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4月14日、ぴあカードとシネマズ by SHOCHIKUの企画による「映画は観るだけじゃない!『わが母の記』と出会うティーチイン試写会&懇親会」が、ぴあプレミアム会員限定20組40名様をご招待して開催された。松竹本社試写室での試写の後、レストランで行なわれたトークショー&懇親会には、原田眞人監督、石塚慶生プロデューサーが、映画制作の裏話などを披露。
また、飛び入りゲストとして実際に映画に出演した役者の斎賀正和氏らも登場し、その後の懇親会では、原田監督や石塚プロデューサーが参加者たちからの質問に気軽に答えるなど、大いに盛り上がりを見せた。

映画『わが母の記』は昭和の文豪・井上靖が、自身の人生、家族との実話をもとに綴った自伝的小説「わが母の記~花の下・月の光・雪の面~」が原作の親子の絆の物語である。いつかは誰もが直面する、老いの問題。それは必ずおこる日常の中のごく普通の出来事。その日常を「年老いていく母、そして次第に記憶を失っていく母」を戸惑いながらも自然に受け容れていく家族の姿を、日本を代表する実力派俳優たちの競演によって見事に表現されている作品である。
参加者たちのそれぞれの家族への想いと重なり合う部分が多かったのか、試写会終了後、目頭をハンカチで押さえる姿が多く見られた。

試写会後のトークショーでは、原田監督より「早く公開してほしい、完成したのが約1年前でしたからね。公開に向けてずっと動いていたのでワクワクして、そっちの期待感が大きい」という想いの語りを皮切りに、家族の映画を撮る事に対する考え方など、興味深い話が披露された。特に本作の中心である母・八重役を演じた樹木希林さんについては「1回断られたんですけどね、口説く前に本人が気を変えて、『私が八重さんをやるとしたらこうします』とプランを持ってきてくれたんですね。樹木さんでベストチョイスだったと思ってます」と配役決定までの秘話が明かされ、会場が大いに沸いた。また石塚プロデューサーからは、原田監督作品の見所として「周りのキャラクターがこと細かく何か動いていて、それは監督が1人1人に対して、この役はこういう意味があってって指示したりとか、役者に自分たちで考えさせることをしていて、それが原田映画の独特な空気感を出しているのだと思う。そういう部分にも是非注目して欲しい」とコメント。
和やかな雰囲気で進められたティーチインではあったが、2人のこの作品に賭ける想いは十分に熱く感じられた。

その後の懇親会では、参加者の各テーブルに監督やプロデューサーらが座り、本作について食事を囲みながら和気藹々と語り合った。途中、モントリオール世界映画祭で受賞した審査員特別賞のトロフィーが披露されたり、プレゼント抽選会では、映画の撮影現場でもあった原作の井上靖氏の旧居に使われていた屋根瓦が当たるなどのサプライズもあり、映画を制作する側と観る側が一体となった、活気あふれるイベントとなった。

参加者からは、「映画を観た直後というのもあって、想いあまったところを直接聞けるのは色んなことが分かって、観て感動する以上に映画に重みが出る」、「映画で監督の訴えたいところとか細かいところと、逆に自分から観たところの意識と対比できて、とても深いところまで知れることができた」等々、作品を鑑賞するだけではない映画の楽しさや奥深さを実感できたとのコメントが目立った。

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■シネマズ by SHOCHIKU 公式サイト:http://cinema.ne.jp/




(C)2012「わが母の記」製作委員会
『わが母の記』
2012年4月28日(土)全国ロードショー

出演:役所広司 樹木希林 宮崎あおい
南 果歩 キムラ緑子 / ミムラ 菊池亜希子 三浦貴大 真野恵里菜 / 三國連太郎
脚本・監督:原田眞人
原作:井上靖「わが母の記~花の下・月の光・雪の面~」
配給:松竹
※宮崎あおいさんの「崎」は、環境により正しい文字が表示できないため、「崎」を代用文字としています。