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大阪公演 追加席発売決定!!
【チケット最新情報】
◆追加席発売(Japanese Version大阪公演)
4月15日(日)10:00より販売開始!
※販売席種:全席指定、サイドシート、サイドシート(U-25)

上記の詳細はこちら

◆「THE BEE」 Japanese Version ワールドツアー購入者専用先行予約
申込結果照会はこちら


公演概要
ワールドツアー English Version 東京公演(日本語字幕付き)


原作:筒井康隆
共同脚本:野田秀樹&Colin Teevan
演出:野田秀樹
出演:キャサリン・ハンター、グリン・プリチャード、マルチェロ・マーニ、野田秀樹

日程
2012年
2月24日(金)~3月11日(日) 東京 水天宮ピット 大スタジオ

料金(全席指定・税込)
一般:5,000円
一般前売開始:2012年1月14日(土)
 
公演概要
NODA・MAP番外公演 ジャパンツアー Japanese Version

(日本人キャスト・日本語上演)

原作:筒井康隆
共同脚本:野田秀樹&Colin Teevan  
演出:野田秀樹
出演:宮沢りえ、池田成志、近藤良平、野田秀樹

日程
2012年
4月25日(水)~5月20日(日) 東京公演 水天宮ピット 大スタジオ
5月25日(金)~6月3日(日) 大阪公演 大阪ビジネスパーク円形ホール
6月7日(木)~6月10日(日) 北九州公演 北九州芸術劇場 中劇場
6月15日(金)~6月17日(日) 松本公演 まつもと市民芸術館 実験劇場
6月22日(金)~6月24日(日) 静岡公演 静岡芸術劇場
※静岡公演は、ぴあでの取り扱いはございません。

料金(全席指定・税込)
一般:7,500円/サイドシート:4,000円
※大阪公演では、25歳以下の方は関西のぴあ店舗(5店舗)でサイドシート2,000円でご購入いただけます。(身分証明書要提示)
★対象ぴあ店舗:HEP FIVE店、阪神プレイガイド、関西ツーリスト、ちけっとぽーとなんば店、ちけっとぽーと三宮店

一般前売開始:2012年2月25日(土)




『THE BEE』は、野田と英国人俳優のワークショップから誕生した作品。2006年にロンドンで初演され、翌年2007年に東京でロンドンバージョンと同時に新演出で日本バージョンを上演するやいなや、センセーションを巻き起こした演劇史に残る傑作。高密度でスリリングな展開、現代を鋭く切り取った作品内容、そして言語と文化を横断する実験的な創造手法が高く評価され、この年の演劇賞を総なめにした。

筒井康隆の小説『毟りあい』を題材にした本作は、平凡なサラリーマンが妻子を人質にとられたことから、自らも犯人の妻と子を人質にとって応酬する心理戦が繰り広げられ、息詰まる展開で観る者を釘付けにした。日常と非日常の危うい境界線。暴力をきっかけに、平凡な人間が隠し持つ怒りと憎悪があらわになり、恐怖にさえも適応してしまう人間の強靭さ。それはあの9.11事件を境に、大義のもとにさらなる暴力を生み出す負の連鎖を、誰も止めることが出来なかった世界の様相とリンクするようにもみえる。事件から10年の節目を迎え、ニューヨークのみならず各国、各都市の人々が過去そして未来と向き合うとき、本作が世界と日本の観客に新たなインパクトを与えることは間違いない。

今、もっとも見逃せないテーマが散りばめられた『THE BEE』を引っさげ、野田秀樹がワールド&ジャパンツアーを決行する!!
期間は、2012年1月~6月の半年間。東京芸術劇場がプロデュースするワールドツアー English Versionは英語上演で、ニューヨークを皮切りにロンドンと香港を経て、2月東京に上陸。NODA・MAPによるジャパンツアー Japanese Versionは日本人キャスト・日本語上演で、東京、大阪、北九州、松本、静岡の5か所を巡る。



野田秀樹 Hideki Noda
[小古呂の妻/リポーター]English Version
[井戸]Japanese Version

1955年、長崎県生まれ。劇作家・演出家・役者。東京芸術劇場芸術監督、多摩美術大学教授。東京大学在学中に劇団夢の遊眠社を結成し、数々の名作を生み出す。92年、夢の遊眠社解散後、ロンドンに留学。
帰国後の93年に企画製作会社NODA・MAPを設立。以後も『キル』『パンドラの鐘』『オイル』『赤鬼』『THE BEE』『THE DIVER』『パイパー』『ザ・キャラクター』『南へ』など次々と話題作を発表。中村勘三郎丈と組んで歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』『野田版 鼠小僧』『野田版 愛陀姫』の脚本・演出も手掛ける。演劇界の旗手として国内外を問わず、精力的な活動を展開。2009年10月、名誉大英勲章OBE受勲。2009年度朝日賞受賞。2011年6月、紫綬褒章受章。

>>「THE BEE」野田秀樹インタビューはこちら


 
2012年2月24日(金)~3月11日(日) English Version 東京公演(日本語字幕付き)
野田秀樹の傑作が、ニューヨーク、ロンドン、香港を経て、東京へ!
ニューヨークと香港では、世界の演劇シーンを代表するフェスティバルで上演。
ロンドンでは3週間にわたって公演する。

<名優キャサリン・ハンターが再演にも参加!>
英語バージョン最大の見どころのひとつは、サラリーマン「井戸」役を演じるキャサリン・ハンター。『リア王』のタイトルロールを演じた経験もあるハンターは、初演でも平凡な男が狂気に傾いていくさまを見事に表現。女優が男性役を演じる不自然さを感じさせないどころか、どこまでも緻密な演技としなやかな身体性で日本の観客を驚かせたが、それもそのはず、ハンターは本国イギリスでもっとも権威ある演劇賞であるローレンス・オリヴィエ賞を1990年に受賞した名優。そのハンターが、イギリス演劇の伝統とは全く異なるアプローチの野田演出と格闘し、さらに人質犯の妻を演じる野田と舞台で直接対峙する。異なる文化的、歴史的背景をもったトップ演劇人同士の競演は、あまりにもスリリング。英語バージョンの内包する文化的差異が、『THE BEE』の作品世界に奥行きを与える。
☆2012年1月5日~15日 ニューヨーク
 Under The Radar Festival オープニングプログラム上演

☆2012年1月24日~2月11日 ロンドン
 Soho Theatre 公演

☆2012年2月17日~19日 香港
 Hong Kong Arts Festival 正式招待


2012年4月~6月 ジャパンツアー(日本人キャスト・日本語上演)
東京→大阪→北九州→松本→静岡 劇団「夢の遊眠社」時代以来となる、待望の国内ツアー! NODA・MAPとしては初めての国内巡回公演となる。昨年、『ザ・キャラクター』『表に出ろいっ!』『南へ』の3部作で、若手俳優を起用し続けた野田は、大阪でのワークショップを通して首都圏以外の地にも面白い演劇人がいることを再発見し、国内ツアーへの意欲を新たにした。さまざまな地域の人たちとNODA・MAP番外公演『THE BEE』を共有すること、そして若者たちにもっと演劇を!という思いをこめて、全国5カ所で公演を行う。

<ジャパニーズバージョンは新キャストで上演!>
昨年、野田作品『ザ・キャラクター』に出演した宮沢りえが、「初めての小空間」に挑む! 客席と近い空間で、濃密に演じる作品への出演機会を探っていた彼女が、満を持して小空間に登場する。大型作品では闊達で大胆な演技を見せる宮沢りえが、息遣いさえ感じられそうな空間で、野田演じる「井戸」に監禁される女の恐怖と奇妙な日常を演じる。高い集中力が生み出す、繊細な演技に注目したい。また、野田作品への出演は20年ぶりとなる池田成志が新たにカンパニーに加わる。その独特の存在感は、息詰まる室内劇にからむ「外部からの圧力」として、作品に変調と奇妙なユーモアをもたらしてくれるはず。そして、初演に続いての登場となる、コンドルズの近藤良平。彼の「役者」としての才能に注目した野田の起用が的中し、言わずと知れた身体性だけでなく、その声の魅力と多彩な表情で、複数の役を堂々と演じ切った。最近はユニークな振付師として全国区になった近藤だが、役者としての彼の魅力を見られるのは、本作『THE BEE』だけ。もちろん野田秀樹も、初演に続いての出演。劇作家・演出家・役者として演劇を創造していた野田が、「ひとりの役者」として極めて高い評価を得たのが本作。平凡なサラリーマンが狂気を帯びていく様を、尋常ならざる独特の身体性を駆使して余すところなく表現。役者・野田秀樹の魅力と力量をたっぷり堪能したい。


キャスト紹介 English Version

キャサリン・ハンター Kathryn Hunter
[井戸]

英国王立演劇アカデミー(RADA)で学んだあと、「COMMON STOCK」や「テアトル・ド・コンプリシテ」などのカンパニーに参加。独特の身体表現による演技に定評があり、1990年にはコンプリシテ『貴婦人故郷に帰る』(デュレンマット作)の主演で、イギリスでもっとも権威のある演劇賞であるローレンス・オリヴィエ賞を受賞。その後も『リア王』『リチャード三世』タイトルロールからフィジカルシアターまで幅広いキャリアを重ねている。野田秀樹演出『THE BEE』(2006、2007年)『THE DIVER』(2008年)出演で、日本でも高い評価を得ている。


グリン・プリチャード Glyn Pritchard
[安直/小古呂/小古呂の息子/レポーター]

「リージェンツ・パーク・オープン・エア・シアター」の『夏の夜の夢』でデビューした翌年、『十二夜』では海外ツアーに参加。その後も英国立劇場をはじめ、英国内の一流劇場でキャリアを積む。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー『オセロー』(キャサリン・ハンター演出)では、グラシアーノ役で出演、その他テレビや映画といった映像作品にも出演している。『THE BEE』(2006、2007年)『THE DIVER』(2008年)に出演し、野田秀樹からの信頼も厚い。


マルチェロ・マーニ Marcello Magni
[百百山警部/シェフ/リポーター]

ジャック・ルコック国際演劇学校で学び、1983年ロンドンで「テアトル・ド・コンプリシテ」設立に参加。以来、25年以上にわたり、コンプリシテで活動を続け、フィジカル・シアターの第一人者として知られる。ほかにも英国国立劇場やグローブ座をはじめ、数々の劇場に出演、近年ではキャサリン・ハンターとの共同作業や、ピーター・ブルック演出『フラグメンツ』に出演するなど、ますます充実したキャリアを重ねるほか、演出家としても活動している。野田作品へは1996年の英語版『赤鬼(RED DEMON)』に「とんび」役で出演。



 
キャスト紹介 Japanese Version

宮沢 りえ Rie Miyazawa
[小古呂の妻/リポーター]

1988年に『ぼくらの七日間戦争』で映画初主演。2001年映画『華の愛 遊園驚夢』でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞受賞。2004年映画『父と暮らせば』でも数多くの賞に輝く。初出演した野田作品『透明人間の蒸気』では読売演劇大賞最優秀女優賞、NODA・MAP第12回公演『ロープ』では紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。2007年長塚圭史 作・演出『ドラクル』、2008年デヴィッド・ルヴォー演出『人形の家』に出演。NODA・MAP公演は第14回公演『パイパ ー』、第15回公演『ザ・キャラクター』にも出演。NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』に出演。来年1月には唐十郎 作、蜷川幸雄 演出『下谷万年町物語』の出演を控える。


池田 成志 Narushi Ikeda
[百百山警部/シェフ/リポーター]

1982 年「第三舞台」に参加し、俳優活動を始める。つかこうへい、三谷幸喜、宮藤官九郎、デヴィッド・ルヴォー、いのうえひでのり、長塚圭史ら当代きっての舞台作家・演出家の作品に出演し、絶大な信頼と高い評価を得ている。また演出家としても『VAMP SHOW』(作 三谷幸喜)、『博覧會』(作 千葉雅子)など話題作を数多く手掛ける。近年の主な出演作に舞台『奇ッ怪其ノ弐』(作 前川知大)『真心一座身も心も』(作 千葉雅子)、『印獣』(作 宮藤官九郎)、映画『うさぎドロップ』『ブタがいた教室』『有頂天ホテル』、テレビ『ブルドクター』(NTV)『日本人の知らない日本語』ほか多数出演。


近藤 良平 Ryohei Kondo
[安直/小古呂/小古呂の息子/レポーター]

1968年生まれ。振付家、ダンサー。学ラン姿で踊る男性のみのダンス集団・コンドルズ主宰。世界20カ国以上で公演。NYタイムズ紙絶賛。渋谷公会堂公演も即日完売。NHK『サラリーマン NEO』内『サラリーマン体操』『からだであそぼ』振付出演。野田秀樹作演出NODA・MAP『パイパー』に振付出演。野田秀樹演出、NODA・MAPの四人芝居『THE BEE』で役者としても出演。あまたの映画、演劇、CMの振付家として活躍。一方、横浜国立大学、立教大学等で非常勤講師も務めている。第四回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞。ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。愛犬家。