『バーン・ザ・フロア』誕生のきっかけは、1997年に開かれたエルトン・ジョンの50歳の誕生日パーティ。ダンス愛好家としても知られるエルトンのアイデアで、12名の競技ダンサーが招かれラテンとモダンを交互に踊る20分のパフォーマンスが披露された。これを見たエルトンの友人、プロデューサーのハーレー・メドカフが「この伝統的なボールルームダンスと、ロックンロールを融合させて最高のエンタテインメント作品を作りたい!」と、世界のショービジネスで活躍するクリエイターたち、競技ダンサーたちに呼びかけた。そして構想から2年、夢のダンスエンタテインメントが誕生、1999年イギリスで初演の幕があがった。
初演以来、北米、欧州、豪州でのツアーを度々実施。ツアーのたびに、新たな要素が加わる彼らのステージ“進化するダンスエンタテインメント”には、リピーターが後を絶たない。公演を待ちわびるファンは、世界中に広がり、『バーン・ザ・フロア』は初
演の1999年から8年間にわたり、実に世界19カ国93都市で上演され300万人もの観客を魅了してきた。日本でもその人気は絶大で、2002年の初来日から3度の日本公演を行っており、23万人の観客を動員。初来日時には2002年のぴあ読者人気投票の<海外エンタメ部門>で、強豪ミュージカル作品を抑え堂々一位にランキング。今回の4度目の来日公演にファンの期待が募る。
『バーン・ザ・フロア』を上演する<バーン・ザ・フロア・カンパニー>の最大の特徴は、主宰するジェイソン自身が全英選手権ファイナリスト、オーストラリアで16連覇の記録をもつラテンダンスチャンピオンであることに象徴されるように、メンバー全員が競技ダンス出身者ということ。世界選手権や母国のチャンピオン、ファイナリストなど、トップクラスの技術を誇るキャストが顔を揃えている。メンバーは、振付・演出のジェイソン・ギルキソンの高い要求に応えられる少数精鋭に絞り込まれている。このダンスカンパニーが「最強ダンスチーム」と呼ばれ、そのハイレベルなダンスパフォーマンスで世界中のダンスファンに愛されている所以である。