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★高田聖子×坂井真紀×宍戸美和公×渡辺真起子インタビューUP
★千葉雅子(作家)×高田聖子インタビューUP
★高田聖子コメント動画UP
★木野花(演出)×高田聖子インタビューUP
★5/10特設ページオープン
「月影十番勝負」は、『劇団☆新感線』の看板女優高田聖子が、エンターテイメント満載の劇団公演とはまた違った劇団ではできない新しい試みに挑戦しようと1995年から始めたユニット。毎回気鋭の作家、演出家、俳優とタッグを組んで、1年に1本の公演を行なってきました。高田は、劇団公演ではその能力をフルに全開してきた歌と踊りを封印。「リアルな大人の女」をテーマに、時には無垢な少女から女への成長を、時にはしたたかな悪女を、また恋する悲しい女を演じてきました。
2007年の第十番『約束』をもって惜しまれながら終了……。のはずが、第十番の公演中、また終了直後に、各方面から「ぜひ、再び!」との声が多数届き、2008 年『月影番外地』として復活。復活第1作目は、芥川賞作家川上弘美の『物語が、始まる』を原作に、脚本千葉雅子、演出木野花で上演。川上作品の切ない妖艶さを「強力なアンサンブルで質の高い舞台」につくりあげたと多方面から評価されました。 そして「月影番外地」第2弾『ジエットの窓から手を振るわ』は、前回に引き続き、作千葉雅子、演出木野花、そして高田聖子のタッグでお送りします。共演は、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍中の坂井真紀、大人計画の宍戸美和公、渡辺真起子と力強い個性的な女優たちが結集しました。ある地方都市の近くにある空港。この空港の片隅の売店で総菜を売る女がいる。彼女を取り巻く3人の女たち。ひとりはスチュワーデス(CA)を退職後起業家となり、ひとりは有機野菜の農業を営む。もうひとりは情報通の正体不明の元主婦。40代を迎えた4人の女たちの物語です。
四十も過ぎた。もちろんひとり。だから何?同僚よ、友よ、恋人よ。そして夕べの私よ、さらば! 男にも、結婚にも興味がないわけではない。 20代は、友人の結婚式に出るとうれしかったのに、いまはちっとも楽しくない。結婚ってどうなの? うまくいくことばかりじゃない。うまくいかないことばかりでもない。 40歳を過ぎて、親の老後を気にかけ、子供を持つタイムリミットも迫ってくる。それより自分が年とってひとりで生きていくことを心配しなきゃいけない。悩める四十代の暮らしの手帖。いや、旅のしおり。いやいや、お取り寄せカタログ。リビングの片隅には夢がある。
ひとりで暮らすのはそれなりに快適だ。仲のいい女友達も数人いる。時折変わるマイブームに使うお金もそれなりに不自由しない。 土を見つめる女も、世界を股にかける女も、おにぎりをにぎる女も、謎の女さえも。旅立ちの日の晴れやかさは、きっとすぐそばにある。あしたは調和のとれた生活ができますように。 ただ、祈るのだ。 40代を迎えた女性たちが、巷にあふれる『結婚』や『恋愛』や『老後』などの情報に踊らされず、まだまだ自由に羽ばたいていろんな生き方を選んでいけるようにとの願いをこめてつくる舞台です。STAFF
‘90年に猫のホテルを結成。劇団猫のホテル代表。脚本、演出、俳優。個性あふれる俳優を多数輩出し、メンバーたちは千葉を含め、近年テレビ、映画、舞台にとひっぱりだこである。また脚本家としては骨太な筆致で、『バカ哀しい人間を肯定的に描き』こちらもさまざまなジャンルで活躍中である。また2005年河原雅彦らと劇団「身も心も」を結成し作、出演を担当、2006年月影十番勝負第十番『約yakusoku束』では脚本と出演を担い、続く月影番外地「物語が始まる」の脚本で、高い評価を受け続けている。2010年にはSISカンパニー公演『えれがんす』パルコプロデュース『博覧會』など次々と作品を発表、また女優としても活躍中である。
‘74年、女性だけの劇団「青い鳥」を結成し劇団退団後も演出家として日本の80 年代小劇場ブームを牽引した。また多数の映画、テレビ、舞台に出演、精力的に活動中。年齢を経てさらにパワフルになる表現活動には、目を見張るものがあり、関係者の尊敬を一身に集めている。また2009年の劇団、本谷有希子「来来来来来」、真心一座身も心も「流れ姉妹たつことかつこ獣たちの夜」の舞台出演では強烈な印象を残した。その他映像の出演作品には「童貞放浪記」「K-20 怪人20面相伝」(映画)、「ギネ産婦人科の女たち」「浅草ふくまる旅館」(テレビ)などがある。「月影十番勝負」には「僕の美しい人だから」「ダブルアルバム」「猫と庄造と二人の女」の演出、「世にも素敵なネバーエンディングストーリー」「約yakusoku束」の出演があり、本ユニットのブレーン的存在でもある。
CAST
1987年「阿修羅城の瞳」より劇団☆新感線に参加。以来、歌って踊ってギャグまでこなす劇団の看板女優として活躍。1998年連続テレビ小説「やんちゃくれ」でヒロインの姉役を好演し、以後舞台だけでなく、ドラマや映画、ラジオ、にと出演作多数。舞台では演出家、劇作家からの厚い信頼を得、劇団公演だけでなく、外部公演からもひっぱりだこである。2009年は劇団新感線公演「蜉蝣峠」、ブロードウェイミュージカル「スペリング・ビー」などに出演。‘95年に立ちあげた自身のユニット『月影十番勝負』にひき続き『月影番外地』の座長として、意欲的に取り組んでいる。
映画、CM,ドラマ、舞台と多方面で活躍中の実力派女優。ドラマは「エジソンの母」「ウェルかめ」などに出演、またバラエティー「ココリコミラクルタイプ」ではコメディエンヌの実力を発揮した。映画では2008年の「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」(若松孝二監督)「ノン子36歳(家事手伝い)」(熊切和嘉監督)では役の心情を丁寧に熱演し各方面から高い評価を得た。また舞台は「ペンギンプルパイルズ」「THE SHANPOO HAT」など新進の若手劇団、「NYLON100℃」、劇団☆新感線など幅広く、積極的に取り組んでいる。2010年は、「劇団☆新感線」豊年漫作チャンピオン祭り『鋼鉄番長』への出演が決まっている。
撮影・鈴木心
松尾スズキ率いる劇団「大人計画」所属。舞台は「七人は僕の恋人」「女教師は二度抱かれた」「ドブの輝き」など多数出演。またテレビドラマでは「流星の絆」「魔女裁判」「華麗なるスパイ」、映画は「クワイエットルームにようこそ」「カンナさん大成功です!」などに出演。確実に役をとらえる力で、各方面で活躍中である。
モデルとして活動後、「バカヤロー!私怒ってます」で映画デビュー。その後「M/OTHER」、「ゼブラーマン」「魂萌え」「殯の森」「愛の予感」など次々と話題の映画に出演し、また出演作品の多くが海外の映画賞を多数受賞している。また2009年の公開の「愛のむきだし」(園子温監督)ではエキセントリックな激しい体当たりの演技で、女優としての新たな魅力を発揮したとの高い評価を得ている。また「あぜみちジャンピオン」「TORSO」「ヘブンズストーリー」「酔いがさめたら、うちに帰ろう」などの映画が公開待機中である。今回の舞台では、’95年の「カラマーゾフの兄弟」以来、久しぶりに木野花の演出をうける。
撮影・小松原英介/
ヘアメイク・貴島 貴也
[脚本]千葉雅子 [演出]木野花
[出演]高田聖子、坂井真紀、宍戸美和公、渡辺真起子
料金:指定席 5000円 、ベンチ席(自由席)4500円
6月5日(土)10:00より一般発売