チケットのことならチケットぴあチケットぴあ

こんにちは、ゲストさん。会員登録はこちら

@ぴあインタビュー

キム・キュジョン(SS501)

キム・キュジョン(SS501)


(2011/12/22)
 SS501のキュジョンと超新星のソンモがダブルキャストで主演を務める話題の韓国「ミュージカル 宮」が現在、東京国際フォーラムで上演中だ。
 『宮』は、「もしもまだ韓国に皇室が続いていたら…?」という斬新な設定の韓国の人気少女マンガを原作にした皇室ラブ・ストーリー。皇太子のイ・シンと普通の女子高生から皇室に嫁ぐ"シンデレラ・ガール"のシン・チェギョンと、互いに違う環境で育った身分が違う男女の恋と成長を描く。韓国では2006年に ドラマ化。のちに世界23か国で放送され、大ヒットした。2010年秋にはミュージカル化され、東方神起のユンホがイ・シン役を熱演し、韓国・日本をはじめアジアで話題に。そして、キム・キュジョン主演で、今年6月に京都、9月に韓国で再演され、好評を受け、東京での上演が決定した。
 12月16日の開幕から23日までは、ミュージカル主演は初挑戦というソンモが、安定した歌唱力と堂々とした演技で、ソンモならではの甘く優しげなイ・シン役を好演した。そして、いよいよ24日(土)からはキム・キュジョンが登場、3度目のイ・シン役に挑戦する。


――京都・ソウル公演に続き、今回はいよいよ東京で3度目のミュージカルです。京都ではミュージカルは初挑戦ということで緊張もあったと思いますが、今回はどうですか?

京都・ソウル公演の時よりも細かいところに気をつけました。京都の時はミュージカル自体が初めてだったし、ソウルの時は韓国でミュージカルの舞台に立つのが初めてで緊張しましたが、今回は新しい面も見せられるように、細かい動き一つひとつについてあらためて考えて準備してきました。だから、緊張よりも楽しみのほうが強いですね。



――たとえば、それはどんな場面ですか?

初めてチェギョンと出会ってケンカする場面などがそうですね。以前は、ただ言い争っていただけですが、今回はケンカの最中に見つめ合ってみたり、より“マンガ的な表現”に近づけてみようと頑張りました。



――ミュージカルに慣れてきて、表現にも余裕ができたようですね。

慣れてはきましたが、相変わらず緊張はしますね。初めてミュージカルに挑戦した時は、周りの人も『初めてだからね』という目で見てくれていたと思うんですけど、今回は3回目ですから、周囲の期待も感じます(笑)。



――キュジョンさんが演じる皇太子・シンは、序盤はすごくクールで怖いとすら思えるのに、最後にはやさしくて愛嬌もある可愛い青年に変身するギャップがとても印象的でした。今回、3度目のシン役ということで変化はありますか?

最初はクールだけど、最後は優しい男になるっていうのは、今までと同じなんですけど、今回はすごく細かいところにシンの性格が出てると思います。たとえば、チェギョンとケンカ別れした後のシーンなんですけど、今までのシンはただひたすら怒ってたんですよ。でもこれまでシンを2回演じながら、実はシンも悲しいんじゃないかと思ったんです。これまでが、我が強くて孤独なシンだとしたら、今回は心の内側に淋しさを抱えたシンというのを見ていただけると思います。



――以前、京都公演を終えた後に「実は自分はユルのほうが性格が似ているので、ユル役をやりたかった」とおっしゃっていましたが、今でもユルのほうが自分に似ていると思いますか?

はい。実は今回も練習をしながら、やっぱりユルを演じてみたいなと思ったんですよ(笑)。ユルも魅力的なんですよね。ユル役をやってみたいとお願いしたんですけど、シン役のほうが似合うと言われました……(笑)。



――今回のシンのここを見て欲しい! といったオススメや自信のあるシーンはどこですか?

“18歳の恋愛”というのをきちんと見せたいですね。前よりグッと子どもっぽいところも増えたし、コミック原作らしく“マンガ的な表現”も多くなりました。そういうところが、このミュージカルの面白味なんじゃないかな。



――ご自身の恋愛経験が、ミュージカルにも活かされいたりするのでしょうか?

それはどうでしょう……(笑)。でも、このミュージカルに出演するにあたって、「シンではなく、僕自身が主人公だったらどうだろうか?」というのは一番考えましたね。きっと僕がシンのような立場だったら、シンと同じような行動を取っただろうと思います。



――「ミュージカル 宮」は初恋がテーマですが、キュジョンさん自身の初恋は?

初恋と言えるかどうかわかりませんが、高校1年生の時に先輩から告白されたのがきっかけで、1か月ほどお付き合いみたいなものをしてみたことがありますね。でもその時は本当に何にもできなくて、キスすらできなかったんです! 僕は自分から積極的にアプローチするタイプじゃないんですよ(笑)。



――では、キュジョンさんにとっての恋愛は?

一度くらいは恋愛に夢中になってみたいですね。もういい歳なので(笑)。実際、歳の近い友達の話を聞くとうらやましいです。それにファンも一緒に歳を取るので、ファンから「オッパ(=お兄さん)、私に彼氏ができたの」とか「ヌナ(=お姉さん)はもう結婚するんだ」というメッセージをもらうこともあって、切なくなります(笑)。こういう気持ちはシンと似てるかな? でも、今はまだ仕事に夢中ですね。



――ミュージカル全体で特に好きな場面は?

個人的に好きなのは、お祝いで踊るシーンですね。それと京都から少し変わった場面もあって、ユルが僕とチェギョンを見ながら歌うシーンは、すごく切ないですよ。それと、最後に『Perhaps Love』という歌をうたうシーンでは、共演者全員がステージに上がってお祝いしてくれるんですけど、そこも見どころです。



――他の共演の方々ともすっかり馴染んでいると思いますが、今回の練習期間に起きたエピソードはありますか?

今回はダブルキャストでソンモくんが加わったんですけど、僕と同い年なんですよ。すごく仲良くなって、練習期間は一緒にお酒を呑みに行ったりしました。ミュージカルはチームワークが大切なので、おいしいものをみんなで食べに行ったり、本当に仲良く過ごしました。



――ソンモさんの第一印象は?

ソンモくんは、初めて会った時から、すごくやさしくて静かな人だなと思いました。後から聞いたら、ソンモくんも同じような感想を持ったらしいです(笑)。実は、ソンモくんがデビューする前、僕と「イメージが似てる」という話を聞いたことがあったらしいんですよ。実際に性格も似ていて話しやすいです。ソンモくんとの共通点は、人の多い場所が苦手なところ、おとなしい性格、人の少ないおいしいお店が好きなところ?(笑) 実は昨日も練習が終わった後、一緒にごはんを食べに行きましたよ。



――それでは最後に、「ミュージカル 宮」の魅力をお願いします!

初めに東方神起のユノ先輩が主演してから今まで、長い公演を経て、「ミュージカル宮」は成長してきました。本当に面白い作品だし、演じていても楽しいミュージカルです。ぜひ、たくさんの方に観ていただきたいです。"18歳の恋愛"がテーマなので、観ている方も初恋や学生時代の甘酸っぱい恋愛を思い出していただけると思います。母と娘で、友達同士で、または恋人と一緒にに、ぜひ観に来てください!



「ミュージカル 宮」は、2011年12月30日(金)まで東京国際フォーラム ホールCにて上演中。チケットは発売中!

取材・文:尹 秀姫


★公式サイトはコチラ

★ぴあ「ミュージカル 宮」特設ページはコチラ

★キム・キュジョンのアーティストページ・お気に入り登録はコチラ

【ミュージカル 宮】
開幕中 ~ 2011年12月30日(金) 東京国際フォーラム ホールC
⇒ 発売中