世界で最もエキサイティングなクラシック音楽祭
ラ・フォル・ジュルネ
1995年、フランス北西部の港町ナントで誕生した『ラ・フォル・ジュルネ』。“熱狂の日”の意味を持つこの音楽祭は、従来のクラシックコンサートの概念を覆した画期的なコンセプトで一躍注目を集める。その勢いは瞬く間にフランス国外へ拡大し、2000年にポルトガルのリスボン、2002年にスペインのビルバオ、2005年に東京で開催。さらに2008年には金沢とブラジルのリオデジャネイロ、2010年には新潟、びわ湖、ワルシャワでも開催され、いずれも大成功を収めて、クラシック音楽界にセンセーションを巻き起こしている。
東京は今年で開催7年目
2005年の初開催以来、毎年注目度を増している「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。2007年には来場者数100万人を突破、2010年までに述べ460万人の来場者数を記録し、世界でも最大級のクラシック音楽祭に成長しました。
開催年 | テーマ | 公演数 | チケット販売数 |
---|---|---|---|
2005年 | ベートーヴェンと仲間たち | 120 | 116,508枚 |
2006年 | モーツァルトと仲間たち | 145 | 160,218枚 |
2007年 | 民族のハーモニー | 181 | 200,441枚 |
2008年 | シューベルトとウィーン | 221 | 181,724枚 |
2009年 | バッハとヨーロッパ | 168 | 137,094枚 |
2010年 | ショパンの宇宙 | 174 | 140,915枚 |
2011年は、後期ロマン派のタイタン(巨人)たちを大特集
毎年設けられる音楽祭テーマもラ・フォル・ジュルネの大きな特徴のひとつ。ショパン生誕200年のメモリアル・イヤーに沸いた昨年の「ショパンの宇宙」に続き、2011年の今年のテーマに選ばれたのは、1850年代から1950年までの波乱万丈の時代に活躍した後期ロマン派の作曲家たちだ。ブラームス、ワーグナー、生誕200年のリスト、没後100年のマーラー、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクなど、音楽史に偉大な足跡を遺した巨人=“タイタンたち”。近代から現代に至るクラシック音楽のメインストリームを心ゆくまで堪能しよう。