしょう。
  • 公演情報

    公演番号 M246
    5/4(金・祝) 19:15 東京国際フォーラム ホールC

ここでしかけ聴けそうもない激レア曲を聴いておきたい!

宇宙的スケールのミサ曲!「ミサ・エキュメニカ」

  • ロシアの作曲家グレチャニノフによる、宗派を超えた壮大なミサ曲。大編成のオーケストラと大地を揺るがすかのようなロシアの混声合唱団、それだけでも十分ド迫力なのですが、さらに4名の独唱とパイプオルガンまで総動員。全盛期のプログレにも通じる宇宙的拡がりがハンパではありません。今年のラ・フォル・ジュルネのハイライトのひとつです。このゴージャスな音楽体験が、S席2,500円、A席1,500円という驚きの価格なのですから、聴かないわけにはいきません!
  • 公演情報

    公演番号 T211
    5/4(金・祝) 11:00 東京芸術劇場 コンサートホール

斬新なサウンドに出会いたい!

炸裂する異次元サウンド! Yom & Yom & Quatuor IXI

  • Yom & Quatuor IXI (c)Laurent Benhamou

  • Yomはクレズマー・クラリネットの第一人者。「クレズマー」とは東欧をルーツとするユダヤの民衆音楽。飛び跳ねたくなるようなアップ・ビートからゆったりしたバラッドまでロマ音楽との共通性も多く、クレズマー人気は世界中に広がっています。Yomはクレズマーをルーツとしながら、ロック、ブルース、フォーク、カントリー、さらにはクラシックまで、さまざまなジャンルを縦横無尽に行き来する分類不可能なアーティスト。今回はコンテンポラリー・ジャズの弦楽四重奏団Quatuor IXI(クアチュール・イクシィ)とタッグを組み、斬新な異次元サウンドを炸裂させます。音楽の冒険に誘う刺激的なコンサート。お聴き逃しなく!
    ⇒「Yom & Quatuor IXI」の動画はこちら(YouTube)
  • 公演情報

    公演番号 M123
    5/3(木・祝) 14:00 東京国際フォーラム ホールB7

    公演番号 T136
    5/3(木・祝) 20:45 東京芸術劇場 シアターウエスト

    公演番号 M226
    5/4(金・祝) 19:00 東京国際フォーラム ホールB7

    公演番号 M323
    5/5(土・祝) 14:00 東京国際フォーラム ホールB7